アメリカの大学の多くは秋学期、8月の末から新年度がスタートします。そのため、この時期は学生ビザの申込みで大使館は大忙しとなります。
「ビザ却下」
「面接で失敗」
インターネット検索をしてみると、そんなビザ却下の体験談に関する投稿が目立ちます。日本語のサイトでのこのような「ビザ取得失敗」に関する記事は最近目立っているかもしれません。
アメリカの9.11テロ事件を機に、大使館の審査も少し厳しくなったことは確かではありますが、ビザ取得失敗の書き込みが目立つということだけで、実際にビザ却下の件数が増えているという結論を出すのは早すぎると思います。
日本人の方の場合、ビザ申請の書類が揃っていて、落ち着いて面接に臨むことができれば、ビザ取得に問題はないと思います。噂に流されず、まずは以下のことに注意してみてください。
- ビザ申請のオンライン申請;DS-160が完成して、不備がない
- 充分な財産証明
- 留学の理由をしっかり言える
- どうどうと面接に対応している
- 帰国時期を明確に言える。日本へ戻る意思がしっかりとしている
社会人経験が長い方が、学生ビザを申請した場合には、ビザ取得が難しいとも言われています。
しかし、なぜ留学したいのか=留学によってキャリアアップにつながるなど、目的を明確にし、大使館の職員も納得する理由があれば、ビザがやみくもに却下されるということはないのです。ちなみに米国大使館はビザ却下についてQ&Aでも説明しています。
親子留学や未成年者の長期留学なども、時に問題がある場合がありますが、留学が必要な理由、帰国意思と帰国後の計画などを明確に話すことで、解消される場合も多いのです。
未成年者の場合には、英語も十分に話せず、おどおどしてしまい、職員がアメリカで一人でやっていけるか不安を持つというケースもあるようです。英語が完璧ではなくとも、身振り手振りで伝えようと努力する、堂々と対応するという姿勢を職員は見ているのです。
ウソは言わない。聞かれていないこと以上のおしゃべりは避ける。基本のようですが、意外に忘れがちなことです。
とにかくビザ申請の8割は書類の完璧さできまるといっても過言ではありません。アメリカ大使館のビザ申込みのウエブサイトも熟読し、書類の順番も守って、落ち着いてビザ面接に臨んでください。
最後に、ビザは一度却下されても再度挑戦ができます。
もし却下された場合には、何が原因だったかを必ず把握し、再挑戦してください。問題が解決していないのに同じ状態で再度ビザ面接に行っても結果は同じです。
必ず前回の問題を解消している。さらにはそれをしっかり説明できる状態にしてからビザ面接の再挑戦をしてください。
皆さんの御健闘をお祈りします。
USカレッジコネクションのビザ取得の流れもお読みください。