文化の違いを実感したアメリカ大学出願時の経験

アメリカの大学に出願するということは、もちろん、日本の国の教育システム、社会概念などと異なり、戸惑うことも、問題が生じることもある、ということを覚悟する必要があります。

今回は、USCCが体験した最近の文化の違いを感じた経験をお話しします。

出願時の成績表や、テストスコアなどについては、準備さえすればそのプロセスは通過できますが。問題はむしろそのあと。ビザ申請書類を受け取るために必用な日本で用意する書類において起こることが多いのです。代表的なものが、I-20というビザ申請に必用な書類を各大学が発行する前に必ず提出しないといけない英文の残高証明書の提出。

今や日本の銀行も英文の残高証明書は発行してくれます。

ところが、提出したあと、受け入れ先の大学から「この書類ではOfficialではない」といわれることがあります。

ちゃんと銀行が発行してくれたものですし、何が悪いのか?日本人は戸惑います。

理由は:

例えば、

  • レターヘッドに印刷していないこと。
  • 署名がされていないこと。
  • 銀行口座の開設日が記載されていないこと。

このあたりです。

最初の二つ、レターヘッドと署名なしというのは、実は日本の公式文書の概念ではありうるのです。なぜなら日本は印鑑文化ですから。印鑑がつかれていること=署名が入っていることと同様。さらにいえばレターヘッドという通常会社などのロゴや連絡先がはいった紙に印刷されていなくとも、印鑑がつかれていればこれは正式文書。

これが日本の考えかた。

このような文化の違いを、ちゃんと大学側に説明しないといけません。証拠をもとに大学側に交渉すれば、これは通る可能性が高い。けれど、諦めてしまう学生さんもいるのかもしれません。

まだ留学生人口が多くない、日本人留学生が多くない大学やコミュニティカレッジで起こりがちです。

出願時のトラブルに遭遇したら、冷静に事実でもって証拠を提示する気持ちを忘れずに。

またUSカレッジコネクションにお気軽にご相談ください。

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