大学視察コロラド編:コロラド州立大学

2016年5月末から6月初めにかけて訪問したコロラド州。2校の大学も訪問してきましたのでその視察リポートをシリーズでお伝えします。今回はコロラド州立大学。

コロラド州立大学 フォートコーリンズ

デンバーから車でおよそ1時間走らせた、環境の良い中規模サイズの町がフォートコーリンズ。日本人にはあまり知られていないが、アメリカのもっとも住みやすい街のトップ10に常時顔を出す人気の街。この町に所在するのがコロラド州立大学。

総合大学、研究大学として認知されている大学ながらも、スモールタウンの親しみやすさを残す。キャンパス内は緑に囲まれていて、山並みが美しい。またフォートコーリンズは全米で最も自転車に優しい街として知られ、学内を自転車で駆け抜ける学生も多く、駐輪場も他の大学より多い。環境にも配慮し、エコ、リサイクルへの取り組み、ソーラーパネルで太陽エネルギーを蓄えていたり、自然が身近にあるからこそ、自然への研究、自然との共存に力をいれる大学であると感ずる。

留学生は全体の7%ほど。90以上の国からの学生を迎え、留学生人口は2000人ほど。全体の学生数も1万人を超えるため、アットホームな環境なのに、実際は充実した施設、バラエティーあふれる学位が提供されているのが魅力。

MAXトランジットという交通システムが学内から市内に走り、学生は無料で利用できる。車がなくとも十分に生活できる環境といえる。

大学内には語学講習と、パスウェープログラムを提供するINTOがセンターを構えている。パスウェープログラムでは、ダイレクトに入学するには、語学の力がたりない、大学院生の場合にはGREやGMATの点数が至っていないなどという場合に、まずこのパスウェーの学生として入学しスタッフのサポートのもとで語学講習や、GREやGMATのスコア獲得に向けて1学期から1年勉強をしていく。パスウェーでいる間には、その後入学する専攻に関連する授業も履修して、単位を移行できるため、単なる語学講習だけでは終わらない、単位に結びつくところが魅力でもある。

大学や大学院生として入学する最初の学期でつまずかぬよう、このパスウェーのスタッフがサポートをするため、その後正規学生に移ったあともスムーズに卒業までたどり着ける可能性が高いというのが大きな利点といえる。

スモールタウンの雰囲気ながら、全米トップレベルの環境であるコロラド州立大学は、留学生にもまるで家族のように接してくれる温かさと、世界レベルの学術環境が両立したユニークな大学であると感じた。

FBページでは、視察時に撮影した写真を掲載しています。

https://www.facebook.com/akikoUSCC/photos/?tab=album&album_id=1102115579850177

コロラド州立大学

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