留学中のホームステイについて考えること

今日はこの冬休みにホームステイ留学をされる方も、いらっしゃるかと思うのでホームステイについて私の感じていることをお話します。

結論的にいうと、ホームステイは文化を家庭レベルで体験できる非常に有益な手段だと思います。

ホームとは言いますが、自分の家を本当のHomeと考えると、ホームステイはやはり自分の家ではありません。

だから、気をつかわなければいけないこともあります。

でも皆さんが、基本的なことを理解していれば、この機会を十分に生かせると思います。
ホームステイを申し込むときに、自分の紹介をできるだけ詳しくし、ホームステイに期待することも記述します。

これは大切です。
ホームステイ先を斡旋するコーディネーターに、どんな方なのかを知ってもらう。

そのことで、より自分に合うファミリーを紹介していただける可能性がでます。

ただし自分の希望に100パーセント、合致するファミリーになることは、まずないと思ってください。

けれど、できるだけ近い形の家庭を探してもらうそのために、自己紹介をできるだけ詳しく書くのです。

でももしかしたら、自分の思い描いた通りの家族になるのではなく、それとはちょっと、違うファミリーもこれまで想像していなかったが、良い出会いとなるかもしれません。

だから、ちょっと理想と違っても、新しい体験をしようと飛び込んでみるのもいいでしょう。

実際、始める前はいろいろ先入観があったけれど、はじめてみたら、とてもよいファミリーであった方も、多くおります。

アメリカにはいろいろな家族形態もあります。
皆さんの多くが望む、お父さんとお母さんがそろった家庭も、都会になればなるほど、少数派になってきたりします。

特にシングルマザーのホストファミリーは、高い割合になっているのは事実です。

けれど、そこだけの事実で見ずに、ホストファミリーの職業や、彼らの趣味や、学生たちへのメッセージ。

そんなところから垣間見える、ホストファミリーの様子。

あるいは直接ホームステイコーディネーターに、ファミリーの様子を聞いてみる。
これはエージェント経由だと、いろいろ聞いてくれたりします。当社はやります。

そういうところから、このホストファミリーがどんな方なのか、想像してみましょう。

さらには、いったんマッチングがきまると、ホストファミリーのメールアドレスも、学生さんに公開されますので、直接連絡をとりあうことで、渡米前にコミュニケーションを図ることもお忘れなく。

実際にホームステイをはじめたら、質問や不安なところがあれば、遠慮なく聞いてください。

アメリカやカナダでは、「言わないとわからない」そう皆は考えています。
何もしてくれないと悲しくならずに、

Where can I find towels?
(タオルはどこですか?)
Can I use the washing machine?
(洗濯機を使って良いですか?)

Could you please tell me how to use the washing machine?
(洗濯機の使い方を教えてください)

そんな風に聞いてみましょう。

ホストファミリーがいろいろと外に学生さんを連れていってくれる。そういうファミリーがいたら、素晴らしいです。

でも、ホームステイ会社や学校とファミリーとの契約は、ベッドルームと食事の提供。家にいるときの学生との交流が基本です。

だからそれ以上をしてくれる家庭があったら、それは素晴らしいと思ってください。

でもファミリーだって、そういうことができない場合でも、役にたてることがあれば、ヘルプしたいと思っているはずです。

近くに何か面白い観光場所はあるか、とか市内巡りのアクセスとか、聞いてみましょう。そうしたら、いろいろ教えてくれると思います。

積極的に行きましょう。

最後になりますが、もし誰が考えても、これはおかしいという問題に直面したら、我慢せずに、ホームステイ会社や、学校のコーディネーター、あるいはエージェントに聞くこと。

次に入ってくるかもしれない学生さんのためにも、もし本当に、問題点があるのであれば、それは指摘してください。

声をあげましょう。

そのことが、ホームステイ会社や学校が、質の良いホームステイを維持する助けとなるのです。

またホストファミリー側の非が認められると、すぐにでもファミリーの変更も行ってもらえます。

ということで、これからホームステイをされる皆さんは、有意義な時間を過ごせるように、お祈りしています。