アメリカ大学院留学体験談

2016年秋入学を目指してすでに出願作業の真っ最中の方さらには、2017年の留学を目指して、大学留学準備を始められた方もいるかもしれません。

そこで今回は一足早く、2016年春から、テキサス州のテキサスA&M大学への大学院進学を決めた学生さんにこれまでの準備について、アメリカ大学院出願についての体験談をお聞きしました。

これから大学院留学を目指すあなたはぜひとも参考にしてください。

体験談をお話しくださった危行健さんは、上智大学在学中に工学の分野の研究をさらに極めるべくアメリカの大学院に進学することを決意し、準備を進めてきました。大学卒業後に、GREの勉強のためにアメリカにわたってKAPLNのGRE対策コースを受講し、もちろん同時進行でアメリカの大学院への出願作業を行っていきました。

USカレッジコネクションは、出願カウンセリングを担当し、毎月の定期カウンセリングと出願のサポートをいたしました。

結果的に、出願した大学の中で多くの有名大学からの合格の手紙を手にすることができました。
今回はその行健さんに、これまでのプロセスを振り返っていただきました。

それでは、以下が危行健さんのコメントです。

大学院出願を振り返ってみて、ここが重要だと思うこと教えてください。

出願を振り返ってみて思うことは多々あります。

1:推薦状

まず推薦状についてですが、何より早めに推薦者との関係を築くと良いかと思います。大体の学校は3通必要ですから良い関係にある教授が3人もいる人はそう多くはないと思います。

私は研究室の教授、担任の先生、英語の先生で何とか3通揃えることはできましたが今振り返ると出願先の大学が見たい推薦者とは少しずれていたかもしれません。志望大学が何を推薦者から知りたいのかを考えた上で推薦者候補と良い関係を築くと良いと思います。

アメリカの法律で出願後または前に推薦状を内容を見られる権利がありますが、推薦者がそれを気にするか相談が必要かと思います。(USCC注釈:閲覧する権利をWAIVE放棄するかどうかの確認を毎回します)

2:出願理由書(パーソナルステートメント)

次に出願理由書です。これはとにかく論理立てて書く必要があります。そしてできるだけ多くの人に見てもらい、それらの意見も参考にしながら修正を加えていきます。長さは案外短くても大丈夫で、長さを設けない大学もあれば、語数指定の大学もありました。私の場合は理由書を書く参考書を見たりもしました。

3:TOEFL

トフルは準備期間が最も長かった出願要素の内の一つでした。受験英語のレベルまで取り戻すところから始まり、最終的には何とか満足のいく点数を取ることができました。大学院の場合はほとんどIBT80点が出願条件ですが合格者の平均は100点近くありますので90以上は欲しいところです。準備の仕方でこだわったのは日本語をシャットダウンすることです。見るもの聞くものをできるだけ英語にすれば日本にいてもある程度は点数が上がると思われます。あとトフルはコツがたくさんあるので問題をたくさん解いて理解すると点数が一気に上がりやすいと思います。

4:GRE

私は大学卒業後4ヶ月間ボストンにてGREのコースを受講して準備しました。日本人にとってVerbalは大変難しいので大学の出願最低点を越すか、あまりに低い点数でなければ留学生だから仕方ないと大学もわかってくれるはずです。それよりも数学は取り所なので、今振り返ればもう少し数学を準備したら点数が上がりやすかったのではないかと後悔しています。Writingはトフルのものより少し難しいですが問題形式を理解すればさほど大事には至りません。

5:成績表

成績状についてですが、日本の大学から直接郵送する必要がある大学もあれば先にスキャンしたものをアップロードし、合格後に郵送する大学もありました。アメリカの大学は成績を重んじるみたいなので万が一GPAが3.0ない場合ですとそれの理由を説明する文章を提出する必要があるかもしれません。それでも成績は出願要素の1つにすぎませんから成績が悪いからといって諦める必要は全くないと個人的に思います。

6:大学の選び方

最後に学校の選び方について、私は絶対ここに行きたいという大学はなかったので、US NEWSの専攻ごとのランキングを見て出願先を決めました。最終的に9校出願しましたがもう少し少なくてもよかったと結果論ですが思いました。自分の挑戦校を2校、同レベル2校、滑り止め2校が良いとよく聞きます。しかし私がどこに位置しているのかいまいちわからなかったのでそれ以上出願しました。

USカレッジコネクションの大学院出願サポートで定期的なカウンセリングをしながらのタイプを選ばれましたがいかがでしたか?

USCCで今入さんに担当して頂きましたが、情報提供はもちろんのこと、精神面のサポートが自分にとって大きかったと思います。月に1度のSkypeに加え、わからないことがあったらいつでもメールで丁寧にお答えいただけてとても助かりますた。あとエッセイなどの添削も非常に満足するものとして帰ってきました。

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詳細な報告をくださった行健さんに感謝します。

今後の大学生生活が有意義なものになるようお祈りします。

皆さんも、続きませんか?

「大学院出願は面倒」、そう思わず、計画をたてて取り組んでいけば、制覇できるものです。何より、学士の基礎をバックグラウンドに興味領域をさらに極める大学院留学はきっと学びの楽しさを経験できる貴重なものだと、自らの体験から思います。

大学院留学についてご相談がありましたらお気軽にご質問ください。

USカレッジコネクション代表、今入亜希子