アメリカ留学:コミカレ出願に必用な英語力

留学アドバイザー今入亜希子のYouTUBEチャンネルをご覧いただいている方からの質問にお答えします。
質問:英語力について知りたい

ちょうどアメリカのコミュニティーカレッジ出願についてのお話しをした回にご質問をいただきましたので、コミカレ出願時における英語力についての質問ではないかと想像します。コミカレに絞った英語力についてはお話をする機会があまりなかったので、ゆっくりご説明します。

コミカレの出願時に要求される英語力は?
TOEFLで言うと、45点から70点ぐらいの間。多くのカレッジが60点あるいは61点を指定しています。

あるいは、出願時にはTOEFLやIELTSのスコア提出が必要ないところもあります。
理由:カレッジ独自で英語のプレースメントテストをして、英語力が低めと判定されれば語学補強のESL英語などから履修していくシステムのため。

4年制大学にダイレクトに出願する場合の英語力の基準は、TOEFLでいえば80点以上がほとんどです。
コミカレのほうが指定する英語スコアは低い理由はコミカレの特性によります。

コミカレは学生の基礎学力レベルもばらばらであるので、低めの学生たちの基礎固めをして大学レベルに押し上げるのも大きな役割である。英語についてもいくつかのレベルに分けたコースが展開されているので留学生もそれを利用できる。

通常、TOEFLのテストが規定点をクリアしていても、全員が現地でプレースメントテストを受験します。英語だけではなく数学も受けます。これによって基礎力を判定し、カレッジレベルではないと判定された場合には例えばESL英語コースなどを履修するということになります。

また最近はカレッジ付属の語学講習所をもっているところも増えてきました。こうなるとフルタイムで通年で語学講習が提供できます。

ある程度英語力があり、TOEFLやIELTSの指定スコアをクリアしている方:
プレースメントテスト対策の英語の勉強をしておいてください。多くのアメリカのコミカレはCOMPASS TESTを利用します。コンピューター上で回答し、時間制限はありません。英語が母国語でない学生の語学力を図るためにはCompass ESL Testがあります。進学先のカレッジの多くがプレースメント対策の案内をウエブサイトでしていたり、サーチエンジンで検索すると多くの記事がでてきます。練習問題もでていますので予習をしましょう。

出願するときに、TOEFLの提出が義務でなくとも、一度はTOEFLテストを受けてみましょう。自分のレベルがどれぐらいなのかを確認するためです。
コミカレの場合、あまりに英語ができないと受け入れが不可といわれることがあります。レベル対応ができないためです。設定は中級レベル以上というのが普通です。英語力が低いのでまずは近くの語学学校からはじめてくださいということが無いように、目安としてTOEFLでいえば40点ぐらいの点数は欲しいところです。

TOEFLやIELTSの勉強方法

  • テストの模擬を時間を計って
  • 参考書文法書を何度も読む
  • 語彙力をつける
  • ライティングやスピーキングは過去に出た問題を何度も解いて、自分なりの回答のスタイルを確立しておくと、どの問題にも時間をかけず解答していくことができます。

アメリカのコミカレ、大学、大学院出願にご質問がありましたらお気軽にご相談ください。