アメリカやカナダの高校留学を考えている学生さんからのお問い合わせが増えております。保護者の方からも多くご相談いただきます。
カナダは多くの公立高校が留学生を受け入れており、語学講習プログラムも充実し、独自にサマーESLプログラムを開催したりと、高校留学ではユニークな、さらにリーズナブルな選択ができるという利点があります。
アメリカの場合は、私立のボーディングスクール(寮生活)の選択だと、たしかに質の良い学校と目の行き届いた寮という環境での生活ができるので安心です。ただし資金的な面ではやはりこちらは高めとなります。
アメリカの公立高校の留学として一般的だったのが交換留学。1年間限定でホームステイ先に滞在しながら付近の公立高校に通うというものです。交換留学の利点は、アメリカ政府の交流プログラムの一環であるため、学生を受け入れるホストファミリーはボランティア。そのためホームステイ料金は発生しません。また、公立高校ですので学費もアメリカの学生と同様に0円となります。
料金的には、交流プログラムのスポンサーである運営組織への参加費用がメインですので、かなり資金を抑えることができます。ただし、ホストファミリーを決めるのは、運営元であり、またどの州に行くかもわからないという点は、一部の学生さんによっては不向きでしょう。
通常、交換留学先として滞在する場所は、アメリカの田舎であるケースが多いです。
では、滞在都市、学校を選んで、アメリカの公立高校に留学できないか?
それが数年前からできるようになりました。
私費留学=学生ビザ(F-1ビザ)を利用しての高校1年間限定留学です。
留学期間は交換留学と同様の1年までですが、留学生を受け入れると決定した公立高校に進学しながら、ホームステイの選択がとれます。通常公立校で私費留学での学生を受け入れる場合には、ホームステイを運営する会社と提携して、きっちりと未成年の留学生を監督・指導できるガーディアンの立場をとれるシステムを採用し、ホストファミリーとのトラブルなども防ぐ努力をします。
留学費用は、ホームステイ代金とこのガーディアン費用がメインになりますが、全体の費用は交換留学と、私立高校寮生活(ボーディングスクール)の中間に位置するとお考えください。
平均的には1年間で1万7千ドルぐらいから2万5千ドルぐらいまで。やはり都市にいけばもう少し料金はあがりますが。
また私立高校の留学のパターンでも、学費が1万ドル以下の学校も探すことが可能です。比較的リーズナブルな私立高校と提携してホームステイを提供する会社も複数あります。
アメリカの高校留学も、資金的、プログラム的にバラエティー溢れる状況に変わってきたと感じます。
来年秋学期からの高校入学をお考えの場合には、お気軽にご相談ください。