芸術やパフォーマンス専攻に秀でるウィスコンシン大学ミルウォーキー

芸術やパフォーマンス、音楽やダンスで学位をとろうと決意された方がまず最初に思いつく場所は、たぶんニューヨーク。あるいは、ロサンゼルス、シカゴ、マイアミなど大都市で感性が磨ける場所にある芸術専科の大学を思い浮かべる方が多いと思います。しかしアメリカは広い、大学の数も非常に多いこの国には、探すと非常に魅力的な芸術フィールドが学べる大学があるのです。その一つが、ウィスコンシン大学ミルウォーキー校です。

ウィスコンシン大学ミルウォーキー(UWM)はウィスコンシン州の一番大きな都市であるミルウォーキーに所在し、州立総合大学として文系、理系、芸術にいたるまで多岐にわたる専攻を提供し、学士の学生2万2千人、大学院生4900人が在籍し留学生もおよそ1700人が学んでいます。シカゴに近い場所、ウィスコンシン州の中では最大の都市でありつつも、物価はニューヨークやカリフォルニアなどよりも安く、生活がしやすい場所としても知られています。大都市ながらもどこかゆったりな雰囲気も味わえる中部都市の魅力があります。

このウィスコンシン大学のミルウォーキーの芸術部門をまとめるのが、Peck School of Artsで、アート&デザイン、ダンス、フィルム、シアター、音楽という、分野が違う芸術が同じスクールに所属しているのも特徴で、違う分野の芸術から刺激をうけあうという利点があります。さらに、例えばアート&デザインの専攻の中にもさらに細分化されたプログラムを選択します。セラミック、コミュニティーアート、デザインコミュニケーション、デジタルデザイン、ファイバーアート、ジュエリーや金工、ペインティング、写真、彫刻といったバラエティーさ。芸術専科の芸術大学以外でここまで細かいプログラムを出している総合大学は少ないと思います。

あえて芸術大学ではなく、州立大学でさまざまな学生と触れ合うことで自分の感性を磨き、例えば理系や文系の他の分野とのコラボレーションも視野にいれた芸術を考えたい方にとっては、総合大学の選択肢はよいと思います。そういう思考の学生の方にとってUWMは知名度がある大学です。

大学付属の語学講習プログラムも持ち合わせているのも魅力。私立芸術大学ですと付属の語学プログラムがないところも多いので語学講習のサポートが欲しい方には適しています。

アート、ダンス、映像、音楽の芸術部門でこのUWMを検討されている方は、もちろん、知名度の高いプログラムだけに計画をたててポートフォリオやオーディションなどの準備もしていく必要があります。しかしながら、これまでニューヨークなどの芸大や音楽大学を目標に努力してこられた方は、努力すること、やることは一緒です。他の大学との併願先としてUWMも検討してみたはいかがでしょうか。

学費も例えば私立の芸術大学、私立の音楽大学の学費に比べるとリーズナブル。1アカデミックイヤーの学費は学士プログラムの目安としておよそ2万ドルとなります。ここからさらに奨学金が出る可能性もありますのでさらに少し学費が下がる可能性もあります。

ダイレクトに入学できる語学レベルは学士レベルではTOEFLで68点、IELTSで5.5必要です。TOEFL80を求めてくる大学が多い中で68というのは嬉しいと感ずる方もいらっしゃるかもしれません。

ウィスコンシン大学ミルウォーキーへの出願に興味がある方はお気軽にご相談ください。

魅力的なミルウォーキーの街並み