研修先企業のフィールドを自分で選び、自分で研修先を探したいという方。
企業を自分で選び、さらには費用も抑えられるのは非常に魅力です。
ただし、企業にアプローチをする前にまずはじっくりリサーチをすることをお薦めします。
J-1ビザで米国インターン・トレイニーを挑戦しようという前に、以下の項目を必ず確認してください。
1米国のJ-1研修プログラムには、二つタイプがあることを理解すること
インターン:今現在アメリカ以外の国の大学生か、卒業後1年未満であること。大学の専攻に直結した分野での研修であること。教育の専攻はこのインターンプログラムでは該当するフィールドがないので無理。
トレイニー:今現在の就労経験に直結する分野での研修。キャリアチェンジには使うことはできない。
まずはインターンとトレイニーの違いを理解しましょう。
2 研修先企業は、アメリカの交流プログラムの目的を感じることができる場所:アメリカ文化を吸収、学び取ることができる環境であること。
上記の理由から、研修先企業は日系であってもアメリカ人スタッフもいたり、英語を使っての仕事も十分にあるような環境であることが、研修先企業に問い合わせをするときに気を付ける。
3 受け入れ先となる研修先企業も研修者同様に、プログラム運営をするビザスポンサーへ登録する必用がある
研修者の資格と同様に、研修先の企業も審査されるためその資格(Eligibility)をきっちり確認すること。
研修先企業のフィールドも指定されています。自分が研修したい仕事の業界がJ-1ビザのスポンサーのほうでは認可するかの企業フィールドも事前にリサーチしたうえで、企業にアプローチをしていきましょう。
例えば米国J-1ビザスポンサーの1つであるInterExchangeはサポートできる企業フィールドの一覧を掲載しています。
上記のようなリサーチをしたうえで、レジュメの作成をし、そのレジュメも今回の研修にカスタマイズをして、「研修の目的」や「希望の仕事のポジション」を明記したうえで、メールで企業にJ-1ビザで渡米する研修者を受け入れるかどうか丁寧に問い合わせをし、J-1ビザとは何かが理解できていない方にも説明をしながら、あとは普通の就職活動と同様にメールのやりとり、スカイプや電話などでのインタビューをしながら、最終的にオファーをいただけるよう頑張るというのがプロセスとなります。
最終的に、もし、アメリカでのインターンが実現しそうにないならば?
J-1ビザでの研修プログラムは魅力的ですが、上述したようにいろいろクリアせねばならないこともあります。
仕事が決まりやすいのは日系企業だけれど、交流プログラムの視点からいえば、ビザスポンサーがこの企業は適さないと判断をされる場合もあります。
研修はもうあきらめようか、と思う前にもう一つ検討していただきたいのは、
もしあなたがビジネス英語がそこそこできる方ならば、アメリカ以外の国でのインターンをしてみることも検討してみてはどうかということです。
英語を使う環境で研修をすることが目的であれば、観光地など英語圏ではなくとも英語を使える人がインターンとしてほしいという国も複数あります。
ホスピタリティーの分野は特に、その傾向が強いのです。
オーストラリアはワーキングホリデーを利用しての就労が可能ですが、インターン斡旋をする企業も現地会社であったりします。スペイン領の観光で有名な島では常時世界からの若者をインターンとして受け入れています。
英語が話せる人は、アメリカだけに目を向けず、他国も検討してみましょう。
J-1プログラムの研修先探しは作戦を練って、計画をたてて、企業にアプローチ。
頑張りましょう!