CUNY スタテンアイランド訪問リポート

ニューヨーク市立大学(City College of New York)CUNYの系列大学は、州外出身者の学費もリーズナブルかつ、ニューヨーク市という立地が魅力。留学生も多く目指す大学です。CUNYと一言でいってもそれぞれ特色があるため、どの大学が自分にあっているのかをよく考える必要があります。今回はCUNYの中でもスタテンアイランドにある、College of Staten Islandを訪問してきましたのでCUNYを検討中の方は参考にしてください。

スタテンアイランドとは?

ニューヨークに観光にいらっしゃる方がぜひ行きたいという、自由の女神像。マンハッタンからフェリーにのってスタテンアイランドに向かう途中に見えるのが自由の女神像なのです。さっくりと自由の女神をみて戻りたいなんていう方はフェリーを往復される方も多いのです。

フェリーに乗って到着する先がスタテンアイランド。フェリーが発着する駅からは大学のシャトルバスも出ています。

「えーフェリーに乗らないといけないのか」なんて思うことなかれ。マンハッタンやブルックリンからバスも出ていて、私はワールドトレードセンター近くのバス停から急行バスに乗りおよそ30分でスタテンアイランドに到着できました。大学職員の方によるとブルックリンから通う生徒も多いようです。

CUNYのほとんどの大学はマンハッタン内にあるためキャンパスは都市型。ビルの中にキャンパスがあるタイプとなります。マンハッタンを超え、ブルックリンを超えて向かうスタテンアイランドは、そうではなく、トラディショナル=伝統的な大学キャンパスが迎えてくれます。広いグラウンドがあり、学部ごとにキャンパスがあり、学生センターや図書館も別棟のキャンパス。お天気の良い日はキャンパスをぶらぶら歩くのもまた良い。と大学スタッフの方はお話しされていました。

カレッジオブスタテンアイランド(CSI)は4年制大学でバチェラー(学士)を取得することができますが、同時に、アソシエートディグリー(準学士)のプログラムも提供されます。アソシエートディグリーがあるために、例えば英語のスコアが低めであったり、高校の成績が低めであったり、SATやACTのスコアがなくとも、準学士プログラムをブリッジにして、学士プログラムに移行できたりする利点があります。また大学付属の語学講習プログラムもあるので、TOEFLやIELTSの点数が低めでも語学の補強をしながら正規プログラムに上がることができるのです。

専攻の分野も文系から理系、ビジネスまで広く提供されています。科学分野(STEM)の領域にも力をいれていると大学の方はおっしゃっていました。

そして大学スポーツ。最近アメリカ大学スポーツリーグのNCAAのディビジョン2に上がったそうです。そのためスポーツ奨学金付与も可能となりました。サッカー、野球、バスケットボール、水泳、陸上などのスポーツができます。

大学寮ももちろんありますが、オフキャンパスで生活する生徒も多いとのこと。近くでホームステイをしたり、ブルックリンでアパートシェアをしたりという選択肢もあるわけです。

今回スタテンアイランドを訪問しての印象は何と言っても広いキャンパスの落ち着いた雰囲気。自分でバスで行ってみて30分のバス移動は苦にならない距離であったなと思えました。バスやフェリーでマンハッタンに出かけることができる距離にいながらも、広い大学キャンパスで学び普段は学業に集中できる環境というのは魅力と感じました。

フェリー発着の駅近くにもキャンパスができるということで、フェリーから降りたらそのまま授業に行けるという選択肢もできます。

留学生をサポートするスタッフは皆さんフレンドリーでした。日本人留学生も多すぎず、少なすぎずいる環境ですので、日々刺激しあって大学生活を送れるのではないかと思います。もちろんニューヨークですので他の国の生徒もたくさんおり、アメリカ人学生との交流も自分次第で行うことができます。

今回の訪問時に撮影した写真はFBページに掲載していますのでぜひご覧ください。

CUNY カレッジオブスタテンアイランドに興味がある方はお気軽にご相談ください。