アメリカの4年制大学のうち最も価値のある大学 (Best Valued College) についての調査結果が出ました。大学を選択する上でアメリカ人の大きな判断材料となる「プリンストンレビュー」が発表したものです。
最も価値のある大学の定義ですが、教育の質と学費のバランス、さらには返金する必要のない大学側の資金援助の大きさなどが総合的に判断されたもの。不景気の現在、超有名私立大学の合格通知を蹴って、良質のプログラムで学費の援助のある州立大学へ進学する学生も多いと聞きます。そんな世の中の動きを受けたのが、今回のベスト・バリューの学校のランキングという訳です。
ベストバリュー大学州立部門 トップ10
- バージニア大学 (University of Virginia)
- ニューカレッジ・オブ・フロリダ (New College of Florida)
- フロリダ大学 (University of Florida)
- ニューヨーク州立大学ビンガムトン校 (University of New York-Binghamton)
- ジョージア大学 (University of Georgia)
- ミシガン大学アン・アーバーキャンパス (University of Michigan, Ann Arbor)
- ウィリアム&メアリーカレッジ(バージニア)(College of William & Mary)
- ノースカロライナ大学チャペルヒル校 (University of North Carolina Chapel Hill)
- ノースカロライナ州立大学 (North Carolina State University)
- ハンターカレッジ(ニューヨークシティーカレッジ)(Hunter College, City College of New York)
ベストバリュー大学の私立大学部門はやはりデューク、プリンストン、ハーバード、イエールなど超有名校がランクインしています。たしかに学費は高いのですが、優秀な学生に対する資金的な援助も大きく、実際支払う金額は正式にでているそれよりもかない低くなるということもあるということ。さらに、超有名校に進むことの「お得さ」は高額な金額を支払ってもその分の見返り(将来の成功する割合)は大きいということなのでしょう。
上記のような私立有名校に加え、私立大学のベストバリューの中にはジョージア州にあるウエズリアンカレッジ、テネシー州にあるヴァンダービルト大学、コネチカット州にあるウエズリアン大学などもランク入りしています。
特に州立大学のベストバリュー校を見て気が付くことがあります。
南部の大学が多くランクインしていること。
ジョージア、ノースカロライナ、バージニア、テネシー、さらにフロリダ。
南部ホスピタリティーの精神が大学教育にも影響を及ぼしているのでしょうか。
良質で学費もお得で、学生への資金援助もできるだけ多く。
南部の大学が注目を浴びるのは、南部に強いU.S.カレッジコネクションとしては嬉しい限りです。
ニューヨークやロスに強い留学エージェントはあっても南部に強いところというのは日本ではU.S.カレッジコネクションだけじゃないかと思います。
アメリカに留学するなら、する価値のある大学を皆さんも考えて欲しいと思うのです。