留学生も対象?Alien Registration(外国人登録)義務とは

最近、アメリカ滞在中の留学生やその保護者の方々から、「Alien Registration(外国人登録)が必要になると聞いたけど、本当?」「夏に帰国しても大丈夫なの?」といったご相談が増えています。

結論から言うと、多くのF-1やJ-1ビザ保持者にとっては、すでに必要な登録が完了している状態であり、今すぐに何か新しい手続きを行う必要はありません。

このブログ記事では、Alien Registrationの基本情報と、留学生が今確認しておくべきポイントをわかりやすく整理します。

Alien Registration(外国人登録)とは?

Alien Registrationは、外国人がアメリカ国内に30日以上滞在する場合に登録が義務づけられている制度です。ただし、これは新しく始まった制度ではなく、昔から存在していた法律が、最近改めてUSCIS(アメリカ移民局)から強調されたものです。

F-1やJ-1ビザ保持者は対象なの?

安心してください。
F-1(学生ビザ)やJ-1(交換留学ビザ)でアメリカに滞在している方は、すでにSEVISという政府のシステムで詳細に登録されており、Alien Registrationの要件を満たしています。

そのほかにも、

    • H-1Bなどの就労ビザ保持者
    • 永住権(グリーンカード)保持者
    • I-94(入国記録)を取得済みの方

なども同様に、「すでに登録されている」扱いです。

「帰国は控えて」の理由と対処法
部の大学から「夏の一時帰国は控えたほうが良いかもしれない」というメールが届いたという話しも聞きました。
これは、大学側がリスク回避のため、最も保守的な立場での案内を出している**という背景があります。

現時点では、F-1ステータスを維持しており、再入国に必要な書類(有効なI-20、授業登録の証明、成績表など)をそろえていれば、出入国に大きな支障はないと考えられます。(注意:ただしご自身の状況によりこの認識は変わります。)

今後注意すべきこと
今後、登録制度やビザ管理がさらに厳格化される可能性もあるため、以下の点には注意が必要です:

  • I-20やDS-2019の有効期限を必ず確認すること
  • 延長や転校の手続きを放置しないこと
  • ステータスに問題がないか、定期的に学校の留学生オフィスに相談すること

 

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