アメリカの大学・大学院生で苦労しているあなたに

2014年秋学期もスタートして、そろそろ授業も本格化していると思います。アメリカの大学・大学院では、グループプロジェクトという手法をよく用います。数人のグループを作らせ、グループで課題に取り組み、クラスの前でプレゼンテーションをします。

留学生にとっては、どきどきして、ストレスも感じることと思います。自分の勉強不足で自分の成績が悪いのならばまだしも、自分が結果をだせないことがグループの成績にも響くということに、大きなプレッシャーを感ずるかたもいるでしょう。
実は、私もその一人。グループでの課題がでると、胃が痛くなったものです。

今年の秋学期からMBAのフルタイム学生として頑張っている日本人学生の方の体験談をご紹介します。

質問:MBAの授業の様子を聞かせてください:
授業は、商学部卒で7年の実務経験があるので、なんとか理解はできるのですが、グループでのディスカッションが辛かったです。
アメリカ人3人と僕の4人グループなんですが、想定はしてましたが、最初は全く話せず、どうしようかと思ってました。

そこで、これじゃいかんと思って、下記にこだわりを持って取り組んでます。

1. エクセル、パワーポイント資料作成等、自分のできることは、積極的に請け負う。
2. グループ内で共通の課題あれば、だれよりも早く提出する。
3. 絶対に打ち合わせの時間には遅刻しない。

これで、なんとかメンバーの信頼を得られて、向うから僕に積極的に意見を求めてもらえるようになりました。
とにかく、できない自分を受け入れて、できることをやる!です。笑

「できない自分を受け入れる」というのが鍵かもしれません。

自分が日本で職歴があって、商学部で、他の学生たちと渡り合えるだろうと思って渡米してきた。

けれど、ディスカッションという点でいうと、太刀打ちできなくなってしまう。

きっと悔しい思いをしたことでしょう。

でも、「しかたがない」と受け入れることも大切。
それと同時に、自分が貢献できることってなんだろう?

データを取るのは得意だし、データをグラフ化したりするのも得意だし、課題もグループの中ではじめに提出するぐらいの気持ちで取り組む。

そういう、自分が貢献できる何かをもっていると、グループの仲間はあなたを本当の仲間として迎えてくれるはずです。
ちなみに、プレゼンテーションで日本人アクセントのある英語を話すことを恥ずかしいなんて絶対に思わないでください。

堂々とお話をしてください。

アクセントよりも、内容のある話をしているかどうか、こちらの方が重要ですよ。
人種のるつぼのアメリカ、訛りのない英語などありえませんから。

たぶんそろそろホームシックになったり、悩みを抱える時期ですね。
でもここを乗り越えると、だんだん慣れてきます。

頑張りましょう!