留学中も災害への備えを忘れずに

北部カリフォルニア、Napa Valleyエリアを震源とするマグニチュード6の地震が先日あったばかりです。サンフランシスコエリアに留学中の方も大きな揺れを感じたことと思います。

まさかアメリカで!そう思っていませんでしたか?
災害はどこにいても、起こりうるもの。

学校のオリエンテーションでは災害時の指導も行われたはず。もしもに備えての知識を得ておくことを忘れずに。

ハワイやカリフォルニア:地震
寮や大学施設はコンクリートの頑丈な作りです。地震の際の避難場所はどこでしょう?非常階段の場所はわかっていますか?
暗闇になった場合に、自分の部屋からおよそ何歩で出口にたどり着くかなども、体感しておくこと。
もちろん避難マニュアルは必ず目を通しておきましょう。

フロリダをはじめとする南部海岸沿いのエリア:ハリケーン
これからの秋、9月から11月ぐらいまではハリケーンシーズンとなります。大雨と強風、洪水も起こります。
波が高いから、サーフィンにでかけるなんていうのは、もちろん避けましょう。天気で学校がお休みになる場合には、必ず学校のウエブサイト、Facebook、テレビやラジオでも情報提供が行われます。

ニューヨーク、ボストンなど北部:スノーストーム
冬になると襲う大雪の被害。学校が何日もお休みになることもあります。こちらも学校のウエブサイトなどで情報を入手しましょう。

テキサス、カンザスなど:トルネード≪竜巻≫
竜巻の被害は日本人は想像しにくいものですが、甚大な被害を及ぼします。通常竜巻がちかづいていると地域では防災無線やサイレンで近隣住民に知らされます。テレビやラジオでも放送を中断して警告がでます。ガラス窓の近くには近寄らない。押入れやトイレなど狭い空間で身を守るなど、自分は大丈夫という気持ちを持たず、警戒をしましょう。

上記は、想定される災害の一例にすぎません。

油断をしない心を忘れずにアメリカ生活を送ってください。

それと、先日報道された、日本人留学生が乗った乗用車が事故に遭い、日本人留学生3人が死亡、5人が負傷するという痛ましい事故がおきています。
日本でも大きく報道されました。

どうやら4人のりの乗用車に定員をオーバーする8人が乗っていたようです。
プライバシー上、詳細は明らかにされておりません。

事実として希望に膨らませてアメリカで留学生活を送っていた貴重な3人の命が奪われました。

交通事故は誰もが、どこにいても遭遇する可能性はあります。

でも自分で防げるところもある:
アメリカという車社会の場所で、ちょっとそこまで車で送ってもらおう。それは理解できます。

でも、危険だと思われる状況には、不便であっても自分からは入らない。

命の危険を冒すことだけは、避けてください。

命を落とした学生の方のご冥福をお祈りすると共に、

同じような状況を2度と起こさぬように皆さんがこれを教訓とすること。

お願いいたします。