今日は、今年の秋学期からアメリカの大学、大学院、あるいは語学学校も含め、学生生活をスタートさせる皆さんへ私からのメッセージです。
アメリカの大学と日本のそれと本当は同じであるはずですが、でもやはり違う点。
それはアメリカの大学の方が、日々の学業状況も、基本的な姿勢も、成績に大きくかかわること。
毎日学校にいったり、課題を提出したり、クイズといわれ、毎日とか毎週とか行われる小テスト。これらの結果も総合的な成績の割合をしめるのです。
例えば、出席率10パーセント、クイズ、15パーセント、課題15パーセント、残りが中間や期末テストなどという感じ。
つまり、
日々の地道に頑張る部分をクリアできれば、ほぼ50パーセントは獲得できる。そうなると、期末テストの点数が残念な結果でも、単位はなんとか取れる、
ということもあるのです。
日々の努力=成績につながる。
なんだ、あたりまえじゃない。なんて言わないでください。
特に今回はじめて、親許を離れ、日本も離れ、他の学生たちと、共同生活がはじまって羽を伸ばしすぎることも決してないとはいえない。
だから、そんなときには今入の言葉思い出してください。
「地道な努力が成功を生む」のです。
面白いことに、学生生活の1年目の成績の方が、2年3年目のそれよりも高い方も多いのです。
最初の1年は英語力も不安で、勉強も大変と感ずるのに。
なぜか?
1年目は英語力が低いと感ずる分皆さん努力をするからです。
1年目でそれだけ頑張れたら、本当だったら、翌年、その翌年と、成績をあげられるはずです。
頑張りましょう。
もう一つ。
学生ビザF-1ビザで留学をしている学生の方に対しては、アメリカ移民法は、一定の成績向上を示すことを、ビザステータス保持の条件にしちます。
成績向上を示すというのは、どういうことか?
一般的には、大学でGood Standing 合格点の点数(GPA 4.0中半分の2.0)以上を学士の場合には獲得して、それを継続し理想的には向上させること。
成績がGood Standingを割ると、大学にいられないだけではなく、アメリカにもF-1ビザでは滞在できないということになります。
だからこそというわけではなく、
皆さんが留学を志した気持ち、初心を忘れずに、これからのスタートを切ってください。
今はまだスタート地点です。
マラソンで覇者になるためには、走り続けること。
ですよね。
皆さんの成功をお祈りしています。