今日はことあるごとにお話している、学校訪問の大切さを、またお話したいと思います。
ちょうど今週、日本からテキサスを訪問している学生さんにおつきあいして、ダラスエリアの大学訪問を2校行ったところです。
こうやって私も実際にキャンパス訪問をすると、その重要性を再認識します。
学生さんの方も実際に来てみて本当に良かったといってくださいました。現場に来てみないと見えてこないことってありますよね。
例えば、回りの環境、キャンパス内の学生の人種構成とか。もちろんアドミッションカウンセラーに直接あってお話をすることで、ウエブサイトの情報だけでは知りえなかったこともさらに深くしることができますから。
今回学生さんにつきあって訪問したのは、プロフェッショナルスクール、MBAの学部です。
ビジネススクールで有名なダラスエリアの2校を訪問し、直接担当者と予約をとり、大学についての質問をしました。大学内について、奨学金についてなどの一般的な質問もしてきました。
その中で私が「そうだったのか!」と、疑問が解けたことがあります。
それは奨学金について。
これまでも当社の学生さんが、テキサス州の大学院に進学した際に、州内出身価格の学費を適用された方がいたのです。
他の方からもテキサス州の州立大学に進学して、州内出身価格が適用された学生さんの話も聞いておりました。
ただしそれがなぜか?
たぶん、学生さんが優秀だから。そういうことだと思っておりました。
たしかにそうなのですが、
一つポリシーに裏図けされた理由だったのです。
それは、テキサス州の州立大学に出願し、何等かのアカデミック奨学金を授与された学生は、州内出身価格の学費が適用となる資格を得ることができる。そういうポリシーがあるのです。
つまり1000ドル程度の小さい奨学金であっても、アカデミック奨学金が付与されれば、自動的に州内出身価格適用の資格がもらえるのです。
もちろん人数に制限がありますから、早めに出願は必須です。
州内出身価格が得られれば、学費は大きく節約できます。
学士プログラムでは、留学生がアカデミック奨学金を得ることが難しいという、州立大学もありますが、でも探せば留学生にも奨学金を付与する大学もあります。
特に、テキサス内のコミカレからテキサス内の4年制大学に編入する場合にはトランスファー学生への奨学金を出すというテキサスの州立大学も複数あります。
そうなると、州内出身価格がもらえる可能性がでてきます。
一番このシステムの恩恵を受けられるのが、大学院、博士号の学生。
大学院やそれ以上だと、多くの学生が留学生・アメリカ人の別なく、アカデミック奨学金を付与されるからです。
そうなると、もちろん多くの学生が、州内出身価格で学費適用というパターンとなるのです。
そうだったのか。
だから、留学生にも州内出身価格なのか。
謎が解けました。
テキサス州がアメリカで3番目に多く留学生が学ぶ州である理由も、このあたりにあるのでしょう。
でもビジネススクールの担当者もおっしゃっておりましたが、日本人はまだまだ少ないと。テキサス大学レベルの有名大学でもです。
ということはチャンスも多いということ。
知名度の高いテキサスの大学で、奨学金をもらえれば州内出身価格も得られる可能性も高く、さらに物価も安いテキサス。
総合的に資金を抑えられるチャンスでもあります。
日本人の方ももっと積極的に考慮してみてはどうでしょう。
今回の学校訪問で解けたなぞ。
だから実際に学校を訪問しないと。
何回も言いますが、現地訪問の投資は将来の節約につながる。