アメリカ大学進学が決まっている方に、ビザ申請以外に今やることをシリーズでご紹介します。
2回目は、医療保険の準備について。
医療保険に加入することは義務だからといって、すぐに日本の旅行保険を加入してしまうのは、ちょっと待ってください。
大学の保険加入のルールを必ず確認してください。
その理由は、大学によっては学校指定の医療保険のみ認可するところがあるからです。
外部の医療保険を持参していっても、その上に追加で大学医療保険の購入をせまるところもあります。
アメリカ政府は留学生がアメリカ滞在中に、治療や手術の必要が生じた際に高額な医療費が払えないなどということがないよう、医療保険の加入を義務ずけています。それだけではなく、例えば死亡保険最低何万ドルが保証されていること、最初の自腹の金額の上限、治療費を補てんする金額についてなど、細かく規定しており、「ただ安いだけの保険」ではなく「十分に活用できる保険」の適用を定めているのです。
留学生を受け入れる大学側は、この基準を満たした医療保険を学生が保持していることを確認する義務があります。
そのため、自分の国のしかも英語の翻訳がないような医療保険を持ち込まれても、大学側は確認ができないため、
「指定の医療保険のみ利用可能」という規定を設けているところがある訳です。
必ず大学が指定する保険の有無を確認する。
大学が指定する保険加入が必須なのかどうかを確認する。
この作業をはじめに行ってから、保険購入のショッピングを行ってください。
保険には大きく分けて、海外旅行保険で医療の保険部分も入っているものと、医療のみの保険があります。
海外旅行保険の方は料金的には高いのですが、盗難や空港でのトラブルなどにも対応するという利点はあります。日本語でのカスタマーサポートもあります。この点を重要視される方は、日本の海外旅行保険を渡米前に購入します。
価格を重要視ということであれば、医療のみの保険を購入します。アメリカの保険会社も留学生保険を多く取り扱っています。
大学指定の保険との値段を比べ、それより安い保険があればそちらを購入することができます。例えばISO保険などは留学生保険の中でもリーズナブルなものです。一番安いタイプで1か月あたり29ドルとなります。
大学以外の保険を使う場合には、通常WAIVERといって、大学の保険購入を免除するための請求用紙をヘルスセンターに締切日前までに提出する必要があります。
このウェーバーを怠ると大学から保険の請求がされますのでご注意ください。