アメリカ大学院留学はチャレンジできる!

「自分がまさか大学院に入学するなど考えてもいませんでした」というメールが出願サポートをした学生の方から届きました。まさか自分が、と感じていた学生さんは、まもなく1年の大学院プログラムを終了し、修士という学位を手に巣だとうとしています。私自身も、4年制大学を卒業して社会人として働いていていた時には、大学院で学生に戻ることは考えていませんでした。でも留学という選択を選んだときに、学士があり、仕事経験が数年あるということが、大学院への道へとつながることに気が付いたのです。

決して、簡単な道のりではないけれど、できないことは絶対ない。
今回はそのアメリカの大学院へ進むことについてお話しします。

大学院の専攻は学士と違い、専攻領域のみを深く掘り下げます。学びたいことが決まっている方、大学で学んだこと、社会人としてかかわった領域をさらに深めるのが留学の目的であるならば大学院が大きな選択肢として浮上します。私の場合は大学と大学院の専攻領域はまったく違いますが、社会人として日本でマスコミの仕事を6年ほどしていたこと。だから大学院はマスコミ学を選択しました。また今回連絡をくださった方は、英語関係で学士を取得したあとに、アパレル業界に就職、プレスとしての十分な経験をもち、さらなるステップアップのためにニューヨークのLIM Collegeの大学院でファッションマーチャンダイジングを学んでいます。学士と修士の専攻が同じでなくとも、仕事と関係していれば、大学院は検討してほしいと思います。

工学、ビジネス、音楽、アスレチックトレーニング、思想など、修士で学べることは多岐にわたります。カリキュラムを見比べ、大学院こそ自分が進むべきものかどうかを検討しましょう。

大学院出願を目指す際に心にとめる点はいくつかあります。

1:出願前にTOEFL、IELTS、GRE,GMATなどテストスコアの点数を出しているのが理想。
多くの皆さんが働きながら、社会人である一方で留学準備をしますので、いかに計画的に作業をしていけるかがカギです。タイムマネージメントは重要です。皆さんこの部分に苦労されます。

2:推薦状を誰に依頼するか?
4年制大学、学士の出願の場合には、推薦状は要求されないことも多く、送っても参考程度の場合が多いのですが、修士になるとこの数通の推薦状が合否に大きくかかわってきます。他の人が出願者をどう評価しているか、ということを大学院では重要視します。通常2通から3通必用で、1通は必ずアカデミアから、つまり大学教授などが好ましく、もう1通は仕事をしている人だったら現在の仕事の上司やチームメイトなどが好ましいとされています。大学の学部が確認したいところ、例えばもちろんのことながら、学業的な取り組み、実務ができる人間か、クリエイティブか、過去にこういうエピソードがあったとか、どういう人間性か、などをちゃんと書いてくださる方に依頼する必要があるのです。ひな形の文章に学部長の名前が入っているようなタイプの推薦状では、これは推薦状とは言えません。学部長に依頼して中身の薄い推薦状になるのであれば、ゼミの教授の熱のこもった推薦状がベターです。

仕事上の上司などに依頼する場合には、いつ、どのタイミングで依頼をするかもたぶん社会人の皆さんは考えるでしょう。(つまりは退職をすることを想定するパターンが多いので)しかしながら、やはり、今の仕事先の信頼できる方からの推薦状は、多くの場合、無くてはならぬものと私は考えます。大学院留学を将来お考えの場合には、今からどうするか、信頼のおける方にはそろそろ相談をしておくのも良いかもしれません。

大学院としてアメリカに留学すると、たぶん、想像していたもの以上のことが起こります。いいことも、大変なことも。けれど、大きな収穫になることは間違いありません。

まもなく卒業を迎える、大学院生の方はいいました

「自分には到底無理と思っていた大学院留学ですが、一つ一つ目の前の目標をこなして行けば、到達できるものなんですね。毎週課題に追われるだけでなく、グループプロジェクトで個性的なメンバーと共同作業しないといけないなど、勉強以外にもいろんなカルチャーバックグラウンドを学べました。いろんな意味で自由の国ですね。」

その文面から大変ながらも生き生きと生活しチャレンジしている学生さんの顔が浮かびました。
学位をとった後は、OPTという学位直結の分野での1年までの就労経験を積むとのこと。さらに経験を積んで、日本のアパレル業界をさらに世界に紹介する役割を担ってくださるのではないかと期待しています。

12月は、アメリカではもう一つの卒業シーズンでもあります。そして1月は新学期。

日本では、新年に目標を定める習慣もあります。
アメリカ大学院留学を目標に頑張ってみようという決意をされた方は、まずはお気軽にご相談ください。

問い合わせフォーム

nyc2
NYCの大学院で学ぶ学生の方が送ってくださったニューヨークの街。