アメリカ留学でプランBの選択肢もあり、なのです。

アメリカの大学出願をしていた方、日本と同様にアメリカも今、12月や1月に出願していた大学からの回答が届いています。強豪校を併願出願していた方は、早いところで2017年1月からそして現在にいたるまで、長いスパンで結果案内がぽこぽこと届いているはずです。一気にどかんと知らせがくる日本と近い、アメリカのそれぞれの大学のペースによって行われる合否結果の知らせを待つこの数か月はきっと当事者のあなたにとっては精神的につらいものであったと思います。もしかすると出願時の意欲に燃えて全力を出していた時期よりも、待つ以外に何もすることがないほうは辛いことだったかもしれませんね。そして今、報告が出そろったという方。どうしでしたか?どんな結果であっても決しで自分を責めることなく、ここからどう踏み出していけるかだと、私は信念をもってお伝えします。今日は自分の描いたこと、希望していた結果にならなかったあなたに向けてのメッセージです。

出願した複数の大学のうち、強く希望していた大学からの合格が得られなかった場合、合格した大学を選ぶか、渡米時期を延ばしてでも再挑戦をするかの選択。
もちろん、強くこだわりがある大学があり、そこにいくことにのみあなたの希望が叶うと信じるのであれば、もう1回挑戦すべく渡米時期を延ばすのも方法です。例えば芸術、パフォーマンスの分野での審査で力量不足を指摘されていたのであれば、それを改善することで次に合格できる可能性もあるでしょう。もう一度挑戦することの意義が、自分の中で強く感じるのであれば、もちろん、1学期、1年浪人に向けて踏み出す選択もありです。

プランBの選択肢。
併願していた場合、合格した大学に進学するという第2の選択、英語で良く言う、プランBの選択肢をするのも大いにありだと思います。他の大学でも希望する学問が学べるのであれば、合格という機会をくれた大学に進んでみるのも方法なのです。結果的にその選択が自分にとってかけがえのない経験になることも多々あるのですから。

振り返れば、私の人生はつねにプランBを選び続けてきた結果だとも言えます。
もともと日本の4年制大学の進学も、希望していた東京の大学は受ける余裕すらなく、地元の大学に進学。けれど地方大学にいたからこそ地方テレビ局での大学生リポーターという当時としては珍しい経験もさせていただきました。就職時は希望していた同じテレビ局では空席がなく、これもまたプランBで全国を転々としたうえでやっといただけた地方局からの合格通知でした。私がアメリカの大学院でメディアを学ぼうとしたとき、真っ先に進学したいとおもったのは、マスメディア論で有名な大学でした。なんとしてもここに合格したいと強く思いました。結果は、私の力不足もあり桜散るです。たまたま、友人が話していたアメリカに存在する黒人大学という存在は、アメリカ社会を白人ではなく黒人社会の視点でみるというところに興味を覚え、深い知識もももたずたまたま出願した大学でした。結果的に私はこの大学院に入学し、それが、その後のまったく予想していなかった私の人生を切り開くことになっていきます。

大学院時代に国連本部でのインターン生にも選ばれました。これは日本人としてブラックカレッジでマスコミ論を学んでいるという経験を買ってもらえたからに違いありません。国連本部でのインターンは自分の世界を広げてくれる大きな大きな思い出にもなりました。ところが、その後の国連競争試験にはみごと散ります。でも、プランBとして選んだ日系企業から採用されたアメリカ現地の留学アドバイザーという仕事が、その後自分がアメリカの大学で出願課のアドバイザーや大学の留学生オフィスの職員として働けるきっかけを与えてくれ、最終的に起業して自分自身が日本人の方の留学コンサルティングをする立場へと導いてくれることになったのです。

私自身のプランBの人生をここまでお話ししたのは今回が初めてです。ここまで自分の人生をお話ししたのは、今あなたが選ぼうとしているあまり気の進まない選択も、もしかしたら「大きく化ける」可能性を秘めているということをお話ししたかったからです。

プランBを選ぶのであれば、その選択に後悔せず、おもいっきり乗っかって、そこでしかできないことを挑戦してください。「もしあの時・・」と後悔せず、自分が選んだ選択が最良のものだったと信じていればきっと流れは変わるのです。プランBの選択肢はプランAに劣るとは決して思いません。思ってはいけない。自分の考えていなかった流れにときに乗って全力でその答えを見つけていこうと努力していると、ある日プランBの選択肢を生きてきたことが「必然だった」と思える時がくるかもしれません。たぶん、若い皆さんには今はそう思えないかもしれませんが。

どういう選択をしようとも、正解はないのです。だったら、今ちゃんと悩んで、結論を出して、その結論に誇りをもって、前に進もうではありませんか!

USCCのスタッフは皆さんを心から応援しています。