ここ数年、コミュニティーカレッジを経由してアメリカの4年制大学へ編入する道を選ぶ日本人留学生が増えています。
留学アドバイザーとしてサポートをしていても、その傾向を感じます。コミカレから4年制大学への道はアメリカでも多くの若い学生がとる手段になってきています。経済的な理由の他に、高校の成績が目立って良くなかったという学生たちも、2年後には有名大学への編入を目指してまずはコミカレから始めるという「野望を持つ学生」も増えてきたように思います。
コミカレはその目的を正しくしって、目標を失わずに努力していけば、「使える」手段であると私も信じます。USカレッジコネクションは今後も正しいコミカレの情報をご提供していきます。
今回は、ワシントン州のコミカレの特徴について。
これまでもUSCCは留学生にとってワシントン州のコミカレが適している理由をお話してきました:
- 留学生を積極的に受け入れている
- 寮やアパート、ホームステイ斡旋を行っているところも多く、サポートも安心
- 経費も他州に比べて良心的である
- 4年制大学への編入サポートもしっかりしている
このような理由から、特に留学初心者の方にはワシントン州のコミカレは選択肢も多くお薦めしています。
今日はさらに追加でワシントン州のコミュニティーカレッジの特徴をお話します。
ワシントン州の場合、高校を卒業していなくとも、カレッジのアソシエートディグリープログラム(準学士)取得プログラムに入学ができます。さらには準学士取得にあたっては高校を卒業している必要はないのです。
高校修了認定とアソシエートディグリー取得ができるハイスクールコンプリーションの選択肢については以前にご紹介したことがあります。このハイスクールコンプリーションの場合には、準学士取得と同時にワシントン州の高校認定も受けられるというプログラムで、ワシントン州内のコミカレでは留学生にも提供しているといことを以前ご紹介しました。
ワシントン州ではこの、ハイスクールコンプリーションプログラムがなくとも、準学士を取得できるのです。
学生さんによっては、どうしても高校の修了認定が欲しい。そういう方もおります。
その場合にはハイスクールコンプリーションで、高校終了認可をうけるためにSATなどのテストをうけたり、今年からワシントン州で追加となって科学関係の科目を履修したりすることで、高校部分の修了と準学士を取得していくことになります。少し負担は増えるわけです。
ただし、別に高校の修了証はなくても良いという方は、準学士の学位さえ取得できれば、そのまま4年制大学入学への資格は得られます。
つまり準学士の学位さえとれれば、4年制大学への編入の道は開けます。
他州ではコミカレの入学条件で高校の修了認定を卒業証明書や高校認定試験のテスト結果などで示すところが大半です。入学も18歳以上というところがほとんどなのですが、
ワシントン州の場合には16歳以上であれば入学できるコミカレもあります。(カレッジによって規定は違いますが)
例えばシアトル郊外のハイラインカレッジも16歳以上であれば、アソシエートプログラムに入学できます。高校を卒業している必要はありません。
ということで、ワシントン州のコミカレはユニークです。
何等かの事情で高校を修了していなかった場合でも、コミカレからはじめて準学士を取得後、アメリカのトップの4年制大学に入学、卒業ということも夢ではないということです。
もちろん、勉強する意欲と結果を出す力は求められますが。
高校の修了認定がないということは、何としても、準学士をとれるまで頑張るという姿勢は求められます。途中で終わってしまったら、高卒はもらえないのですから。だから、何がなんでも準学士を取るという気持ちは必要ですが。
頑張ってみたいという方、まずはご連絡ください。