CUNYの学費も毎年値上げ決定

2011年も残すところあと少しとなりました。12月はお金勘定で頭悩ますかたも多いと思うのですが、大学もやりくりに頭を悩ませているよう。

これまで、カリフォルニアの資金繰りが苦しく、カリフォルニア大学や、カリフォルニア州立大学系列の学費が値上がりを続けていることをご紹介してきましたが、資金繰りが苦しいのはカリフォルニアだけではないのです。

ニューヨーク市立大学(CUNY)の理事会は、2015年まで今後毎年学費を300ドルずつ値上げしていくことを決定しました。割合的には5年間で31パーセントの値上げとなります。

もちろんこれには学生たちは大反対でこれまで反対抗議運動も繰り広げられてきたわけですが、その反対運動もかなわず値上げが決定されたわけです。

ただしです。CUNYの学費は今だに他の州立、公立大学に比べると値段的には安いと言えます。

ニューヨーク出身者、居住者のインステートの学費は年間で5130ドル、留学生も含む州外価格は年間で13800ドルです。

2011年のCUNYの学費詳細については以下のリンクをご覧ください。

http://www.cuny.edu/admissions/financial-aid/estimating-costs/tuition-fees.html

このリーズナブルな価格が、これまで多くのニューヨーク学生に学ぶ機会を与えてきた訳です。

でも、この経済危機で、州からの援助が削られている現実の中、学費値上げ処置は苦しいながらもしかたながない処置であるのかもしれません。

ちなみに、ニューヨーク州立大学系列(SUNY)も学費値上げを決定しています。

何度書きますが、カリフォルニアの州立大学の学費に比べれば、CUNYやSUNYの学費はまだまだ安いので、そこまで悲観することはないというのが私の感想ですが。

さて、来年は留学を実現する年にしたいというあなた、スタートが大切です。

計画を立てて、一歩一歩進んでいきましょう。

来年もUSカレッジコネクションをよろしくお願いします。

*CUNY値上げ記事:U.S. FrontLine December 20, 2011参照