アメリカ留学:ボストンの魅力

ハーバード大学
ハーバード大学

アメリカ留学を目指す皆さんへ留学先の候補に入れていただきたいアメリカの都市をシリーズでご紹介しています。今回はマサチューセッツ州のボストンについて。日本人にとってもなじみのある街だと思います。これまで日本人の野球選手がレッドソックスでプレーしたことから、この街はさらに有名になったのかもしれません。

ボストンはアメリカでもっとも歴史の古い街の一つです。イギリス(イングランド)から清教徒たちが入植したことが始まりで、マサチューセッツ、メイン、ニューハンプシャーやロードアイランド州をまとめてニューイングランドと呼ぶのもそのためです。

世界中から留学生や研究者が集まるボストン周辺には、ハーバード大学、マサチューセッツ工科大学、タフツ大学にノースイースタン大学といった世界のトップレベルの大学が所在します。さらには、留学生を多く集めるボストン大学にボストンカレッジ(全く異なる2つの大学です)、メディアの単科大学であるエマーソンカレッジ、国際学部が有名なレスリーカレッジ、バークリー音楽大学など魅力的な大学もここをホームタウンとしています。その他フィッシャーカレッジ、マウントアイダカレッジ、女子大のパインマナーカレッジなど多くの高等教育機関がここボストン周辺に所在しているのです。有名な大学への編入が可能ということで、バンカーヒル、ロックスベリーといったコミュニティーカレッジも人気です。

ボストンには大手の私立語学学校もいくつか入っていますし、大学付属の語学講習所も多くあります。ロサンゼルスやニューヨークに比べると日本人人口は低くなるのが利点だと思います。もちろんロサンゼルスやニューヨーク同様に観光の見どころはたくさんありますし、電車でどこにでも行ける便利さもあります。さすがにアメリカで最も古い街の一つであるだけに、鉄筋建てのビルの合間に築100年以上の歴史的建造物が当たり前のように並んでいたり、雰囲気のある街であると思います。ハーバード大学周辺は学生でなくとも、一度は訪れてみたい場所です。アメリカの文化と歴史を肌で感じられるのがボストンの魅力ではないでしょうか。

難点はと言われれば、迷うことなく雪の多さと答えます。実は私もこのボストン地区に数年住んだ経験がありますが、冬には数度私の車が雪に埋もれました。でも雪になれている場所ですので、対応は慣れたものです。数センチの雪では学校や職場はお休みになりません。除雪体制もしっかりしていますので、大丈夫乗り越えられます。また春先の緑の美しさの感動は雪深い冬を乗り越えてこそ感じられるものです。

ニューイングランドの名産であるクラムチャウダーとロブスターは一度は食してみてください。