語学留学を考えている方から「今入さん、日本人のいないところ、少ないところを提案してください」
そうリクエストされることがあります。
もちろんエージェントして、そういうリクエストをされますと、皆さんにとっては「日本人がいないこと」「少ないこと」が重要なポイントですので、そういう学校をご提案します。
どういう視点に立つか:
基本的に:
ニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコなど、日本人が多いエリアははずす。
ビーチエリアが希望なら、西海岸ではなく、東海岸。
日本人にとってはなじみが薄いが、アメリカ人にとっては人気のある観光都市。
このような場所を考慮します。
あるいは、日本人の全くいない大学内にキャンパスを持つ語学学校なんていうのも、田舎を希望される方にはご提案します。
そのような場所に満足される方も確かにおります。
観光地でない場所に、意義を持たれる方。良いと思います。
でも、それと同時に「ちょっと違った」と感じる方もいることは、否定しません。
今回お伝えしたいのは、いわゆる日本人が多いといわれるエリアは、それなりの理由があるということ。
大きな魅力があるのは確か。だから、日本人も必然的に増える。
一人歩きがしやすいNYやボストン、サンフランシスコは、見どころが多い。語学学校の数が多いから、1週間、2週間などの短期の場合にも対応できる。短期できている、観光プラス語学目的の方用に、頻繁にアクティビティーを企画している。こういうところは、結構重要だったりします。
数か月以上のスパンで留学して、勉強に集中できる環境で、ホームステイでのんびりとなどという環境を求めるのであれば、良い留学経験と実感してくださる方もおります。
でも、観光をして、学校のアクティビティーを満喫して、友人同士で動き回り、活動的に過ごしたいという方は、いわゆる日本人が多い都市の方が、もしかしたら向いているのかもしれない。
日本人が多いといわれる都市でも、学生の国籍がバラエティーのある学校。日本人以外の学生も多いところ。ナショナリティーミックスといいます。
あるいは、少人数性のところ。
こういう学校を選ぶと、日本人の数も気になりません。
あるいは、もしあなたの英語レベルが中級レベルであれば、具体的にはTOEIC600点台とか、英検準1級、2級でも良いかもしれません。
そういう方は、ビジネス英語や、上級レベルのコースが充実している学校を選ぶ。つまり中級以上のレベルの学生さんが多い、日本人は比較的少ない、という状況。自分自身も中級以上のレベルに配置されれば、クラスの中の日本人の割合はぐっと落ちるので、だいたいどの学校を選んでも問題ないとも言えます。
また、ヨーロッパの方に指示されている英語の試験の準備コース、ケンブリッジ英語コースを提供していることころ。つまりヨーロッパ人が多いことが想定。
こういう学校を選べば、日本人はいても他の学生も多いという学校を探せることになります。
日本人の割合にこだわる前に、何を留学でしたいのか?
留学の期間はどれぐらいなのか?
他の国の学生の割合は?
このあたりを考えることもお薦めします。
失敗しない学校選びのために。