CUNYの締切は2月ですが

ニューヨーク市立大学系列の大学(CUNY)は、ニューヨーク都市部にある魅力、リベラルアーツ系列、総合大学、犯罪学など特別な領域を専門にする大学など、多岐に飛んでいます。また、州外出身の学費も、1年で1万5000ドルほどというリーズナブルさも手伝い、留学生にも人気です。

ただし問題点が一つ。

出願プロセスから合格にいたるまでの期間が非常に長い。

CUNYは系列校すべてがまず先に出願を一括して処理するCUNYアドミッションに出願し、必用書類もここに書類を送ります。音楽や芸術などオーディションやポートフォリオ提出を義務づける学部も、学部入りの審査と、大学に入学するための審査は別です。

そのため、まずCUNYの一括アドミッションに申請。そのあと各学部へのオーディションや作品提出という流れになります。どんなにオーディションは通ったと言っても、CUNYからの合格がなければ前に進みません。

正規授業を取るという場合には、つまりCUNY付属の語学講習に申し込むとかいう場合以外は、コミカレですらまずはこのCUNY一括アドミッションへの出願です。

オンライン申請をしたあとに、成績表など必用書類を郵便しますが、この郵送物がやっかい。郵便が届いて、処理されるまでには8週間以上かかります。2か月です。

合否判定の結論は、届いた順ということではなく、一定時期に始めています。
例えば、2015年秋の締切は、2月1日。2月1日までにすべてのものがそろっていた学生の審査がはじまるのは、この日移行。さらに結論の連絡もこの日移行、というように決まっています。

2月1日までにすべてがそろっている方については春ごろまでには連絡があるでしょう。しかしながら例えばTOEFLのスコアなどの到着が遅れた、例えば1日でも2月1日を過ぎてしまえば、その後の合否判定期日はまた2か月ぐらい遅れることになります。たぶん秋学期が開始する直前となってしまいます。

ビザ申請をしないといけない留学生にとっては命取りです。
実際に多くの留学生がこのシステムのために、入学時期を1学期延ばすか、あるいはCUNYには行かないという結論を出しています。

あなたが心からCUNYに進学したい。ここが第一希望ならば、とにかく早めに出願すること。2月1日が締め切りならばその3カ月前には書類を出したいところです。まだ出願をしていないという方、今すぐにとりかかりましょう。

なお、CUNYシステムの一部の大学は、一括アドミッションが処理をする前に独自に書類を審査して合格をくれるところもあります。ただ本当に一部です。

またCUNYの出願問い合わせには、カウンセラーからの問い合わせに応じるヘルプデスクもあります。これは高校の教育指導のカウンセラーが学生に代わって問い合わせをしたりする場合の対応策です。私も留学生のカウンセラーということで何度も学生さんに変わって連絡をいれましたが、ここのカウンセラーヘルプの担当者は、とても親切に対応してくれるケースが多いというのは実感です。いろいろ教えてもくれます。

ただし、合否判定の時期を早めてくれたりというような例外はだしませんが・・・

CUNYへの入学を実現するための早道は、

  1. 計画的に出願作業をはじめる
  2. 成績表など必用書類はできるだけまとめて1回でおくる
  3. 書類提出後も安心せず、数週間毎に電話で問い合わせをする。

定期的なフォローアップは重要です。
今回私も当社のクライアントの学生さんのために、数週間毎に問い合わせをつづけ、このたび晴れて合格をいただけました。長かった。

CUNYの場合、やはりアメリカ現地で定期的に出願課に問い合わせができるカウンセラーがいるというのは大きな助けになると思います。長い出願期間を乗り切るためにも、二人三脚で乗り切れる信頼できるアドバイザーは価値を感じていただけると実感します。

USカレッジコネクションは、CUNYシステム大学・カレッジの出願プロセスを全力でサポートしています。