いよいよアメリカ留学開始!:予防接種は?

いよいよ今年の秋学期からアメリカ留学を開始するという皆さん、学生ビザを取得したといって安心していませんか?渡米前にまだいくつか準備しないといけないことがありますよ。シリーズでお知らせしている今回は、予防接種について。

各大学や州によって、予防接種の規定は大きく異なるアメリカですが、4年制大学の場合には通常、大学指定のヘルスフォームに加えて、必須の予防接種(Immunization)の指定があります。必須のものはそう多くはないものの、日本の必須予防接種と異なるものもあるため、新規に受ける必用があるものも出てくるわけです。

日本の予防接種は、必須から任意へ切り替えられたものもあります。

例:おたふくかぜ

アメリカの場合、三種混合として、MMRがあります。麻疹、おたふく、風疹の三種混合ワクチンで、必須の予防接種なのです。日本は、二種混合で、おたふくが入っていない。しかもおたふくは任意の予防接種になっているようですので、おたふくの予防接種を新規にする必要があるかもしれません。

 

髄膜炎

細菌性髄膜炎の予防接種は、集団で行動する小学校から高校生、寮生活をおくる大学生には必須で受けさせる場合が多いのがアメリカです。日本では一般的ではないので、髄膜炎については接種する必要があるかもしれません。

 

そのほか、ジフテリア、破傷風などの予防接種、B型肝炎の予防接種も課される場合があります。

B型肝炎など数回の接種が必用な場合で、渡米までに時間がない場合はどうするか?

通常、最初の1回を接種して、その記録がヘルスフォームに記入されていればOKとされます。残りは渡米後、大学のヘルスセンターで受けられ場合もあれば、近くの保健所に出向く場合もあります。アメリカのドラッグストアでは、簡易クリニックがあるところもあり、8月から9月の新学期が始まる次期には予防接種が受けられるところも多くあります。しかも日本で受けるよりも料金が安いので、摂取できなかった予防接種をアメリカで受けるというのも方法です。

日本でうけてきた予防接種を把握するために、母子手帳のコピーを持参することをお薦めします。