いよいよアメリカ留学開始!:医療保険の加入はできてますか?

2017年の夏にいよいよ留学を開始される方は、ビザも取得して安心されているかもしれません。でも渡米前にはビザ取得以外にすることはいくつかあるのです。この時期ぜひ読んでいただきたい留学前の準備についてシリーズでご紹介します。

本日は医療保険について。

保険の購入は、たぶんみなさんやるべきこととして認識されているとは思います。アメリカは今は、アメリカ市民も何等かの医療保険を保持していないとペナルティーがある時代です。留学生はアメリカ政府が規定する項目を満たす医療保険を必ず購入する必用があります。

保険については、私も何回かこれまでもご説明してきましたが、今一度USカレッジコネクション内の保険について記載しているブログ記事を読んでいただけると、だいぶ留学における保険についての認識が深まると思います。

考えるべきことは:

  • 高校・大学・語学学校が強制的に保険を加入させるか否か?
  • 自分で自由に保険を選べる場合には、日本の旅行保険にするか、アメリカの会社が提供する医療保険のみにするか?

 

どの方法であっても、医療保険を購入したら、購入しっぱなしではなく

渡米前には、何かあった場合にどう使うのか?

  • 保険の内容確認
  • ヘルプデスクの電話番号の確認
  • 指定医の検索方法
  • 治療にかかった場合、返金作業の仕方の確認

実際に使える準備をしましょう。

病気にならないから、健康だから大丈夫ではなく、もしもに備えて、その時になって慌てないように、健康な今準備をしておきましょう。

ちなみに、渡米前には歯の治療は必ず行いましょう。アメリカの医療保険に歯科保健は含まれない場合が多いのです。日本に帰る都度、歯科検診をするというのもお忘れなく。

 

岩手県盛岡市で留学・海外体験についての講演をします

USカレッジコネクション代表の今入亜希子が、岩手県盛岡市で海外留学・海外体験についてお話しすることになりました。岩手県国際交流協会主催の「岩手青年国際塾」のイベントの一つで、第一回サマープログラムの中の午前の部で今入亜希子が講演を担当することになりました。

アメリカへの留学に限らず、海外留学や海外体験について広くお話することで若い皆さんにさまざまな可能性をお話したいと思っています。
具体的にどういう海外体験があるのか?
どうやってリサーチをするのか?
資金はどうやって確保するのか?

そもそも留学や海外体験は、手が届くものなのか?

留学や海外体験なんて、夢のまた夢と思っている方にも、そうとは限らないこともお話ししたいと思っています。

開場は、岩手県盛岡市のアイーナ。岩手県の盛岡市近郊にいらっしゃる方はぜひともご検討ください。

日にち:7月23日日曜日
午前10時~午前の部で今入亜希子が講演します

午後の部では、パネルディスカッションや英語レッスンも実施しますので、興味がある方はぜひ午後の部もご検討ください。

お申込み、お問い合わせは岩手県国際交流協会へお願いします。

イベントのチラシもご覧ください。

岩手県盛岡市での留学相談を受け付け中!

東京と大阪で行った成功する留学セミナーもおかげさまで大盛況で終了しました!セミナーリポートもぜひお読みの上、興味のある方は今後も予定している留学セミナーへのご参加を検討ください。

さて、USCC代表の私今入は、今、岩手県盛岡市に滞在しています。岩手県には8月の最初の週まで滞在予定です。

そこで、もし盛岡市や近郊にお住まいの方で、今入と直接対面で相談をご希望の方には留学無料相談を対面でお受けします。もちろん、通常通り、LINEやスカイプでのご相談もお受けしていますが、今入が盛岡にいるうちにぜひ対面でお話したいという方はこの機会をお見逃しなく。

お問い合わせ時には、盛岡での対面相談希望とご記入ください。おって、日時のご相談をさせていただくためのご返信を差し上げます。

語学留学、高校留学、短大、大学留学、スポーツ留学、インターンやオペア留学にいたるまで幅広い留学のご相談に対応いたします。これから留学を検討中で、岩手県や近郊にお住まいの方はぜひご相談ください。

トロント語学学校ASTON割引キャンペーン

語学学校Aston トロント校よりプロモーションのお知らせ

カナダトロントにある語学学校Aston トロント校より、カナダ建国150周年記念のプロモーションが発表されました。期間は2017年7月1日から9月29日まで。授業料が最大15パーセントディスカウントされます。

インテンシブ英語コース(週35時間レッスン)の場合

・4週間1475ドル→ 1401ドル(5パーセントOFF)

・8週間2880ドル→2448ドル(15パーセントOFF)

・12週間4260ドル→3621ドル(15パーセントOFF)

 

セミインテンシブ英語コース(週25時間レッスン)の場合

・4週間1280ドル→ 1216ドル(5パーセントOFF)

・8週間2400ドル→2040ドル(15パーセントOFF)

・12週間3540ドル→3009ドル(15パーセントOFF)

 

ビジネス英語コース(コミュニケーション&プレゼンテーションスキルコース)

・8週間2400ドル→2040ドル(15パーセントOFF)

 

カレッジ進学プログラム

・8週間2400ドル→2040ドル(15パーセントOFF)

・12週間4260ドル→3621ドル(15パーセントOFF)

 

*上記授業料の他に入学金125ドル(全ての料金はCAD)と教材費が別途かかります。

 

この学校の特徴は全ての教材がデジタル化されており、iPhoneやMacBookなどのご自身のデジタル端末にダウンロード可能なところ。公共交通機関での移動中も端末にダウンロードした教材で勉強でき、重たいテキストを持ち運ぶ必要もないです。またテキスト自体も校長自ら作成したオリジナルテキストを使用しています。

9月にはトロントでトロント国際映画祭も開催されます。また秋のカナダは紅葉がとても綺麗です。是非この機会に一度カナダ留学してみませんか。

City College of New York Jazz学士過程卒業!

City College of New York(CCNY)はジャズスタディーでも非常に有名な大学です。ジャズの本場ニューヨークでジャズを学ぶというこのプログラムに入る競争率も高ければ、卒業するのも大変なのです。毎日音楽漬けの日々を送られた学生さんがめでたく、しかも非常に優秀な成績で卒業をしました。サポートをしたUSカレッジコネクションにくださったメッセージをご紹介します。

「CCNYに 留学を決めたのにはいくつか理由がありましたが、第1に Steve Wilson というアルトサックス奏者が教授を務めている、という事がありました。彼を追いかけてニューヨークへ来たわけですが、最後のセメスターでは オフィスアワーや クラス外でも多く音楽の話をさせて頂きました。彼から学んだ 音楽、奏法、ヒストリー、全てが素晴らしい経験でした。そしてこのセメスターで彼と学んだ2つのクラスではA+ 取ることが出来ました。最終的に卒業成績は3.9 Summa Cum Laude、The Pro Musica Award を得ての卒業となりました。成績以上に経験や知識として得たものが沢山あり、その1つ1つを大切にしていきたいと思いますが、やはりこうして 数字で評価され 努力に対してのhoner を頂けたことは 今後の励みに、そして 頑張ってきた自分への誇りとなりました。」

USカレッジコネクションは、彼の出願時からマンツーマンのカウンセリングを通してサポートしてきました。音楽などオーディションを必要とする作業の場合には、音楽センスを発揮する必要のみならず、アメリカの大学に合格するための学力や英語力も要求をクリアしていないといけません。USCCは出願される学生さんが心おきなく、能力をアピールできるよう、それ以外の出願作業についてはしっかりとバックアップし二人三脚で努力しました。

入学後の努力は、ご本人の頑張りによります。4.0満点のGPAで3.9で卒業したという素晴らしい成績に拍手を送ります

 

最後にこんな光栄なコメントもいただきました:
「音楽に対する思いや 留学に対する強い興味がありながら、「で、実際 何をしたらいいんだろう…」と 二の足を踏んでいた 自分にとって 今入さんとの 出会い。して頂いたサポートにはとても大きな意味がありました。
サポートして頂いたのは、大学の入学試験 であり、決して それだけではありません。この大学入学が 大学卒業になり、これからの人生に直結しているのですから。大きな 一歩であったことには間違いありません。」

これからさらに音楽の、ジャズの道を突き進んでいく彼をこれからも応援します。本当におめでとう!世界に羽ばたくあなたをいつも応援しています。

City College of New York (CCNY)音楽課のあるホールの前で

J-1インターン・トレイニー先を自力で見つける

今現在、大学在学中の方でインターンとしてアメリカで1年までの研修をしたいと考えている方、あるいは、すでに数年以上の職務経験があり今の経験をつかって18か月ほどのトレーニングをしてみたいという方、アメリカのJ-1交流ビザを利用してのインターンやトレイニー体験が可能です。たぶんこのページをお読みになっている方は、ある程度、アメリカのインターンやトレイニープログラムについて知識がある方であると思います。具体的に研修先が決まっていたり、具体的になっているという方にぜひお読みいただきたい今日のブログです。

アメリカのインターンやトレイニーのプログラムで研修ビザを取得するためには、当然のことながら、研修先が決まっていることが前提。そのうえでJ-1ビザスポンサーというアメリカ政府が認定している組織に研修者も企業側も登録して、損運営会社の指導と監視のもとで、インターン計画を実施する必要があるのです。企業も一緒にJ-1交流プログラムを運営する会社に登録するというのが条件です。

アメリカ政府がバックにあるこのJ-1交流プログラムですので、インターン先やトレイニー先にも多少条件があります。ビジネスの分野が決まっていたりもしますので、行きたい分野がインターンやトレイニーのカテゴリーに入っているのかを知っていること。
インターン:大学で学んでいる専攻と直結した分野での研修先であること。残念ながら教育の分野はインターンのカテゴリーではないので、J-1のインターンは不可ということになります。それ以外でいえば一般的にビジネス専攻や、アート、理系、法律、メディアなど、インターンの領域にはまる専攻は多岐にわたります。

トレイニー:数年の職業経験と直結する分野での研修が必須、つまりキャリアアップであり、キャリアチェンジではないということ。

アメリカを知り、アメリカの企業で学ぶというのが、交流プログラムで達成してほしいゴールですので、もちろん米国企業の研修先を見つけるのが、J-1ビザを取りやすい一番の方法とも言えます。どうやって研修先を自力で見つけるかは、USカレッジコネクションがパートナシップを結ぶ、インターエクスチェンジのウエブサイトで細かく記載されています。

アメリカ人同様に、仕事探しのウエブサイトで、アカウントを作ってとにかく企業にアプローチする方法は、数あたれの方式でしょう。

可能性が高いのはやはり、知人だったり、大学の教授などの知り合いのつてを頼ることかもしれません。

しっかりとした履歴書やカバーレターを作りあげて、オンラインでの面接も可能な時代ですので、国が違っても面接を行うことも可能です。

自分で研修先の企業を見つけることは、思っているよりも、壁は高くないかもしれません。

根気とガッツがあれば、やってやれないことはない。

自力で探す利点は、節約もさることながら、自分にとって興味がある業界にアプローチができるということ。1年から1年半という研修期間をアメリカにいただけに終わらせず、実りある経験にするためにも、やはり、自分で探すことが重要ではないでしょうか。

米国インターンシップやトレイニー先を探すうえで、やはり英語力は重要になってきます。

数年先のインターンを見越してまずは英語力をつけたいという方もお気軽にUSカレッジコネクションにご相談ください。

語学学校でビジネス英語と数週間の企業研修(無給での英語実習の延長)と組み合わせるところもあります。

J-1インターンやトレイニー先は自力で見つける!

すでに、研修先が見つかっている方、けれど、ここからの行動について質問がある場合も、どうぞお気軽にご相談ください。

アメリカのコミカレVSカナダのカレッジ

まずは、コミュニティ―カレッジから、という留学の形を目指す方が、アメリカのコミカレなのか、カナダのカレッジ(短大)なのか、迷うこともありますね。実は名称は同じカレッジであっても、アメリカとカナダとは大きな差もあるのです。みなさんがたぶん、気になっていることを解消するべく両国のコミュニティーカレッジの特徴をお話しします。

アメリカのコミカレ=進学(4年制大学編入)目的と職業訓練の2本立て
アメリカのコミカレには、職業直結でスキルをみにつけることを目的とする、日本の専門学校に近い扱いの職業訓練(Vocational)プログラムと、4年の学士取得の中の最初の2年分の一般教養の部分をコミカレで履修したうえで、4年制大学へ編入をすることを目的とするトランスファープログラム(学業プログラム)の二本立てで存在します。

トランスファーを目的としているプログラムはユニバーシティートランスファーなどといわれ、で基礎一般教養科目を履修後には、前提としてはアメリカのどの4年制大学にも飛び立てることを理念としています。通常学期制の4年制大学では120単位程度で学士が取得となりますが、うち前半60単位程度をコミュニティーカレッジで履修しようというものです。4年制大学に1年生から入学する予算を節約するため、高校の成績があまり振るわなかったためにまずはコミカレで成績をあげてから大学編入を狙うため、など、さまざまな理由でコミカレから始める学生さんがいます。コミカレでのこのようなトランスファープログラムを修了すると、準学士(Associate Degree)を取得できます。アメリカではコミカレ2年、大学2年の、いわゆる2+2プログラムが一般的であるのは、コミカレと大学は、同じ大学認定の地方認定を受けているため。同じ地方認定の組織から大学レベルの判定をいただいているので、コミカレから大学への編入も単位も動かせてトランスファーが可能になるのです。

カナダのカレッジは、カナダの大学と住み分けがある
一方の、カナダのカレッジ(通常2年の短大=コミュニティーカレッジ)とカナダのユニバーシティー(4年制大学)はアメリカに比べると明確な住み分けがされています。カレッジ=2年から3年の短大で、実践スキル習得をメインにした専門学校的な学問領域。プログラムを修了していただける修了証は、ディプロマと呼ばれ、準学士とは言いません。ここがアメリカとの違い。一方カナダのユニバーシティー(4年制大学)を修了していただけるのは学士(バチェラーズディグリー)なのです。最近は、カレッジを終了後に、提携のユニバーシティーに進学して、ディプロマと学士をとれるプログラムもでていますが、それでも、カレッジの認識=実践スキルということは変わらずです。また進学提携は、カナダ国内でのことなので、カナダのカレッジ終了後に例えばアメリカの大学に編入しようと試みた場合には単位以降の面で難しいかもしれません。ディプロマが、大学のアカデミックレベルと認定されるかどうか、というのが問題になってくるからです。

一方で、カナダのカレッジでディプロマを終了後には、就労許可がアメリカよりも長くでますし、またディプロマのプログラムも、2年よりもさらに短い6か月から1年でプログラムが終了できるものもありますので、短期で何か結果を証明できるディプロマが欲しいという方には向いています。カレッジ付属で語学講習プログラムをもっていたり、カナダ国内の語学学校と提携をもっていたりもします。学費もアメリカよりもさらに安い場合もあり、為替レートで比べても、カナダのほうが日本円で払う場合に安くなるということも事実。

アメリカはアメリカ、カナダはカナダ
結論としては、将来的にアメリカの大学進学を目指したい方は、短大はアメリカで(コミュニティーカレッジ)。カナダで実践スキルを短期で身に着けたい方がカナダの短大(カレッジ)を選ぶ。当たり前に聞こえますが、ノースアメリカという同じ大陸にある両国は、似ているところも多くカレッジの料金と生活費が安いカナダでまず勉強してそのあとアメリカの4年制大学に、ということも考えがちなのですがそうすることが、結果的に単位が移らず、時間とお金が無駄になることもあります。

私自身、カナダのカレッジでラジオ放送のプログラムに入り(=実践)、日本でのアナウンサーとしての経験を単位として半分以上認めていただき1年でディプロマをとりました。私の目的はラジオ放送の実践スキル習得であり、その後の進学はまったく考えていませんでした。すでに学士をもっていた私は、この時点ではディプロマで十分であったわけです。その後、大学院のメディア論で修士をとるべく留学したのがアメリカの大学院でした。

なにをゴールとするのか?
それによって、アメリカかカナダを決定しましょう。

2017年夏の東京セミナーお申込み多数につき大きい会場にしました

USCC代表の今入亜希子が講師をつとめるアメリカ大学留学セミナーがおかげ様で盛況です。東京の会場のほうは申込者が多数につき大きい会場に変更いたしました。嬉しい限りです。大阪会場については今のところ定員いっぱいとなっております。今から参加をご希望の方はとりあえずお申込みフォームからお問い合わせください。

今年の大学留学セミナーでは各会場で特色あるセミナーにします。各会場ともにゲストも招待しています。

例えば:

6月18日日曜日、東京会場 午前10時より

ゲスト:

  • 高校、コミカレ、大学編入を経験したテキサス大学オースティン校の現役大学生の方
  • 修士をスポーツマネージメントとTESOLで取得し、今現在大学講師も務めている、スポーツ留学にも詳しい方
  • その他弊社がサポートした学生、卒業生さんも顔を出してくださる予定

6月25日日曜日、大阪会場 午前10時より

ゲスト:

  • ノーステキサス大学語学講習プログラム英語講師の方
  • 私立ジュニアカレッジからペンシルベニア州立大学(ペンステート)に編入し、今年5月に卒業したばかりの方

 

今入の講演だけではなく、ゲストのアドバイスや体験談も聞きつつ進めていきます。参加者の方との意見交換をしながらの双方向性のあるセミナーにしたいと思っています。

東京の会場は少し大きめの部屋に変更しましたのでまだ若干の参加申込みが可能です。大阪のほうは今ほぼ定員に達しておりますが、これから参加を希望する方はあきらめずまずはお申込みフォームからご相談ください。

成功させる留学セミナーのお申込みは以下のリンクからお願いします:

アメリカ留学セミナー申込みフォームへのリンク

アスリートで大学留学を狙う方がコミカレから始める利点と注意点

スポーツにたけた学生の方が、スポーツ奨学金を獲得してアメリカの大学留学を狙う場合、もちろんダイレクトに4年制大学スポーツ部からスカウトされて入学することを想定していると思います。が、同じゴールを狙うといっても、まずはコミュニティーカレッジからはじめて4年制大学へ編入するという道もあるということをお話しします。

スポーツで活躍してスポーツ奨学金を出せる大学は、例えばアメリカ大学スポーツ協会加盟の大学(NCAA)の中でもディビジョン1かディビジョン2に限られています。NCAAのディビジョン1やディビジョン2の大学は、アカデミック的にみても優秀、有名大学であるケースも多く、スポーツができるだけでなく、学業的にも優れていることが要求されてくるため、最初からこのレベルを狙うのは難しいというケースもでてきます。

では、他の選択肢として、のちに4年制大学に編入することを目標にして、まずはコミュニティーカレッジから始めてみるという方法もありです。コミカレでもNJCAAといって全米規模のスポーツリーグに加盟しているカレッジでは、同様にアスリートに奨学金も出せます。奨学金をいただけるスポーツレベルであることはこちらも競争率は高いものの、可能性はある。NJCAAのほかにもアメリカを西、東、南部などにわけてそれぞれのリーグがブロック別にあります。リーグの規定で奨学金が出せないところもありますが、もともとの学費が4年制大学のそれに比べ半分以下であるため、コミカレは自分の力を4年制大学のコーチ陣にアピールするための場として考え、たとえ出費があったしても意味があると考えることもできます。

スポーツのレベルは高いのに、英語力や高校成績が今一つであった方が、コミカレのコーチの目にとまってまずはコミカレから始めるケースもUSCCの学生の方の中でもでています。コミカレのチームで活躍している方の中には、すでに4年制大学から声がかかっている方もいます。ここからはじめて飛躍をすることは十分にあり得るのです。

では、コミカレ在籍中に心がけることは?スポーツの力をアピールできるようにするのは基本であるものの、4年制大学に編入するためには学業的にも注意すべきことがあります。

1:スポーツでの活躍:結果を出して大学コーチからの勧誘をさそう
言うまでもなく、コミカレを利用するのですから、結果を出すことは必須となります。

2:コミカレ在籍中の授業履修の内容把握と成績の維持:
例えばNCAAのディビジョン1、トランスファー学生として編入するためには、コミカレは毎学期フルタイム学生として授業履修をして最低でも1年分の単位数を履修している必要があります。加えて、高校のときの成績やSAT/ACTの点数がNCAAが定める基準点以下であった方は、高校在学時はNon-Qualifier(つまりその時点ではNCAAの基準にはまらない)というステータスなので、コミカレ在籍時には、取らなければならない科目、英語、数学などの科目指定もクリアしている必要があります。逆に高校のときの成績やSAT/ACTの点数はNCAAの基準に達していた方はQualifier(高校の時点からNCAA基準をクリアしていた)学生ですので、トランスファー学生としてクリアすべきはカレッジでの履修単位数のみということになります。

通常このようなどうすればNCAAの基準をクリアできるかは、勧誘をしてきた大学の中にNCAA担当のスタッフがいて細かく指示をしてくれます。ただし自分でも最低限の知識は得ておきましょう。

3:NCAAのEligibility Centerの登録をする、あるいは更新をしておく
コミカレに入学したてのときから、4年制への編入を目指して、アスリートとしての登録作業も行いましょう。高校生のときに一度NCAAの登録を行ったことがある方も、今はカレッジ学生ですのでNCAAの加盟大学に入学する時期の変更、在籍学校の更新など再度登録内容を見直す必要があります。今だNCAAのEligibility Centerへの登録をしたことがない方はもちろん、新規でアカウントを作り登録を完了させましょう。NCAAの規定上、大学のコーチはNCAAの登録をしていない学生の勧誘活動は行えません。

高校生のときにはインターハイ優勝を経験した学生さんも2017年1月からコミカレにて学生・アスリート生活を送っています。今コミカレでの生活を振り返っての感想は、「コミカレの選択は第一希望ではなかったが、今思えばコミカレから始めてよかったと思う」ということ。
理由は、いきなり大きな4年制大学にいっていたら、英語での大学生活についていけたかわからないから。周りの助けをうけつつスポーツの方でも着実に力をつけており、来年の4年制大学編入にも意欲を見せています。少しずつ4年制大学からの声もかかってきています。

コミカレ2年目を迎える今の目標は、「スポーツで少しでもランクの高い、しかも知名度の高い大学への編入を果たしたい」ということ。
高校生のときにはどちらかといえば、「声をかけてくれた大学に入学できれば幸せ」だった彼女が、良い意味での欲がでている。しかもそれは現実可能な欲であることが素晴らしい。

今アメリカにいてトーナメントで結果をだし、4年制大学コーチからの目にも留まる環境であるから、有名な大学から声がかかり、しかも学業も頑張っていれば十分に大学からの合格も得られる力となる。

目指すところは一緒でも、その山をどう登るか。それは個人によって異なって良い。それぞれが成功できるよう頑張りましょう!

アメリカ高校留学:IBやAPを選択するか?

アメリカの私立高校への留学を検討されている方が、高校のリサーチをするとわかってくること:IBやAPのカリキュラムの選択肢を持つ高校があること。

IBはインターナショナルバカロレア、APはアドバンストプレースメント。
通常の高校カリキュラムよりも難易度が高く、IBについては高校11年生、12年生の授業は大学レベルの授業とみなされ、大学に入学後にはその分の単位が大学レベルとして振替られます。APについても履修科目のAPテストに合格すれば、例えばAPのEnglish、APのArtの試験を受けて合格すれば、それも大学レベルの単位として振替えられます。

IBカリキュラムやAPコースを履修する利点:
IBやAPを受ける利点は、出願時の高校の成績が単純計算した成績プラス難易度がプラスされて、成績があがる。大学に進学した際に単位として認定される、という利点をもっています。IBやAPのコースを受けていることでたとえば、大学在籍する年数が3年に減ったりすることもあるわけです。

オナーズコース
IBやAPの他にもう一つ、Honors(オナーズ)というコースもまた別にあり、これは純粋に成績優秀者用の少し難しめのコースということで、成績換算には難易度がプラスされますが、大学レベルとは認定されないという差があります。例えばオナーズ数学、オナーズ英語というコース名となります。高校がスタンダードカリキュラムであるところでもオナーズのコースは通常あります。

IBやAPの難しさ
たしかにIBやAPをとることは素晴らしい。これらのカリキュラムを受けていることで、成績評価が上がる可能性を秘めています。ですが同時に場合によっては不利になってしまうこともあるのです。

  • 内容が難しいために、良い成績をとれないかもしれない:逆に成績(GPA)が落ちてしまう
  • ついていけない可能性もある

学生さんの成績があまり芳しくないと相談された学生さんの話を聞いてみると、その理由がIBのプログラムをとって成績を落としてしまい、その後通常のカリキュラムに戻したものの回復が難しくなった、という方もおりました。

スタンダードな高校カリキュラムをとって、無理なく、成績向上を狙うか。あるいは、IBやAPのコースを選んで、難しめの科目を頑張ってクリアし、さらに難易度を考慮した成績判定をいただき、しかも大学レベルの単位への振り替えを狙うか。どちらを選択をするかは、ケースバイケースです。

IBのカリキュラムがある私立高校のみを選び、とにかくIBのプログラムに入るのだというご依頼を受けることがありますが、その前にIBのカリキュラムに入っていくということのプラス面と、もしかするとマイナス面もあることもどちらもたたき台にあげて結論を出すことをお薦めします。

スタンダードプログラムを高校で選択した場合でも、同じ科目でもオナーズを選べば、成績も難易度を考慮したものになりますし、大学出願の際にもアピールできますので、折衷案としてオナーズの科目を選ぶのも方法です。

IBやAPのコースを履修をしていると、毎日の勉強に追いつくためにはホームワークとして通常のカリキュラムの2倍以上の勉強量を要求されてきます。もし高校生活と同時にスポーツや他のアクティビティーに時間を割いている場合、勉強との両立が可能かどうかも、考慮の目安にしましょう。

IBもAPも、オナーズも、何を目標とするか、毎日の生活状況も検討して選んでいきましょう。