新SATテストに困惑することなかれ

2016年3月より、新方式でのSATテストに切り替わっています。これまでの2400点満点の合計スコアが、1600点満点に戻ったことが、大きな変更点ですが、それ以外にも旧スコアとの比較において、戸惑う点もいくつかあります。

大学関係者も正直、新方式に切り替わってすぐの今、どうしたらいいのか?? という声が聞かれます。

というのも、2017年秋の入学だったらまだまだこれからテスト受験だし、新方式で統一したスコアを採用できると思われがちなものの、有名大学の出願締め切りは早いところで今年の10月。そうなると、旧方式のスコアと新方式のスコアが混在する状態が2017年の秋入学では起こるのです。

さらにいえば、スポーツで大学留学を果たしたいと思っている方は、大学出願と並行して、米国大学体育協会(NCAA)へもSATのスコア提出が必用なディビジョン1やディビジョン2の場合、旧方式のSATであれば、ライティング抜きのリーディングと数学の合計でOKであった審査が、この新方式のSATではEvidence based writing and reading scoreとして一つのスコアにまとめられています。

NCAAのウエブサイトでは、新方式のSATのスコアを旧方式のSATの2科目合計のスコアに換算するリストがあり、その換算スコアでもって審査をすることになっているようです。ライティングとリーディングが一つのスコアとしてまとめられている新SATですので、NCAAが必用とするリーディングと数学のみの合計スコアに換算すると、もともとの合計スコアは低くなります。例えば受験者の平均点として記載されていた合計点新方式の総合スコア1000点は、NCAAが必用とする2科目の合計点数に換算すると920点というふうになるわけです。アスリートの方にとってはもしかするとこの方が点数がとりやすい「かも」しれません。

それでは、また大学出願の際のスコア基準について。

では、アメリカのトップの大学で戦っていけるだけのSATスコアはどれぐらいなのか?

正直この点についてはまだまだ、これからともいえますが、1600点満点ということで考えると、アイビーリーグレベルの大学に出願するためには幅として1400点から1600点ぐらいの間というのが判断基準として良い意見ではないかと思います。

SAT新方式で1000点台で狙える良質の大学も存在します。それよりもちょっと競争がある大学になるとやはり新方式で1200点以上を狙っていく必用があります。もちろん上であるに越したtことはないのですが。

新方式のSATにまだまだ戸惑いと不安を隠しきれないなどといわず、混乱期は好機ととらえることもできますね。SATの点数比較が若干複雑になっている分、各大学はそれ以外の高校の成績や、エッセイや、なにか秀でていることに重きをおいて合否判定をするかもしれません。2017年秋入学を目指して出願作業をはじめている皆さんは、悲観せず頑張りましょう。

まだまだ日本のみなさんは情報不足であると思われるこの新SATについて、さらには私の見解も含めて、2016年7月17日に開催する東京での「失敗しない」大学留学セミナーでお話しさせていただきます。今回この新方式のSATについての質問がいくつか聞かれましたでお話しさせていただきます。

東京での米国大学留学セミナーのお申込みはまだ受付中です。

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皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。

USCC代表 今入亜希子