アメリカ留学:渡米したら必ずやること

アメリカ留学を目の前にしている皆さんへ、これまではI-20をもらったらすることビザ手配についてスーツケースに詰めるものリスト機内持ち込みに詰めるものリストなどをご紹介してきました。今回はいよいよ渡米してから、やるべきことについてお話しします。

留学生オフィスに顔をだす

チェックインといいます。移民法では、留学生を受け入れている大学、語学学校など全ての学校は学生の移民上の書類のコピーを取り、大学内に保存する義務があります。どこの学校も学生へ、渡米してきたら必ず留学生オフィスへ出向いて、I-20(入国時のスタンプのあるもの)、I-94カード、パスポートの情報ページのコピーの提出を求めるはずです。

オリエンテーションの出席

新入生に対しては、学期が始まる前に必ずオリエンテーションが行われます。数日から1週間にわたるオリエンテーションの中では、大学について、学部について、授業の履修方法について、学生をサポートするさまざまなオフィスの紹介、学生カード(IDカードの作成)などなど、今後学生としてその大学、カレッジで学ぶ、生活していく上で重要な内容が説明されます。

全ての新入生に対して行われるオリエンテーションに加え、留学生へのオリエンテーションも必ず参加します。留学生へのオリエンテーションでは、覚えておきたい移民法について。どうしたら合法的な学生ビザの身分を保てるのかといった大変重要な内容も含まれています。

アメリカの大学の新学期は、一般的に東部地方は9月のはじめ、それ以外、例えばカリフォルニア、中部や南部などは8月の末から新学期というところが多いようです。クォーター制度を取っているワシントン州などは、秋学期は9月の末になるので、この場合は少し遅くなります。

8月の末が新学期である大学の場合、オリエンテーションの開催は1週間前。留学生に関しては、学期の始まる2週間前ぐらいには渡米をし、チェックインを済ませたり、数学や英語などのレベル分けテストを課すところもあります。

大学から合格通知を受け取ったら、新学期の始まる日にちと同時に、オリエンテーションの日にち、留学生の登校日についても調べる必要があります。

日本人が多く海外へ繰り出す、お盆シーズンがちょうど渡米日の日程に重なることも多いと思います。

それでも、大学が課している登校日にまでに渡米することは最低条件となってきますので、席に空きがある場合にはチケットが高くとも購入するか、もしビザの入手が住んでいる場合には、早めに渡米することも考えてみてください。

法律では、I-20の1ページ目に記載してある、学校が始まる日の30日前からはアメリカにF-1ビザで入国することができます。アメリカにご友人やご親戚がいる方は、早めに渡米も良いかもしれません。

ヘルスフォーム・予防接種記録の提出

フルタイムの学生として、大学・カレッジで学ぶ学生に対しては、多くの大学が州の法律に沿って、健康診断書と、予防接種記録の提出を求めています。アメリカは州によって定める法律も大きく異なるのですが、予防接種記録の提出を求めている場合には、日本にて母子手帳を見ながらお医者様に記録を記入していただく必要があります。

幼い時に指定された予防接種をしていなかった、あるいは日本ではその予防接種は必要ない場合には、学校のヘルスセンターやもよりの保健所を訪問して、接種する必要があります。このような予防接種はそれほど高額ではありません。

大学の寮に住む予定の方は、集団生活をすることになりますので、予防接種についてもうるさく言われる場合が多く、入寮する10日前までには接種を終えていることなどという取り決めもありますので、ご注意ください。渡米してきてから予防接種を行う必要があり、それまでは入寮できない場合にもあわてず騒がず、近隣のホテルなどを予約しましょう。

新しい国で、新しい土地で、不安なこともいっぱいですが、期待もいっぱいでしょう。

困ったことがあったら、学校の留学生オフィスを訪ねる。これが基本です。

There is no such thing as a stupid question.

愚かな質問などは存在しないのです。むしろ聞かない方が損をしますよね。

留学生活が実りあるものになるように、応援しています!