アメリカ大学留学:新高校3年生、12年生が2017年春から始めるべきこと

日本の高校生は3月が教育年度終了で4月からは高校3年生に進級、アメリカの高校に在籍中の方も6月で1学年が終わりいよいよ最上級生の12年生にグレードが上がりますね。これから最上級生になろうという皆さんで、卒業後はアメリカやカナダの大学に入学する希望を抱いている皆さんがこの時期から始めて欲しいことをお話します。計画的に留学作業を進めるために、ぜひお読みください。

1:大学で学びたいことは何かを考える。
自分が学びたいことは何か?大まかでもいいので、文系か、理系か、ビジネスか。将来の自分をビジョンとして描いてみましょう。

2:大学リサーチを始める
アメリカやカナダの大学への入学を希望されるのであれば、大学リサーチのときにはその国で話されている言語で書かれた情報を入手しましょう。大学リサーチならば、US NEWSやPrinceton Reviewとか、サーチエンジンも日本語版ではなく英語のものを。英語で調べとる習慣をつけましょう。日本語での説明や、他の学生さんの日本語での口コミは、参考としては使えます。が、頼る資料ではないということを覚えておいてください。大学のランキングや有名な専攻などを調べたあとは、やはり、大学のウエブサイトを直接見る、読む、学ぶことで情報を得ましょう。

3:SATやACTの勉強と受験
アメリカの高校に在籍中の方は当然、SATやACTという高校生が受けるべき共通テストの勉強と受験をされていることでしょう。継続して高い点数を目指してください。また日本の高校にいらっしゃる方も英語が得意な方は受験をしましょう。海外の留学生にはSATやACTは課さないというアメリカの大学も多いのですが、奨学金の付与には必要というところもあります。またリベラルアーツカレッジのトップレベルを狙う場合には、日本の高校生もSATやACTに挑戦する必要があります。また大学でスポーツをしたいという方も、大学スポーツ協会NCAAの選手登録には必要ですので、アスリートの方もSATやACTに挑戦する必要があります。

春の時期には練習と今の実力を見るという目的で早めに受験しておき、今の力を把握したのちにさらに勉強。そのあとアメリカの新年度が始まる8月ごろから本格的にSATやACT受験の勝負にでて、できれば10月、11月、あるいは年内までにはベストスコアを出せたら素晴らしい。

4:TOEFLやIELTSの勉強と受験
英語が母国語ではない学生の英語力を見るためのTOEFLやIELTSというテストは、日本の高校生の方は必須となります。インターナショナルスクールやアメリカの高校にいる場合にはSATやACTを受験して一定のスコアを出していれば免除になるケースもあります。トフルの場合狙う点数は強豪大学を狙う場合には、80点以上。100点ぐらいあると戦えます。61点以上70点台でも、大学レベルとみなすところもあります。が、最近は80点というのが一般的になってきました。IELTSでいえば6から6.5.トップレベルを狙うのであれば7をとれれば素晴らしい。

5:夏休みにキャンパスツアー
大学の雰囲気を見てくるのは、時間とお金の余裕があればぜひやっていただきたい。大学のカウンセラーがツアーに同行してくれたりもしますのでお薦めです。

アメリカの高校生もジュニアという日本でいう高校2年生が終了する6月すぎからは、本格的に大学出願準備に入ります。夏休み中は家族旅行でキャンパスツアー、SATやACTの勉強に取り組んだりもしていきます。日本にいる皆さんもこの春の時期から頑張っていきましょう。

USカレッジコネクションの総合出願サポートは、アメリカ・カナダの有名大学、競合大学を狙う、新高校3年生、アメリカの12年生の方とともに、出願プロセスを二人三脚で乗り越えていく定期カウンセリング付きのサポートです。USCC代表の今入亜希子が専属で長期に渡って出願指導にあたるのはこのサポートのみです。

2017年の大学留学を目指して出願作業をしてきた方がめでたく合格されましたので、新規の受講生を募集しています。来年も受講生たちが有名大学に合格され輝かしい将来のお手伝いができるよう全力で頑張ります。
まずは今入との無料相談をお受けください。

今回のお話しをぜひ動画でも合わせてご覧ください。

寮があるSUNYのコミカレ比較

将来的にSUNYの4年制大学に進学したい皆さんで、まずはコミカレから始めたいという方から「寮があるSUNYのコミカレを!」というリクエストをいただくことが多いです。リーズナブルなSUNYのコミカレですが、滞在費はやはりNY市はお高いので、であれば寮がある場所で学業に集中したいというご希望も納得です。
ということで、比較対象の参考にしていただくために、USカレッジコネクションそれぞれ特徴がある4つのSUNYのコミカレをご紹介します。

1:とにかく節約志向なら
Genesee:ニューヨーク州西部のバタビア市に所在する。中規模都市 (人口およそ15000人)
IELTS5.5 あるいはTOEFL48が入学に必要な英語力
寮はキッチン付きのアパートですので、自炊ができるのはうれしい学生も多いでしょう。
1年の学費とhousingを含む予想経費は16300ドルは、都市側に比べて低い
アプリケーション手数料無料
NYCのエリアに住むよりかなり節約できますし

1年の学費が5210ドル(2学期)
ハウジング(アパート)などを合計した見積もりが16000ドルぐらいなので、安い
College Villageのアパートもなかなかよさそうですね
また出願時のTOEFLの最低点はTOEFLでいえば48点レベル

2:大きな都市でありつつ寮があることを希望するなら
Monroe Community College:ニューヨーク州ローチェスター市(人口およそ21万人)
ローチェスターも大きな都市ですし、大学タウンでもあるので、都市生活は体験できます。
英語力はTOEFLで55点、IELTSで5.5
学費はGeneseeに比べると少し高いものの、安いほうです。
都市サイズを考えるとお得だと言えます。

1アカデミックイヤーの学費はおよそ8200ドル、寮生活などを合計した1年の経費見積もりは合計で23000ドルほど

出願時にはTOEFL55点必要
ここはハウジングがちゃんとオンキャンパスであるのは魅力

3:付属の語学講習プログラムをもっていて、州都にも近い距離を希望するなら
Fullerton Montgomery Community Collegeジョンズタウンという町自体は小さい町(人口およそ8000人)だが、車で1時間ぐらいで州都のアルバニー。
留学生を積極的に勧誘している
出願時にはTOEFLやIELTSは必用ない。プレースメントテストを受ける。英語力が低ければESLから受講する
付属のESLプログラムもあるので語学講習から始める必用がある学生も入りやすい
オンキャンパスhousingあり
学費は1学期あたり4200ドル、1年で8400ドルぐらい
1年の学費、滞在費などの見積もりはおよそ22000ドル

4:ニューヨーク州の真ん中にあり、複数都市に近いことが魅力なら
Mohawk Valley Community College:  Utica, NY:
ニューヨーク州の真ん中エリア、シラキュース、アルバニー、オネオンタからも中間ぐらいに位置
Utica(人口およそ6万人)には4年制大学も近くいあります。ニューヨーク市にも車で数時間でいける。真ん中なのでどの場所にも移動しやすいという利点あり
TOEFLやIELTSスコア:
IETLS5.5あるいはTOEFLで60あればカレッジレベルの授業がとれるレベルと認定されます。
TOEFL41点以上だと語学講習から始める
寮があります

学費は1アカデミックイヤー7900ドル
ハウジング7800ドルほど(1アカデミックイヤー)
他の経費もいれての1年の見積もりは19686ドル

SUNY系列内であれば、もちろんどこの4年制大学にも問題なく編入、単位移行も容易です。
またCUNYをはじめ、全米の4年制への編入が可能です。
寮を持ち合わせているSUNYのコミカレからさらに一歩進んで、どういう環境に魅力を感じるかを検討したうえで、自分にとってベストな1校を選びましょう。

お気軽にご相談ください。

芸術やパフォーマンス専攻に秀でるウィスコンシン大学ミルウォーキー

芸術やパフォーマンス、音楽やダンスで学位をとろうと決意された方がまず最初に思いつく場所は、たぶんニューヨーク。あるいは、ロサンゼルス、シカゴ、マイアミなど大都市で感性が磨ける場所にある芸術専科の大学を思い浮かべる方が多いと思います。しかしアメリカは広い、大学の数も非常に多いこの国には、探すと非常に魅力的な芸術フィールドが学べる大学があるのです。その一つが、ウィスコンシン大学ミルウォーキー校です。

ウィスコンシン大学ミルウォーキー(UWM)はウィスコンシン州の一番大きな都市であるミルウォーキーに所在し、州立総合大学として文系、理系、芸術にいたるまで多岐にわたる専攻を提供し、学士の学生2万2千人、大学院生4900人が在籍し留学生もおよそ1700人が学んでいます。シカゴに近い場所、ウィスコンシン州の中では最大の都市でありつつも、物価はニューヨークやカリフォルニアなどよりも安く、生活がしやすい場所としても知られています。大都市ながらもどこかゆったりな雰囲気も味わえる中部都市の魅力があります。

このウィスコンシン大学のミルウォーキーの芸術部門をまとめるのが、Peck School of Artsで、アート&デザイン、ダンス、フィルム、シアター、音楽という、分野が違う芸術が同じスクールに所属しているのも特徴で、違う分野の芸術から刺激をうけあうという利点があります。さらに、例えばアート&デザインの専攻の中にもさらに細分化されたプログラムを選択します。セラミック、コミュニティーアート、デザインコミュニケーション、デジタルデザイン、ファイバーアート、ジュエリーや金工、ペインティング、写真、彫刻といったバラエティーさ。芸術専科の芸術大学以外でここまで細かいプログラムを出している総合大学は少ないと思います。

あえて芸術大学ではなく、州立大学でさまざまな学生と触れ合うことで自分の感性を磨き、例えば理系や文系の他の分野とのコラボレーションも視野にいれた芸術を考えたい方にとっては、総合大学の選択肢はよいと思います。そういう思考の学生の方にとってUWMは知名度がある大学です。

大学付属の語学講習プログラムも持ち合わせているのも魅力。私立芸術大学ですと付属の語学プログラムがないところも多いので語学講習のサポートが欲しい方には適しています。

アート、ダンス、映像、音楽の芸術部門でこのUWMを検討されている方は、もちろん、知名度の高いプログラムだけに計画をたててポートフォリオやオーディションなどの準備もしていく必要があります。しかしながら、これまでニューヨークなどの芸大や音楽大学を目標に努力してこられた方は、努力すること、やることは一緒です。他の大学との併願先としてUWMも検討してみたはいかがでしょうか。

学費も例えば私立の芸術大学、私立の音楽大学の学費に比べるとリーズナブル。1アカデミックイヤーの学費は学士プログラムの目安としておよそ2万ドルとなります。ここからさらに奨学金が出る可能性もありますのでさらに少し学費が下がる可能性もあります。

ダイレクトに入学できる語学レベルは学士レベルではTOEFLで68点、IELTSで5.5必要です。TOEFL80を求めてくる大学が多い中で68というのは嬉しいと感ずる方もいらっしゃるかもしれません。

ウィスコンシン大学ミルウォーキーへの出願に興味がある方はお気軽にご相談ください。

魅力的なミルウォーキーの街並み

コンコーディアカレッジニューヨークでの高校修了と大学単位履修

アメリカの高校から大学進学までの道のり(パスウェー)を確実に、しかも有名大学にたどりつくことも可能とするユニークなブリッジプログラムを提供し続けているキングスエデュケーションですが、今回新たにコンコーディアカレッジニューヨークと提携し、アメリカの高校の単位取得と同時に上限60単位までの大学の科目も履修しつつ、高校修了証をいただけ、さらにキングスのサポートで4年制の大学への編入までサポートするというプログラムがスタートすることになりました。

すでにアメリカの高校で学ばれている方の転校先として、日本の高校2年生や次に3年生となる方が日本の高校を卒業せずに、アメリカに渡って高校修了をしたいという希望がある場合にもお薦めします。例えばJ-1ビザの交換留学でアメリカに1年在籍した方が、できればそのままアメリカの高校を卒業したいという場合、残りの高校生活は1年から2年ですが、通常の高校では残り1年程度の学生を編入生として迎えるところは少ないのも現実です。

ワシントン州など数少ない州では、コミュニティーカレッジで高校を終了していない学生も受け入れたり、高校修了プログラム(ハイスクールコンプリーション)を提供しているコミカレもありますが、コミカレではなく、寮があって私立高校に近い環境を希望する方もおります。

今回スタートする、アクセレレートブリッジプログラムインニューヨーク では、残りの高校生活が1年から2年の学生さんを対象にし、高校の授業履修とコンコーディアカレッジニューヨークでの大学レベル基礎科目も同時に履修できるプログラムとなっています。寮かホームステイの滞在の選択肢もあります。高校の授業はニューヨーク州での高校認定を受けているマーティンルーサースクールからの提供となります。
大学の授業履修も可能とするプログラムですので、出願時にはTOEFLで74点が必要とされますが、このレベルに至っていない場合にはまず最初に高校入学準備の英語コースから始めることも可能です。

コンコーディアカレッジニューヨークでのアクセレレートブリッジプログラムの学費および滞在費などの合計1年分は、アメリカの私立ボーディングスクールに在籍する費用とほぼ変わりません。都市のボーディングスクールの経費より安い場合もありです。在籍中大学レベルのコース履修を可能にしており最大で60単位までの大学単位がとれるということを考えれば、大学編入後、学士取得までの期間が短くなる=大きな節約につながる可能性もあります。

また在籍中はプログラム終了後に大学進学をするための、SATやACTの指導、進学指導もあります。コンコーディアカレッジでの大学レベルの授業を履修するので、取得した大学コースをそのまま使ってプログラム終了後にコンコーディアニューヨーク大学に残る選択肢もあります。この場合、履修した単位は確実に卒業に必要な単位として使われ、残り数年の大学生活、卒業というスピードアップの学士取得が実現します。あるいは、コンコーディアカレッジでの大学レベルの授業履修は高校生が追加で履修した大学レベルのコース履修という扱いで、フレッシュマン学生の扱い(高校卒業者の大学進学カテゴリー)で、アメリカの他の大学への入学もできます。取得した大学レベルのコースはもちろん単位移行(トランスファー)の考慮となります。

高校入学準備、高校レベルの授業履修、大学進学準備、大学レベルの授業履修、大学編入サポートと、長期にわたっての進学サポートを可能にしているキングスエデュケーションのブリッジプログラムはユニークです。他国からの留学生と保護者の方には歓迎されているこのサポート体制を日本人の皆さんも積極的に検討してみてください。

アクセレレートブリッジプログラムに質問がある方、興味が出た方はお気軽にご相談ください。

長期戦で勝ち取ったアメリカ大学院留学

アメリカも大学・大学院出願の合否発表が出る時期を迎えています。今日は、長期戦でアメリカの大学院から合格をいただいた方のお話しをします。
結果的には長期戦になってしまった出願準備、出願活動でしたがこの方は1年の「浪人生活」をプラスにした良い例だと思います。

海外留学は初めてだし、どうしたらよいかわからないから、留学会社が薦めるがままに、まずは語学学校にいってみようか。良くあるパターンではありますが、大学院に入ることが目的の場合、進学する大学から、条件付きでも合格をえてから渡航することの重要さを理解してください。

ここでいう条件付き合格というのは、英語の力のみがその大学・大学院に入学するための基準点に達していないものの、成績やエッセイや履歴書や経歴などの部分はすでに審査されて、英語さえクリアしてくれれば入学を約束しますという確約書と言えます。

100パーセントすべてを審査されダイレクトに合格するか、あるいはこのように英語の部分以外はよいので英語さえクリアしてくれれば合格ですという条件付き合格のいづれかを手にすることが、特に大学院では重要であると思います。大学院で入学できる人数は限られており、また専攻によっては非常に競争率が高いものもあるからです。
「薦められた語学学校は、A大学とトフルなしで進学できる提携があります」ということが、その大学・大学院に入学できるという保証ではないということを覚えておいてください。

では今回の動画メッセージをぜひともご覧ください:

2017年夏休み開催の親子で参加できるファミリー語学プログラム

 

ここ最近、夏休み期間中に親子でアメリカに短期留学したいというお問い合わせを頂きます。そこで2017年夏に親子そろって参加可能なファミリー向けキャンプをいくつかご紹介します。

ILSC

ILSCサンフランシスコ校で開催されるキャンプ。対象は保護者と7-17歳のお子様です。6/25~8/3で毎週月曜日スタート。期間は1-7週間から選択可能。午前中は語学講習(保護者の方は一般英語コース、お子様はジュニア英語コースを受講)、午後からは週2回学校主催のアクティビティ(サンフランシスコ観光など)にご参加頂けます。毎週土曜日はエクスカーション(日帰り旅行やスポーツなど)が組み込まれています。滞在先をホームステイにすることも可能。厳選したホストファミリーを紹介いたします。

 

Talk International

6-8月にボストン、アトランタ、マイアミ、フォートローダーデールの4校で開催されるキャンプ。フォートローダーデール校は5歳、アトランタ校は8歳、ボストン校とマイアミビーチ校は9歳のお子様から参加可能です。期間は最低2週間から。午前中に語学講習を受講(5-12歳まではキッズ英語コース、13歳以上は一般英語コースを週18レッスン履修)、午後からはフリーなのでご家族でゆっくりと観光をお楽しみ頂けます。滞在先はアパートメントやホテルをご家族の人数に合わせてアレンジ可能です。日本人の少ないエリアで開催されるキャンプなので、英語漬けになり異文化体験をしたいファミリーにおすすめのプログラムです。

 

St. Giles

サンフランシスコとニューヨーク校で開催し、7-15歳のお子様とその保護者の方が対象のキャンプです。サンフランシスコ校は7/2-8/6、ニューヨーク校は6/25-7/30の期間中開催します。1週間からご参加可能。イギリス発祥の語学学校だけあり、当キャンプでも経験豊かな講師陣から英語を学ぶことができます。午前中は語学講習(週20レッスン)、午後からは学校主催のアクティビティ(観光、スポーツ、ガイド付き散策、ミュージアム訪問など)に週3回ご参加可能です。毎週土曜日はエクスカーションが準備されています。滞在先はホームステイ、ホテル、アパートメントなどから選択可能。このプログラムの特徴は、保護者の方のプログラム参加方法をアレンジできる点です。例えば、語学講習は受けずアクティビティやエクスカーションのみに参加することも可能です。

 

各プログラムともに定員になり次第締め切りを致します。

ご興味のあるお客様は是非お早めにUSCCまでご相談ください。

シカゴエリア、ノースセントラル大学の夏季語学プログラム

夏休み中に数週間の語学講習を検討している大学生にお勧めのコ―スをシカゴ郊外のノースセントラル大学で提供します。
August Immersionという名称のプログラムで、8月4日から3週間のコースとなります。大学付属の語学講習プログラムが提供するプログラムとしては8月末までの日程で提供しているところは非常に少ないため貴重です。日本の夏休みの日程にも合わせやすいですね。学生ビザの申請の必要もありません。対象は、高校を卒業している方となります。

August Immersion 語学コース
シカゴ到着 8月4日
授業期間:8月7日から24日
シカゴ出発8月25日

プログラムの日程:
午前中から昼食をはさみ、午後2時45分までは英語の授業(1週15時間)。そのあとは文化交流アクティビティーとして、シカゴ観光をふくむさまざまなイベントが組まれています。

大学寮に滞在でき、シカゴO’Hare空港からの送迎も料金に込みとなっています。

寮滞在込みの3週間の料金は2500ドルなので、サマープログラムとして、大学付属のプログラムとしてもお得です。
例えば、将来的に日本の大学からの1年認定留学をお考えの場合の下見として、あるいは大学の雰囲気を短期でも味わってみたい方に、8月3週間のノースセントラル大学の語学講習はお薦めです。

ノースセントラル大学は、私立リベラルアーツカレッジの一つです。シカゴには電車一本で乗り込める便利な環境でありながら、普段は美しいキャンパスで勉強に集中することができます。ノースセントラル大学が所在するネイパービル市は、アメリカ人が選ぶもっとも住みやすい街に常時名前があがる住みやすい街でもあります。留学生として嬉しいのはネイパービルはエスニックな雰囲気ただよう世界中のさまざまな国のレストランやマーケットがあることでも知られており、韓国系の食材店では日本食も購入ができます。

語学講習プログラムの質の高さも定評があり、ここで語学講習を積んだあとに、おおくの学生がそのままノースセントラル大学の学生として学業を成功させています。

シカゴの夏をたのしみつつ、3週間の大学校内での語学講習を体験されたい方は、お気軽にご相談ください。

中学高校生対象の、ハイスクールサマー語学講習も7月18日から2週間の日程で開催されます。高校生用の語学講習プログラムに興味がある方もお気軽にご相談ください。

アーセナル公認サッカースクールと語学講習のジュニアキャンプ

イギリスの名門サッカーチーム アーセナル公認のサッカースクールと語学学校スタフォードハウスがタッグを組み、2017年夏イギリスでサマーキャンプを開催致します。

開催場所はOakham SchoolとBrunel Universityから選択でき、Oakham Schoolは10-17歳までの男子学生限定のプログラム。期間は、7月2日から16日、または7月16日から30日の2週間のキャンプです。Brunel Universityで開催されるキャンプは、14-17歳の男女とも参加可能で7月9日から23日、または7月23日から8月6日の2週間キャンプです。

プログラム内容は、午前中と夕食後のサッカートレーニング(週20時間)と午後からサッカーに特化した英語コース(週15時間)を受講します。そのほかに、平日夕方のアクティビティや週末のエクスカーションもあります。エクスカーションではアーセナルFCの本拠地エミレーツスタジアムを見学するツアーも組み込まれています。

プログラム参加費用は1230ポンド(日本円でだいたい17万3000円 1ポンド140円で計算)です。プログラム費用には、語学講習代、サッカー指導料、教材費、施設利用料、学生レジデンス滞在費、キャンプ期間中の食事代、アクティビティおよびエクスカーション代、アーセナルサッカースクールのTシャツやソックス代が含まれます。

*申込金(150ポンド)、空港からの送迎サービス、検定料、医療保険代、航空券代金は含まれておりません。別途有料にて手配可能です。

アーセナル公認サッカートレーニングを受ける機会はなかなかありません。是非この夏に本場イギリスのサッカーを体験してみませんか。人気のあるキャンプですのでご興味のある方はお早めにUSCCまでお問合せ下さい。

SAT vs ACT 悩みどころの決断は?

日本の教育年度の終わりは3月なので、今時期は4月から高校3年生、あるいは計画的に準備を始めようという新高校2年生からアメリカ留学についての相談をお受けします。こうやって計画的にアメリカ大学留学に向けて動き出している方は、当然視野にいれている大学も良い大学。今から動きだすことが夢の実現につながります。さて、出願時に必用な場合もある試験がSATやACTという実力試験のスコア。

フレッシュマンで高校を卒業した方がそのまま大学1年生から始める場合の出願カテゴリーをFreshmanフレッシュマンと呼ぶのですが、フレッシュマン出願に関しては通常高校の成績にくわえて、SATやACTテストのスコアも併せて提出します。ただし、アメリカ以外の国に住む留学生の場合には、SATやACTのスコアの提出の必要がない場合もあります。多くの総合大学はSATやACTは留学生は提出の義務なしというところが多いと思います。私立リベラルアーツ系大学のトツプレベルに関していえば、(ランキング上位100番以内ぐらいまでに入っているところ)はSATやACTのスコアは必要なケースが多いです。また総合大学においても、SATやACTのスコアがあれば、奨学金の審査においてはアメリカ人学生たちと一緒に審査されて優秀であれば奨学金もいただける場合もあります。

そこで、英語が得意な方、帰国子女の方などはTOEFLやIELTSなど外国人の英語力を図るテストスコアに加えて、SATやACTの受験と高得点獲得に向けて勉強をはじめてください。なおアメリカ国外に住んでいてもインターナショナルスクールに在籍していて学びの言語が英語である場合にはSATやACTは受けう方向性で準備してください。また大学スポーツをしたい方、NCAAのディビジョン1に所属する大学チームで競技する場合には、アメリカ大学体育協会NCAAへの審査が必要で、その際には必ずSATかACTのスコア送付が必要です。

では次にSATかACTかの選択について。アメリカ大学出願おいては、SATとACTどちらも同様に扱われ、どちらが勝っているとか、どちらかを優先するとかいうことはありません。どちらかのスコアを提出してださいという規定です。よってどちらのテストを受けるかは出願者次第なのです。

では、SATとACTの違いは把握していますか?

The Princeeton Reviewのウエブサイトで二つの違いを分かりやすく説明したページを見つけましたのでこれを参考にしながらご紹介します。

SATもACTもどちらも使用目的は一緒。大学出願や奨学金付与の際の参考にするため。

試験にかかる時間もACTが若干短めではあるものの、ほぼ一緒。エッセイもSATもACTもオプションという面では一緒です。

大きな違いは、SATは数学、英語(Readins、Writing and Language)、エッセイ(オプション)のみであるのに対し、ACTにはサイエンスが追加されている点。また英語もSATの用にReading やWritingなどと細分化された領域のテストになるのではなく、英語全般という形での出題方式、それに加えてサイエンスが入ってきます。ただし、ACTのサイエンスについては、科学的な思考能力(クリティカルシンキング)を見るための出題であって専門的な科学の能力を問うものではないとあります。つまり、言語の理解力を科学を通してみているということになります。

人によってはACTはSATに比べ英語の比重が少なく、その分サイエンスが入っているためやりやすいという方もいますが、サイエンスも英語の理解力がなければ点数がとれませんので一概にどちらが簡単とか難しいとは言えないと思います。

結論として、ではどちらを選ぶべきか!については、一度SATもACTも一回受けてみることをお薦めします。

どちらが好きか、合うかはひとそれぞれ。どちらも1回ずつ受験して、点数の出やすかったもの、相性が良かったものを数回、ベストな点数になるまで受験していきましょう。

4月から高校3年生という方は、6月ぐらいまでの間に1回うけてみてください。SATが良いかACTが良いかの好みを判定したうえで、8月ぐらいからはじまるその翌年の大学出願対応のテスト受験に移行しましょう。アメリカでは8月から毎月SATやACTを受けるチャンスがありますが海外受験の場合には会場によっては実施されませんので事前に開催日程を確認することも忘れずに。

アメリカ大学のEarly Decision(ED)早期出願や有名大学を狙う場合には、SATやACTのスコアは11月から遅くとも12月までには出しておく必要があります。

計画的に準備をしていきましょう。

参考資料:The Princeton Review: https://www.princetonreview.com/college/sat-act?exid=f9412253-0f3f-40b1-ab75-b0b97bbe771d&exdt=9

米国大統領令についてのアメリカ大学学長のコメントを通して考えたこと

2017年1月20日から発足した新しい大統領の下でのアメリカ。その直後のアメリカの変化に戸惑いと不安を抱えている方も少なくないと思います。私自身もアメリカの新政権が発足してからの状況を自分の中でどう消化していくか考えていました。特に1月27日に署名された、アメリカ国民をテロの脅威から守るという目的でのイスラム教徒が多いとされる7か国出身者の入国を最低でも向こう90日間禁止するという大統領令については、アメリカ国民、世界の世論も大きな衝撃を受けました。

このような状況の今、アメリカの大学はどう進んでいくのか?留学生も多く抱えるアメリカ全土の大学学長はただちにコメントを出しています。今日はその一部をご紹介します:

ハーバード大学:学長

I write to share information about resources available to students and faculty and to underscore that our international students and scholars are essential to our identity and excellence. We are all Harvard. In times of unsettling change, we look toward our deepest values and ideals. Among them is the recognition that drawing people together from across the nation and around the world is a paramount source of our University’s strength. Thousands of students and scholars and visitors come to Harvard each year from all over the globe—to study, to teach, to propel our research enterprise, to join in conferences and colloquia, to share insights and abilities that transcend nationality. Thousands more leave Harvard each year to travel abroad, learning from experiences they could not replicate here, gaining insight into cultures and perspectives different from their own, visiting colleagues and family and friends, forming and sustaining the human bonds essential to mutual understanding.

Drew Faust学長の強いメッセージは私たちはALL Harvard。みなハーバードの一員ですというメッセージに込められています。何千人という学生や研究者や訪問者が世界中からハーバードにやってきます。学ぶ、教える、研究成果を進めるために、カンファレンスに出席するために、皆で意見を交わすために。同時に何千人もがハーバードから世界にでて、ハーバードにだけいては学べないことを体験し、文化的違いを会得し、友人や家族に会い、人間としての結びつきと理解を深めています。

1ページにわたる非常に熱のこもった学長のメッセージに救われる思いがしました。世界中からの学生や、研究者や訪問者を抱える大学は、今この時期に世界からの人々を迎え、ともに学び、刺激しあい、何かを生み出していくことの大切さを理解し、今後もなおその重要性を唱え続けています。

コメント全文はこちら:

 

NYU学長

ご自身も移民としてアメリカにわたり今はアメリカ市民となったAndrew Hamilton学長は今回のこのニュースと大統領令に対し、NYUの学生を守るために毅然として行動をとっています。具体的には:

  • We will not permit federal officials on campus to gather information about immigrants in our community absent a subpoena or similar legal order;
  • Our Public Safety Officers do not and will not ask about the immigration status of members of the NYU community, nor will they voluntarily share such information with law enforcement;
  • We will vigorously uphold the privacy protections granted our students by federal law; and
  • The University’s scholarship assistance to non-U.S.-citizens, which is independent of federal financial aid programs, will carry on regardless of changes to immigration policies.

国家の要請で学生たちのビザステータスについて開示があったとしても一切開示しないことを誓い、学内のキャンパスポリスも学生たちには移民ステータスを質問することは一切せず、学生のプライバシーを保持することを誓っています。アメリカ市民以外に与えられた奨学金は、アメリカ国家からのファイナンシャルエイドとは独立したものであり今後も代わらず移民ステータスに関わらず継続することも誓っています。

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UTオースティン

テキサス大学オースティンのGregory L. Fenves学長は、7か国の市民のアメリカへの入国を一時的に禁止した大統領令は、UTのコミュニテイーに大きな衝撃を与えるでしょうと語り、この状況の中大学のモットーである「ここ(UT)で始まったことが世界を変える」という理念をこれまで以上に重要なものとして認識しましたと語っています。

As you are aware, this past Friday the White House issued an executive order temporarily banning citizens of seven countries from entering the United States. The direct impact this order will have on members of the UT community is unclear at this time, but this weekend, I find the university’s motto to be more profound than ever: “What starts here changes the world.”

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ワシントン大学

ご自身もやはり移民としてアメリカに渡ったバックグラウンドを持つAna Mari Cauce学長は、今回の出来事を自身の経験とも重ね合わせ、強い思いを語っています。1ページにわたるメッセージの後半には、「ワシントン大学が世界からの学生、職員、研究者の学び舎(HOME)であることを誇りに思います。私たちは彼らとともにあり、必要な最大限のサポートを送ります」と語っています。

I also want to state in the clearest possible manner that the University of Washington is proud to be the home to students, staff and scholars from around the world. We stand with them and will provide them with support as needed.

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数百、いや、それ以上の大学の学長が正式に学長名で今回の大統領令に対して毅然と声をあげ、学生を職員を、研究者を守り、大学のあるべき姿=世界中からの人々を受け入れ、ともに学び、ともに何かを発見し、よりよい世界に進んでいくことの意義を高らかに明示しています。

大きな大学から小さな大学、大都市からスモールタウンにある大学まで、アメリカの教育の場は世界の人々を迎え入れともによりよい世界にしていくことを理念に抱げています。

それぞれの大学学長のメッセージを、丁寧に読み進めながらUSカレッジコネクションも、また、このような理念を持つアメリカの素晴らしい大学に一人でも多くの留学生を送り出すことの意義を再確認いたしました。迷いも消えました。この出来事をばねに、アメリカ全土の大学が結束して、今こそ国際教育の意義を、素晴らしさを訴えていくときなのだと実感しました。

これからもUSカレッジコネクションは、アメリカの学校で、大学で、学びたい、成長したい皆さんを応援します。

USカレッジコネクション代表 今入亜希子