2013年3月に高校を卒業する方、大学の学期が終了するかた。日本の授業が終了したあとに、一番タイミングよく留学できるのが、クォーター制度のカレッジや大学に留学することです。
クォーター制度とは、1年間を4つの学期に分けて、授業がスタートするタイプの学校のことを言います。アメリカの多くの大学は秋学期・春学期の2学期制をとり、間の夏休みは3か月ほどの大きなお休みが入ります。夏休み中も短期のセッションがありますが、サマーセッションから留学生活を始めることはできないというケースが多いため、秋学期まで待つ状態となります。
ところがこのクォーター制度を取っているカレッジや大学だったら、入学時期は秋(9月)、冬(1月)、春(3月)、夏(6月)と4回あることになり、3月に1年間が終わる日本の教育制度とも合わせやすいのです。
スプリングクォーターは3月の末ぐらいにオリエンテーションで、4月のはじめに授業スタートというパターンです。3月のはじめから中旬に日本の学校を修了してから、数週間後にはアメリカで学生生活をおくるシナリオとなります。
シアトルもあるワシントン州のコミュニティーカレッジや大学はクォーター制度を取っている他、全米の私立有名大学でもがクォーター制度を取っているところがいくつかあります。
シアトルやシアトル郊外、スポケインなどに所在するコミュニティーカレッジは、留学生を積極的に迎え入れるサポートを行っています。他の州に比べますと、コミカレ付属の語学講習所も多く、また留学生用にオンキャンパスのアパートを用意したり、1年間程度の休学留学を希望する大学生のために、短期コースを用意するカレッジもあります。
TOEFLなどの英語基準点の目安となるテストの受験経験がない場合にも、まずはスプリングセッションで語学留学からはじめ、進学レベルのクラスを修了したあとにTOEFLなしで正規授業を履修できるシステムを多くのコミカレがとっています。またTOEFLやIELTSのみならず、英検やプログラムによってはTOEICの点数も英語基準として採用するところがあるのが、シアトルエリアのコミカレの特徴です。
4年制大学編入を狙う留学生には、ワシントン州に限らず、全米に所在する大学との単位移籍を保証する進学提携や、コミカレ入学時にそのコミカレが提携する4年制大学へのダブル合格のプログラムを出しているカレッジもあります。4年制大学への合格も含めたダブル合格とは、コミカレ入学時に、4年制大学進学をするために必要なコースと成績を確実に取得していくことで、コミカレ終了後は追加の出願プロセスを通すことなく、指定した4年制大学に編入することができるという、人気のプログラムです。
コミカレ入学時に4年制大学のことを見据えた出願をする必要がありますが、将来何をしたいのかがはっきりとしている学生の方には向いているプログラムでしょう。コミカレ1年生のときから、4年制大学進学に必要なコース履修が確実にできるというのも魅力です。
コミカレは年間の必要資金的に言えば経済的ですが、授業履修の計画を把握していないと、履修した単位が4年制大学に移籍できない場合もあり、かえってお金と時間を無駄にしてしまうケースもあります。そのため、進学プログラムがしっかりとしたコミカレへの進学は重要です。
春クォーターからのアメリカ留学を目指す場合には、今すぐ出願プロセスに入りましょう。出願締め切りは多くのコミカレが2月はじめとなっています。ビザ申請の期間を考えれば、すぐにでも出願に入って欲しいところです。
今からでも遅くはありません。3月末からの留学についてどんな質問でもお気軽にお問い合わせください。