留学保険の選び方、考え方

8月はアメリカの学校は新学期シーズン。語学、高校、短大、大学などなど、8月から9月にスタートする秋学期入学を前に準備をされている方も多いと思います。

渡米前に考える最重要課題が、医療保険の購入。

語学学校の場合は、通常どこも自分で購入してくださいというパターンですので、旅行保険を日本で購入されることになります。

どういうプランを購入するかは、何が補償されるかを見ながら、ちょっと無駄なもの、余計だなと思うものをできるだけシンプルにして、でも重要な治療、入院、もしもの緊急帰国費用が充分にカバーされているもの、というのが最近のトレンドのようです。

オンラインで、しかもスマホからとか、すぐに購入できてしまう保険もでてきていますので、家にいながらすぐに購入できるという手軽な形にもなっています。

例えば、「たびほ」の旅行保険は留学用もでいますし、オンラインですぐに購入できる手軽さがあります。

 

では、高校、短大、大学などのケースはどうでしょう?

最近の主流は学校指定の医療保険を必ず購入せよ、というものです。米国では州が定める最低の保険水準を出しているところもあり、例えばカリフォルニアとか。そうなると学校としてもその基準に沿うプランを探し、それを全員に自動的に購入させるというパターンも増えてきています。フルタイムで学ぶ大学生は、授業登録をした時点で自動的にシステムが医療保険を追加してしまうという形が多いのです。

そういう学校の場合、ではもう医療保険が留学先で購入できるから、他に日本から保険を購入していく必要はないのか?

この質問に関しては、Up to you:あなたしだい。あるいはDepending on the situation:状況次第といえます。

ご存知の通り、アメリカの医療費は非常に高い。保険が適用されたとしても、もともとの医療費自体が高いのです。

日本で同じことをすると、保険なしでも1万円程度で済むのに、アメリカでは10万円相当が保険がほてんされたあとの自腹金額として要求されたという話しもまんざら極端ではなく、ありうる話なのです。

 

また米国の医療保険は100%保険が支払うことは、ほとんどありません。

通常かかった額面の80%程度が保険適用、残り20%は自腹。さらに、お医者さんに相談しただけでも、処方箋がでていなくとも、1回いくらの請求が保険会社にいきますし、当事者も窓口で30ドルから50ドルぐらいのCo-Payといわれる支払いをします。

すでに記載したとおり、旅行保険にもさまざまなタイプがでています。大学の医療保険を購入することが分かっている場合、できるだけシンプルな旅行保険を日本から購入していれば、もし、アメリカで怪我や治療、入院が必要な病気をしたら、日本の保険のほうがもしかしたら、多く、あるいは全額補てんされるかもしれない。

英語ではバックアッププランといいますが、抱き合わせでもっていることは、重複という意味ではなく、アメリカの保険では適用されないものが、日本の旅行保険だったらOKな場合もあるという、「もしもの安心」にもつながるという考え方もあるなと思います。

カレッジ、大学など長期で留学をする方は特に、どうするか、考えてみてください。 注意点は日本を出発する前に購入する必要があります。海外にでてからでは旅行保険は購入できません。

日本に1年毎には帰国されるのであれば、帰国時に旅行保険の更新もできます。

最近は限定留学で1年だけ米国大学に留学するなどの形も増えていますね。大学では医療保険が必ず購入だけれど、でも旅行保険も抱き合わせて購入するかどうかも考えてみましょう。

 

米国の医療保険について、あるいは旅行保険の選び方について、質問がありましたらお気軽にご相談ください。

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