米国J-1インターンシップ とは?その1

ここ数ヶ月立て続けに米国インターンシップに関する問い合わせを頂いております。今や日本の企業だけでなく、インターンシップ先を海外に求める若い方がたくさんいらっしゃる証拠だと思います。そこで今回から数回に分けて米国インターンシップについて皆さまにご紹介致します。

まず今回は米国インターンシップの概要についてです。

インターンシップとはアメリカの交流プログラムの一つです。このプログラムの目的は企業での就業経験を通してアメリカを知ってもらい好きになってもらう、アメリカでの就業経験を自国で活かしてもらう、プログラム終了後アメリカとの橋渡し的な役割をしてもらう等の意味合いがあります。

期間は職種等により異なりますが大きく分けて12か月と18カ月です。

給料体系は無給と有給に分かれます。

また受け入れのタイプも2種類あります。
インターンとトレーニーです。

インターン:
今現在アメリカ国外の高校より上の教育機関(専門学校や大学)に在籍しているか、卒業後1年以内に渡米できる方が対象です。残念ながらアメリカの大学に在籍している方は参加出来ません。期間は最長12カ月です。(1カ月などの短期参加も可能です)ご自身が学んでいる専攻と直結した業種であること条件です。例えばホスピタリティ系の学部に在籍している場合はインターンシップもホスピタリティ関連のホテルなどになります。

トレーニー:
アメリカ国外の専門学校や大学を卒業後、1年以上の就業経験がある方が対象です。もしくは5年以上のの就業経験をアメリカ国外でお持ちの方。期間は最長18カ月まで。但しホスピタリティとツーリズムは最長12カ月まで。研修フィールドは自分の就業経験のある業種のみ。それ以外の業務での就業認められていません。

インターンシップ可能な業種も決まっています。

代表的な分野は以下の通りです。
・建築
・会計
・広報
・ビジネス経営
・工学系
・ホスピタリティ、ツーリズム
・法律系
・マーケティング
・メディア系
・舞台芸術
・パフォーマンス など

交流プログラムなので色々と規定はありますが、マッチング出来ればアメリカでの就業経験を積むことができる魅力的なプログラムです。

またインターンシップ先の立場で考えても、就労ビザのような企業側が多額の資金を払う必要なく、若い皆さんを受け入れて、企業アピールもできますし、「インターンだから企業側は二の足を踏むのでは?」とネガティブに考えず、インターンだから企業側に貢献できることをアピールできれば良いですね。
今回は概要のみお伝えしましたが、次回はインターンシップ先の探し方をご紹介します。お楽しみに。