コミカレから4年制大学編入成功例先輩インタビュー

アメリカのの学校は、今はちょうど夏休み、8月後半から9月は新学期となります。

今年もUSカレッジコネクションがサポートした学生さんが、ご自身の頑張りでコミュニティーカレッジから4年制大学への編入を果たしました。

今日は、その一人、ワシントン州西部にあるスポーケンカレッジから、テキサス大学オースティン校への入学をきめた男子学生のTTさんに、今までのこと、これからの事について質問しました。対談形式でご紹介します。これからコミカレから4年制大学への編入を目指す方は参考にしてください。

TTさんは、日本の大学に在籍後に、スポケーンカレッジに入学。アメリカンオナーズという提携コミカレの中に優秀者プログラムを運営して、確実に4年制大学への進学をサポートするというプログラムに在籍した留学生としては初期の学生さんでもあります。4年制大学では映像で有名な大学への入学を目標にコミカレでの勉強を進めてきました。全米で映像で有名な大学は非常に競争率が高いことで知られています。でもご本人の頑張りで、映像の専攻でUCバークレー、エマーソンカレッジ、UTオースティン、ボストン大など、有名大学からの合格の知らせを受け取りました。

以下質問者は今入、回答はTTで表記します

今入:Tさんが過ごしたSpokaneはどういう街ですか?

TT: 最初にSpokaneに降り立った感想は「なにもないなここは」田舎という意味です笑
東京出身の僕にとってはギャップが激しくて「ここで大丈夫かな…」という感じでしたが、やはり住めば都。今ではこの街が大好きで、去年の夏に日本に一時帰国した時も、ものの二週間でSpokaneが恋しくなりました。そして、やはり勉強に集中できる環境にあります。四年制大学編入を目指す人にとっては適度に遊びつついいGPAもとれるような、そういう場所であると思います

今入:スポケーンカレッジはどういうところですか?
TT:まず、規模が小さいです。
日本の大学に通っていた僕にとってクラスの小ささに驚きました。日本の大学は何百人もいるような教室で授業を受けたりしますが、ここでは多くて40人。その分先生や生徒の距離が縮まります。僕が特にいいなと思ったのは、「先生が顔と名前を覚えてくれること」。ほぼ全てのクラスで先生は僕のことを認識してくれたし、日本出身ということもあってアジアの文化について授業中に話を振ってくれたりしました。さらにコミカレというだけあって、色んな分野の基本的な知識をまんべんなく学べます。学ぶことは楽しくて、幸せなことであると気づかれてくれます!

今入:二年制、四年制の大学の違い
TT: 二年制と四年制の大学は専門度が違います。二年制の大学では比較的、やることが決まってなくて、とにかく色んな授業を取りたいという人におすすめ。僕は勉強がこんなに楽しいなんて思いませんでした。そして、なによりも学費が安い。トランスファーを視野に入れる人は四年制大学はお金がかかるというということを理解しておかなければなりません。だから最初の二年、コミカレでお金をなるべく使わないようにするのが賢いやり方だと思います。さらに、「コミカレはtransferに不利なんじゃ!?」という考えが今でもあると思います。実は僕もtransferの結果が出るまではそう思っていました。結果が出た今だから言いますが、「まったくそんなことはない」。びっくりするほど色んな大学から合格通知をもらいました。要は、transferの成功の鍵は他にあるということです。

今入:アメリカンオーナーズという提携のコミカレの中に優秀者プログラムを運営するプログラムに入られましたが。
TT: もしこの機関が自分の行きたい四年制の大学にコミットしているのなら、この機関に在籍するメリットはあると思います。コネクションを使って、割と楽に大学に入っている人はたくさんいました。そして、常に頼れるアドバイザーがいます。エッセイを見てもらったり、時折行われるセミナーでtransferに重要な事(履歴書の書き方。大学リサーチの仕方)を教えてくれます。ただ気をつけなければいけないこともあります。結局transferの準備をするのは「自分自身」です。アドバイザーは大学についてなんでも知っているわけではありません。どの大学にもrequirementというtransferするにあたって必要な単位をとっていけない場合があって、それを把握するのはアドバイザーではなくて生徒自身です。

今入:つまりプログラムに入っただけで、ミラクルが起こるとは思わず、自分でもきっちり勉強し、リサーチし、備える姿勢が必用というわけですね。

今入:大学編入の準備について教えてください
TT: 僕はtransferの準備は誰よりも早く、そして誰よりも徹底的にやった自信があります。
一年目から大学のリサーチ、なんなら、コミカレにくる前から行きたい学校を決めてました。
このリサーチ早ければ早いほどいい。なぜなら、いくつかの学校は申し込み時に「requirement」というのを終わらせていなければいけません。
例えば、オースティンのビジネスは申し込み時点でCalculus 2を取ってなきゃいけません。それを知らないで遅くにリサーチを始めた何人かはオースティンの申し込みを断念していました。こんなことで大学選択の幅が狭まるのは勿体ないです。

そしてエッセイについても、僕は申し込みの八ヶ月前ほどからすでに書いていました。映画学部だったので脚本を書かされたり、映画についての考察を聞かれるので、僕の場合は特殊だと思いますが、それでも周りからすると早すぎ」だそうです。
ただ、僕はこれも成功の鍵だったのではと思います。エッセイって、ギリギリになって詰め込んで書いていると、視野が狭くなって文法ミスをしているのを気づかなかったり、気づかないで支離滅裂なことを書いているということがよくあります。僕は早くから始めていたので、時間があるときにふっと自分のエッセイを見るようにしてました。新鮮な気持ちで読めるからです。これでよくミスを気づいたり改善点を見出したりして自分で添削していました。オースティンに出したエッセイ、三種類書かなければなりませんでした。自分で言うのもなんですが、この三つどれも「完璧」に近かったと思います。自分のエッセイに関しては絶対的な自信を持っていました。

つまり、何事も早くやったほうがいい

今入:トランスファーの準備と出願作業を振り返って
TT: 僕はもっともっとレベルの高い大学に申し込めばよかったかなと思います。映画学部の最高峰はUSCなのですが、どうせ無理だと思って受けませんでした。でもこうやって結果がでると自分の力を侮っていたなと思います。競争率の高い大学に受かったり、UCLAのほんの数十人しか選ばれない面接にも呼ばれました。もしかしたらUSC受かってたかも…とか思っちゃいますね。目標は常に高く。熱意と努力があればアメリカの大学はあなたを見出してくれます。ここは学力ではなくて、能力を見てくれますから。
大変だったのは常に高いGPAを維持する事。他の人がパーティーをしていたり、遊んでいるのを横目でみながら僕は常に勉強していました。みんなから「勉強しすぎ」とか「息抜きしろ」とかよく言われました笑 でもその息抜きで成績をおろそかにはできませんでした。日本の大学やめてきたので笑 人の倍以上勉強しました。
勝因はやはりGPAの高さと「情熱」です。僕は映画に猛烈な思いがあったので、日本の映画界への不満と自分の作りたい映画のビジョン、そしてお笑いをやっていたこともあって、日本のお笑いの魅力をエッセイにぶちまけました。これは僕の意見ですが、ただ単に理由もなく勉強して簡単な授業ばかりとっていいGPAを維持している人に魅力はありません。海を越えて勉強してることに理由があることが大事です。大学は僕の決意の固さと経験の豊富さ、それに加えたGPAの高さを見てくれたんだと思います。

今入:コミカレから四年制大学を目指す人へメッセージをお願いします。
TT: 一番の鍵は「自分が情熱を持てる何か」を持ってアメリカに渡る事。もしそれがなくても、「探そうとする姿勢」が大事です。この二年間で色んな国から来た色んな人を見てきましたが、やはり差はここで生まれます。情熱さえあれば、あなたにどんな背景があろうとも大学は必ずチャンスを与えてくれます!みなさん頑張ってください!
Toyama_photo

素晴らしい体験談だと思います。
目標と情熱をもってアメリカに渡ればおのずと、勉強も苦ではなく、楽し変わるのです
TTさんをはじめ、この秋から大学への編入を決めてみなさん、心からおめでとう。
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