GREやGMAT特訓のための英語講習プログラム

アメリカの大学院やプロフェッショナルスクールを目指す皆さんが、乗り越えなければならないのがGREやGMATという試験です。TOEFLやIELTSと異なる点は、GREやGMATは、その大学院・ビジネススクール入学のために出願者全員が受けなければならない試験と言う点です。試験には英語語彙に加えて、数学も課されます。

英語を外国語として学んでいる人対象のTOEFLと違い、GRE/GMATの英語は、言ってみれば国語としてのレベルです。またアメリカ人ですら、この試験に出てくる語彙は難しいと言います。

ということで、GRE/GMATの勉強は、語彙をとにかく徹底的に学び、普段使わないような難しい意味の言葉を覚えたり、比較的数学部分は得意な日本人も、数学用語を英語で言うとどうなるのかなども覚えていく必要があるでしょう。

GRE/GMATの対策本は日本でも購入できますし、専門の学習塾に通うのも方法です。

また、アメリカの語学学校でGRE/GMATの英語を専門的にそして、徹底的に授業をする学校もありますので、そのような語学学校に語学留学をしてみるのも方法だと思います。

今日はGRE/GMAT英語コースを持つ語学学校をご紹介します。

EC Boston:Boston, MA

アメリカの都市の他にも、イギリスやマルタなどにもキャンパスを持つ、ECの英語プログラムは定評があります。ECのボストン校では、GRE/GMATのクラッシュプログラムを提供しています。クラッシュというのは、徹底的に、GRE/GMATの英語を学ぼうという趣旨です。そのため、このコースに入るためには、TOEFLでいうとインターネットベースで80ぐらい、あるいは上級の力があることが前提です。コースの長さは、4週間、8週間、12週間から選べます。4週間のプログラムですと、1週に20レッスンの一般英語に加えて、10時間のGRE/GMAT集中講義が追加されます。8週間と12週間になると、週に10時間のGRE/GMAT講義に加えて、週に12時間は与えられた課題の個人勉強をします。

FLS International: Boston, MA and Tennessee Tech, TN

一般英語集中コースを提供して定評のあるFLSですが、2012年1月からはさらに試験対策やアカデミック対策の英語も提供することになりました。全米6か所にキャンパスのあるFLSのボストン校とテネシー校でGRE/GMAT準備のプログラムが提供されます。このプログラムに入るためには、FLS独自のプレースメント試験において、レベル7以上にあることが条件です。FLSのクラスレベルは9までありますので、7以上は正規留学レベルということになります。FLSのGRE/GMATプログラムの特徴は、1週間に36レッスン。18レッスンは一般英語、12レッスンはGRE/GMAT対策、残りの6レッスンはアカデミックワークショップと、GRE/GMATに加えて総合的な英語力もつけて、大学院・ビジネススクール準備をしようというもの。毎週月曜日に開校されるフレキシブルなスケジュールも特徴。

Atlanta English Institute (AEI): Atlanta, GA

アトランタに所在する私立の語学学校の中でもっとも歴史のある学校がAEI。一般英語に加えて、試験英語や、ビジネス英語などを幅広く提供しています。GRE/GMAT対策プログラムも提供されています。ここでは、プログラムを受講のための必要なTOEFLスコアやレベルは提示されていませんが、クラスの内容についていくためには上級の英語力は欲しいところです。AEIのGRE/GMATコースは、語彙、数学コースに分かれており、また法律学校(ロースクール)受験者が受けるLSAT対策コースもあります。AEIは1セッション8週間が基本であるため、開校日をきっちり確認する必要があります。

Intensive American English Institute (House of Tutors): Austin, TX

Intensive American English Institute は高校生、大学生、社会人などを対象とした英語や数学などの学習指導を行うHouse of Tutorsの関連学校です。そのため、GRE/GMAT/LSAT などの試験対策講義も行っています。英語を学ぶために、この学校に入学してきた学生も、House of Tutorsが提供しているGRE/GMAT/LSATなどの試験対策コースや個人指導などを組み合わせる、インディペンデントスタディーオプションを選ぶことができます。個人指導を得意とし、アメリカ人向けにさまざまな試験対策コースも提供しているこの学校ならではで、さまざまなコースを組み合わせて自分にあった学習プログラムを組めるというのが魅力です。5週間から在籍可能。

大学院・プロフェッショナルスクールを目指される方は、このようなプログラムに参加して勉強の仕方を徹底的に学ぶのも良いと思います。あるいは、もうすでにアメリカで大学生として学ばれている方も、夏休みなど長期のお休み時にGRE/GMAT/LSAT対策の講習を受けられるのも得策ですね。