2014年始まったばかりですが、もうそろそろ来年2015年の出願について考えはじめませんか?
というのも毎年大学の出願締め切りは早まっているのです。
例えば2015年秋の入学を目指す場合でも、その出願締め切りは、2014年の12月、2015年1月や2月だったりします。
そうなるともう今から準備をしないと、ということになるのです。
今やることは、どんな大学があるのか、リサーチです。
大学をリサーチするときに必ずチェックするものの一つが、学費ってどれぐらいなのか?ということですが、
大学のウエブサイトに掲載されている、学費コストだけで調査を終えていませんか?
これは正規価格であって、実費とは違う場合もあります。
アカデミック奨学金を出す大学もありますから、もし奨学金をもらえたら、実際の価格は、正規価格より下がります。
ちなみに、英語でスカラーシップといえば、返還の義務がない、いわゆる贈り物であることは、何度もお話しておりますよね。
大学をリサーチするときに見ていただきたいのは、その大学がどれだけの奨学金を留学生にも付与するか。
留学生のウエブサイトに、スカラーシップの紹介も掲載されている場合もあります。
留学生にも奨学金を出す大学は、それをアピールして学生獲得を狙っているからです。
特に私立大学は学費が高いからといってあきらめず、その大学が奨学金をある程度出すことがわかったら、とにかく出願してみる。
アカデミック奨学金は、合格後の手紙と一緒に、奨学金のオファーがあるのが通常です。
だから出願するときには1本に絞らず併願をする。
そのうえで、奨学金がどれだけ降りたか、その額面を見ながら実費コストが低い大学に入学する。最終的に進学をする大学を決める。
そういう方法もありです。
さて、今日は最近いいなと思った大学があるので、ご紹介したいと思います。
その大学は、イリノイ州のシカゴ郊外にある、ノースセントラルカレッジです。シカゴから電車1本で行ける、Naperville(ネイパービル)という町に所在します。
Napervilleは、多人種で構成されたエリアとしても有名で、アジア系の食品大きなスーパーもあります。私も昔シカゴに住んでいたので、このNapervilleにはお世話になりました。大学の回りには、多くのレストラン(多国籍)がありますので、留学生が住みやすい街ともいえます。
さて話を大学に戻すと、ノースセントラル大学はの学生人口は3000人程度の小規模リベラルアーツカレッジ。うち留学生人口は80人ぐらい。
学生の割合もそれぞれ数人ぐらいずつ、およそ30か国の学生が在籍しているそうです。
この大学では有名な専攻がいくつかあります。例えば、ジャズスタディーや、シアターパフォーマンス(ミュージカル)、ブロードキャスティングなど。
ジャズやミュージカルはニューヨークと思っていませんか?
ジャズといえばシカゴも有名ですし、シアターディストリクトという、劇場街もNYと匹敵するほど有名です。
かけだしの俳優や、コメディアンの多くが、シカゴからスタートするのも事実です。
ノースセントラルカレッジには、このほかにも多くの専攻を提供しています。
この大学の魅力は、私立ならではの学生一人一人に目が行き届いた教育。
また留学生サポートという点では、新入生への空港ピックアップサポート、留学生には必ず寮に住めるように配慮、メンター役の学生を新入生にはマッチングする。など行き届いたサポートぶりです。
まさにこういうところは私立大学の魅力です。
さらには、フルタイムの語学講習プログラムもあります。9月、1月、3月、5月の各タームに加え、夏には7月と8月1か月ずつのサマー講習もあります。
今、タームという言いかたをしましたが、この大学は4ターム制度。1年に4回学期があるということです。
良くクォーター制度という呼び方を他の大学ではしますが、ここではクォーターという呼び方はしません。同様の意味ですが。
正規学生については、秋の9月と冬の1月タームからスタートできます。語学講習はどのタームからでも始めることができます。
秋からはじめると、はじめの3ターム履修をしたあと、夏をお休みとすることができます。これが基本的な1アカデミックイヤーとなります。
10週間毎に、新しいタームがやってくるということは、気分を切り替えつつ進むことができるという利点があります。
気になる学費ですが、正規学生の授業料は1アカデミックイヤーで、34000ドルほど。寮が11000ドルぐらいなので、学費と滞在そのほかもろもろの1アカデミックイヤーの合計の見積もりは47000ドルぐらい。
でもです。
この大学は留学生にも奨学金をだします。平均的な奨学金付与額は留学生一人あたり17000ドル。
この額面を差し引くと、実費の平均は3万ドルぐらいとなるでしょう。もっと奨学金を受けられるかもしれないですし。
こうなると、州立大学の平均的な学費と滞在費の合計に匹敵します。だからこそ、私立もあきらめずに出願していただきたいと思うのです。
ちなみに、ノースセントラル大学の出願は、2014年の秋学期もまだ間に合います。奨学金獲得のチャンスもあります。
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