留学セミナーを振り返って1

岩手県国際交流協会主催の、「海外体験&’留学セミナー」の中で、講師として先日講演をさせていただきました。

寒い岩手に、留学に熱いを持つ若い学生の方、保護者の方にお集まりいただき、良いセミナーであったと思います。

日本人が留学をする数は、数字的には減っているのは事実です。しかしながら、留学への真剣度は、留学ブームと言われていたときと比べると、むしろ上のように思います。これは今回のセミナーだけで感じたことではなく、日々学生の方からの相談を受けるごとに感ずることです。

今回のセミナーで、ますますその思いを強くしました。

まず、留学を目指して動き出す年齢が、若くなっていること。

中学生の方も今回のセミナーに、保護者の方とともにいらっしゃいました。ちょうど、第一期留学ブームのあたりに高校生、大学生であった保護者の方が親となり、子供の留学の夢を現実的なこととして応援できるジェネレーションなのかもしれません。

若いうちにいちど、数週間、数か月、1年ぐらいまでの留学を体験することは、世界に目を向ける良い機会であると思います。

高校生になったら、交換留学の機会を積極的に利用してみると良いと思います。

あるいは、カナダやアメリカの公立高校の留学ということでしたら、場所を選んだ上で、全寮制の留学より半額以下での値段で留学生活も可能となります。

夏の間に短期英語研修を派遣するプログラムとして、岩手、宮城、福島県の高校生をアメリカ大使館が全面的に資金援助するプログラムを一つご紹介します。TOMODACHIサマー2013英語研修プログラムは、2013年7月28日から8月25日までのほぼ4週間。

アメリカメリーランド州の高校の寮に夏休みの4週間滞在します。

応募締切は3月8日の金曜日必着。興味のある方はウエブサイトをご覧ください。

今回のセミナー会場で国際交流協会の方が強調されていたイベントが、日米学生会議。日本、アメリカの大学生が各国の都市を持ち回りで会場として、ほぼ1か月、日本・アメリカの学生が寝食を共にして学びあう貴重な体験です。今年で65回となる由緒あるイベントで、歴史をさかのぼれば、キッシンジャー元アメリカ国務長官や、宮沢喜一元内閣総理大臣もこの日米学生会議に参加しています。

今年は日本の京都、長崎、岩手、東京で各1週間ずつ滞在しながら、学生たちが充実した時間をすごします。期間は8月2日から24日まで。直前合宿も行われます。

日本国内の大学、大学院、短期大学、専門学校などに在学中の学生であれば、応募することができます。申込み締め切りは2月24日です。

興味のある方は、ウエブサイトで詳細をご確認ください。

短期の留学、日本での留学疑似体験も、本格的に留学をする前の貴重な経験になると思います。私も応援します。