アメリカ大学入学準備:予防接種

秋学期から念願のアメリカ大学に進学を決めた皆さんに、ビザ申請以外にこれからやらねばならないことをシリーズでお伝えしていきます。ビザ取得が完了したからといって、安心してはいけません。大学入学のためには、もう少し準備しなければならないことがあります。今回は予防接種記録について。

アメリカの大学への留学が決まった際、フルタイムの学生は、入学する大学が指定する予防接種を受けたという予防接種証明書をその大学に提出する必要があります。
フルタイムということで、正規学生のみと考えてはいけません。語学講習の身分でも大学に通う場合、さらには大学にセンターを持つ私立の語学学校でもこの予防接種の証明書を提出する場合もあります。

アメリカは州によって法律が違いますので、大学によっても規定の予防接種が異なります。入学する大学のウェブサイトで (Immunization)(vaccine)もしくは(vaccination)という項目を確認してみましょう。わからない時は、直接大学に問い合わせて、何の予防接種が必要かを渡米前に必ず確認しておきましょう。経験上確実に言えることは、正規学生としてアメリカの大学に入学される場合には、ほぼ確実に予防接種記録の入手が必要です。渡米してから足りないものを学校のヘルスセンターで接種できる場合もあり、この場合には学生保険に加入していれば無料で受けられます。ところが寮に入る場合には、入寮前に受けておかなければならない予防接種もありますので、日本での接種、及び記録用紙の完成は必須です。

基本的な予防接種としては、MMR(麻疹、おたふくかぜ、風疹の3種混合ワクチン)、TB(ツベルクリン反応)の二つ。中には、ポリオ(Polio)、B型肝炎(Hepatitis B)などを必要とするところもあります。これらの多くは通常日本で育った人は接種を受けたものなので、母子手帳に記載があればそれを持ってクリニックに行って、英文フォームに記載してもらいましょう。もし母子手帳に記載が見つからない場合は、血液検査で体内にそれぞれの予防接種の免疫があるかどうかを検査して、調べてもらおうこともできます。それでもわからないという場合には、再度接種する必要があります。

アメリカ留学に必要な予防接種を日本で受けていく場合、費用はそれぞれ5,000円〜7,000円近くかかります。
予防接種によっては、一定期間をあけて2回目、3回目と接種しなければならないものもあります。必要な予防接種の合計費用は、入学する大学や予防接種を受ける病院によっても異なりますが、おおよそ予防接種費用、検査、証明書合計で3万〜5万円程かかります。

小さな病院ですと英語のフォームを敬遠する場合もあるので、病院に行く前に、ワクチンスケジュール、アメリカ留学生用にフォームを記載してくれるかを確認しておきましょう。

重要なのは余裕を持って準備し、何の予防接種が足りないかを把握し、大学が指定するヘルスフォームを完成させておくことです。万全の準備をしておけば、渡米後の留学生活はスムーズに始められるでしょう。

The sooner, the better ~アメリカの高校・大学へスポーツ留学をお考えの皆様へ②

今回は、具体的な大学の入学基準と大学体育協会(ここではNCAA)の競技資格の基準をご紹介します。大学の入学基準は学校ごとに異なりますが、ほとんどの大学で共通しているのが、高校時代の成績とSATまたはACTと呼ばれる学力試験のスコアです。

■アメリカの大学でスポーツをするために必要な基準

一例として、フロリダ州のディビジョン1に所属する州立大学が出している入学基準を見てみましょう。大学は明確な基準は公表しませんが、2011年度に入学した1年生の50パーセントは以下のような成績としています。

  • GPAが3.6~4.2で、ACTコンポジットが25~29もしくはSAT合計(英語のリーディングとライティングおよび数学)が1730~1960。
  • 高校時代の取得単位: 英語4年間(最低3年間のライティングクラスを含む)、数学4年間(代数学以上)、自然科学3年間(最低2単位の実験実習を含む)、社会科学3年間、外国語2年間、選択教科2年間(英語、数学、自然科学、社会科学、外国語のクラスが望ましい)
  • ACTまたはSATのスコアの最低点: ライティング:ACTで21点もしくはSATで500点; 数学:ACTで21点もしくはSATで500点; リーディング:ACTで22点もしくはSATで500点

次に、NCAAが定めている学業成績の基準をみてみましょう。ディビジョン1とディビジョン2では必須科目の取得単位の要件が異なったり、GPAとACT/SATのスコアにおける傾斜方式の計算方法の有無などがあります。

ディビジョン1では、高校生アスリートに対して以下のような基準を定めています。

コア・コースの修了

4年間の英語、3年間の数学(代数1以上)、2年間の自然科学、1年間の更なる英語・数学・自然科学のいずれか、2年間の社会科学、4年間の選択科目(上記分野もしくは外国語、宗教学、哲学のいずれか)

GPAとSAT/ACTの傾斜式計算法

コア・コースの科目の成績を数値換算してGPAを算出し、その結果によって求められるSAT/ACTスコアが変動します。たとえばGPAが3.5以上の場合、SAT(英語リーディングと数学)は400点、ACTは37点となります。しかし、GPAが3.0の場合、SATで620点、ACTで52点が要求されます。

ディビジョン2では、以下のような基準となります。

コア・コースの修了

3年間の英語、2年間の数学(代数1以上)、2年間の自然科学、2年間の更なる英語・数学・自然科学のいずれか、2年間の社会科学、3年間の選択科目(上記分野もしくは外国語、宗教学、哲学のいずれか)

SAT/ACTのスコア基準

SATは820(英語リーディングと数学)、ACTは68点

日本の高校を卒業してからアメリカに留学する場合に気をつけなくてはならないのが、NCAAの審査はアメリカの高校(9年生から12年生)、日本では中学3年から高校3年となる点で、日本の中学・高校の成績をアメリカのGPA算出方法に変換して提出することになります。

■高校留学と大学留学の違い

日本からアメリカにスポーツ留学する時期ですが、最近ではアメリカの高校に留学して将来の大学スポーツ奨学金を目指すケースも増えてきているようです。高校からアメリカに留学すると、英語がより早く身につくでしょうし、生活や学校のシステムも理解でき、自分のパフォーマンスを大学コーチにアピールしたり学校を探すための情報集めやコネクション作りにも十分な時間ができるでしょう。フルタイムでスポーツアカデミーに所属しながら、近くの、あるいはスポーツアカデミーが経営する高校に通うケースが留学生の間に広がっております。このようなスポーツアカデミーは、独自にアカデミックコーディネーターを置き、学業もしっかり有名大学進学レベルに至れるよう指導します。ただし、料金的な問題がありますので、しっかりと事前の調査が必要となります。また、コミュニティカレッジと呼ばれる短大にまずは進学し、スポーツ奨学金のオファーを受けて4年制大学に編入するという選択もあります。

いずれにしても、少しでも早くから色々な情報を集めたり調べたりして大学コーチたちにコンタクトをとる手段を見つけ出すことが、奨学金取得の可能性を高めることは間違いありません。

■アメリカにスポーツ留学する際は「The sooner, the better」を忘れずに!

あなたが高校時代までにスポーツで活躍し、大学コーチからスポーツ奨学金のオファーをもらえたとします。その場合、大学アカデミック・オフィスとコンプライアンス・オフィス(NCAAの大学窓口)の成績の基準を満たしていなくては、どんなに優秀なアスリートでも結局奨学金を逃してしまうことになりかねません。そのための準備として、スポーツ活動はもちろん、中学・高校時代の日々の学業を怠らないことがとても大切になります。そしてSATやACTも、しっかりと計画を立てて効率的な勉強方法を探し出すことが大切です。日本人の場合、TOEFLも同様に長期的な攻略プランを立てる必要があります。

アメリカでスポーツ奨学金を目指している若いアスリートたちは、スポーツはもちろん、勉強や社会活動なども一生懸命に取り組みます。大学からは、スポーツのみならず総合的に優秀な人材が評価され求められるためです。

アメリカへのスポーツ留学を希望するみなさん自身、そして保護者のみなさんも、アメリカのスポーツ留学は「文武両道」であることを忘れず、より早く計画的に準備することが良い結果に繋がるということを覚えておいてください。

The sooner, the better ~アメリカの高校・大学へスポーツ留学をお考えの皆様へ①

ここ数年、世界的にアマチュアスポーツ界のグローバル化が進み、スポーツ奨学金を得てアメリカの大学に留学したり、将来のスポーツ奨学金を目指してアメリカの高校に留学する若いアスリートが増えています。その背景には、アメリカでは学生アスリートがスポーツ奨学金を得ながら学位を取得するためのサポートシステムが定着しているが、ヨーロッパやアジアではアメリカのようなシステムが整っていないといういう実情があります。

今回は、アメリカにスポーツ留学したいというアスリートや保護者の皆様に、アメリカのスポーツ留学に必要な情報をご紹介し、より計画的で具体的な留学準備に役立てていただければと思います。英語ではThe sooner, the better 「早ければ早いほど良い」という言葉がありますが、スポーツ留学の準備は正しい知識をもって、早いうちに始めることが大切です。

■アメリカ教育機関にスポーツ留学する

アメリカにスポーツ留学する際に念頭においていただきたいことがふたつあります。一つ目は「文武両道」が求められるということです。ヨーロッパやアジアでは、若くて能力の高いアスリートはエリートプログラムなどに所属してひたすら競技のトレーニングに明け暮れます。年代が上がるにつれて、ふるいにかけられて人数が絞られていき、最終的にエリートの中のエリートだけがトップレベルで競技を続けていける環境です。アメリカでもそのような競争原理は存在しますが、もっと受け皿が広く、アスリートたちはより多様な選択肢を持つことができます。特に大学アスリートたちはプロやオリンピックなどの世界大会を目指している場合もありますが、ビジネスや教育、あるいはスポーツの指導者など、必ずしも競技者としての頂点がゴールとは限りません。多くの大学アスリートたちはしっかりした将来設計と目的意識を持って大学生活を送り、スポーツ奨学金制度やサポートシステムをフル活用し、将来の充実したキャリアの実現を目指しています。

大学のスポーツ奨学金制度を得るメリットは様々で、まず学費を免除や割引のオファーがあります。そして、大学の学生アスリート専用のコートやトレーニング・ルームで専属のコーチやトレーナーの下で指導を受けることができます。さらに、学業面でもアカデミック・アドバイザーや家庭教師が、授業の補習や試験の準備などをサポートしてくれます。アパートや食事のほか、教科書などを提供してくれるプログラムもあります。

■スポーツ留学に際して知っておくべきこと

スポーツ奨学金のオファーを受けるプロセスで一番多いのが、大学のコーチが個人のネットワークや大会の視察で優秀な選手を見つけ、コンタクトをとる方法です。そして学校やチームの紹介、実際の学校訪問を経て、奨学金や待遇を提示されます。選手個人が過去の大会や練習のビデオを直接コーチに送ってコンタクトをとるケースもあります。

アメリカの大学に入学してスポーツ活動を行うには、ふたつの基準を満たさなくてはいけません。まず、大学の入学許可を得ること。アドミッション・オフィスと呼ばれる入学関連の手続きを扱う部署の担当になりますが、これは大学の全新入生が対象で、大学が定めた高校時代の成績(GPAと呼ばれる)や全国統一の試験(SATやACTと呼ばれる)のスコアを満たさなくてははなりません。また、英語圏出身以外の留学生にはTOEFLやIELTSという英語力の試験も課されます。

そしてもうひとつが、大学アスリートの競技資格を審査する大学体育協会(NCAAなど)の基準です。通常、大学のアスレティック・デパートメント(体育会)のコンプライアンス・オフィスが管轄していますが、高校時代の各教科の成績とSATまたはACTのスコアが協会の基準を満たしていないと、大学での競技資格を出してくれません。大学の入学基準がNCAAの基準より低い場合は大学に入学すること自体は可能ですが、NCAAの基準をクリアしない限りチームに所属して活動することはできず、スポーツ奨学金も給付されません。この場合、大学で一年間勉強してNCAAの基準をクリアしなくてはならないので、ブランクによる競技レベルの低下やモチベーション維持など様々な面で大変になるでしょう。

コーチたちは自分の欲しい選手を入学させるために、大学入学に必要な準備を手伝ってくれますが、NCAAの厳格な規定はどうすることもできないので、学生本人が学業面で良い成績や点数を出すしかないのです。

スポーツで良い結果を出していれば、大学スポーツからのスカウトを受けられて大学に入学できるという考えは正しくありません。大学アスリートになるためにはNCAAの成績基準に合致してはじめて、奨学金も得られて競技ができるのです。大学アスリートは、アスリートである前に大学生であるということ。学業もおろそかにせず、高校までの成績もしっかりしていることが重要なのです。

次回は、大学の入学基準やNCAAなどの体育協会が定めている競技資格の基準を具体的な数値と共にご紹介します。

留学生の比率が高いアメリカビジネススクールトップ10  

MBAなどで、アメリカのビジネススクールに入学した留学生は、どこの大学に集まっているのか?そんな興味深い調査を、USニュースが発表しました。2011年の秋学期にフルタイムで入学した学生の中で、留学生の割合が多い大学トップ10は以下の通り。(USニュース調べ)

  1. Rensselaer Polytechnic Institute (Lally) New York       留学生比率75.6%
  2. University of California-Riverside (Anderson) California                  66.5%
  3. Hostra University (Zarb) New York                         65.1%
  4. Clark University  Massachusetts                         61.5%
  5. Purdue University-West Lafayette (Krannert) Indiana            57.1%
  6. Bentley University (McCallum) Massachusetts                54.8%
  7. St. John’s University (Tobin) New York                     53.7%
  8. University of Rochester (Simon) New York                   52.6%
  9. Thunderbird School of Global Management, Arizona            52.5%
  10. Case Western Reserve University (Weatherhead) Ohio          52.4%

(出典元:10 business schools with the most international students, US News)

ニューヨーク州や、マサチューセッツ州など寒い地方にあるビジネススクールに留学生が集まっているのが興味深いです。留学生の比率の高い学部ですと、もちろん授業も国際的な問題について取り上げていくことになるでそうし、また留学生のサポートも期待できます。居心地が良いと感ずる留学生も多いかもしれません。

進学希望の大学にどれだけ留学生がいるのか、このあたりもリサーチするのは良いことです。大学環境もしっかり調査したいものです。


東京・ボストン間片道航空券プレセント:FLSボストン

ボストンで24週間以上の長期語学留学をご希望の方に朗報です。ボストンコモンズに語学センターを持つFLSインターナショナルは、東京・ボストン間の直行便就航を記念して、片道の航空券を学生の方にどんとプレゼントします。条件としては、今年12月31日までに、FLSのボストンコモンズにて、集中英語かTOEFL,アカデミックコースを履修できる方。24週以上31週までの在籍の方は、先着3名、32週以上在籍する方は先着5名に、東京、ボストン間の片道航空券をプレゼントしてくれるそうです。

ただし、航空会社はJAL限定ではなく、経由便になる可能性もあるとのこと。でも、片道の航空券が無料でプレゼント自体が大きな節約であると言えます。長期で滞在の場合には、片道で航空券を購入する方も多いのですが、逆に片道の値段の方が高かったりします。

年内の6か月以上の語学留学をお考えの方は、FLSのボストン校もお考えください。無料の航空券が当たるのは先着ですので、ご希望の方は今すぐUSカレッジコネクションにお問い合わせください。

アメリカ留学:スポーツ好きを留学に生かす

アメリカで学べるスポーツに関連した専

スポーツ関連の専攻でアメリカの大学・大学院に留学したい場合は、将来どのような形でスポーツに関わりたいかによって進路先が見えてくるでしょう。大学生アスリートとしてアメリカにスポーツ留学する場合は前回の内容を参照していただいて、今回はそれ以外のアメリカ留学についてご紹介します。

スポーツ経営

将来スポーツにマネジメントやビジネスで関わりたいとお考えでしたら、スポーツ・マネジメントという専攻があります。日本ではまだ新しい分野ですが、アメリカでは昔から多くの大学が設置していて、主にアメリカのスポーツ産業の過去~現在の様々な事例を取り扱いながら、体系的に学ぶことができる人気の高い分野です。近年は海外からの留学生も増えています。

コースの内容は、ファイナンス・法律・マーケティング・メディア・施設管理やイベント運営・経営管理などを通じてスポーツ関連の経営全般を学びます。プロのスポーツリーグや大学スポーツ、オリンピックやコミュニティー・スポーツなど扱われる範囲は多岐にわたり、アメリカのスポーツ産業の組織やビジネスの構造、行政との関わりなどを学び、いかに社会とスポーツが密接に繋がっているかを理解することができます。卒業までにインターンシップ必修の大学も多く、スポーツ関連の組織で一定期間働くことで現場の経験を積みます。ビジネス(MBA)学部の中にスポーツ・マネジメントが組み込まれているプログラムもあります。

卒業後の進路は、プロチームや学校、競技統括団体、行政のスポーツ関連部門、スポーツイベント運営会社、スポーツメディア、スポーツアパレルなどがあります。業務内容は、セールス、マーケティング、PR、イベント、チームの運営などです。その他、スポーツ関連企業の事業戦略、人事、会計なども選択肢となるでしょう。

スポーツ医療関連

競技(チームやアスリート)に直接関わる仕事を目指す場合はスポーツ医療という分野への留学となります。

一般的に知られているのがアスレティック・トレーニングで、試合や練習とその前後にチームやアスリートに帯同し、怪我の予防、応急処置、リハビリなどをする仕事です。アメリカの大学(院)にはアスレティック・トレーニングという専攻があり、スポーツ生理学や解剖学、生物学などを履修して定められたインターンシップ時間を満たすと、トレーナー国家試験(NATA)の受験資格を得ることができます。この試験に合格してようやく公認のアスレティック・トレーナーとなり、学校やプロのスポーツチーム、行政や私設のスポーツセンターなどで働くことができます。日本からの留学生も少なくありません。実際のスポーツの現場でも「日本人トレーナーは丁寧でしっかりとした仕事をする」と評価が高く、NFLやMLBなどのプロスポーツ・チームや学校で働いている方々もいます。

ストレングス&コンディショニングもチームやアスリートにとって重要で、ストレングス&コンディショニング・コーチは選手のシーズン中やその前後の心肺能力、持久力、筋力の強化と維持のためのメニュー作りや実際のトレーニングを担当します。アスレティック・トレーニングのように専門の学部を経てから、NSCAなどの団体の資格を取得する必要があります。その後の進路は、チームやアスリートと契約をしたり、独立して自分の会社を設立する場合もあるようです。

アメリカでは他にもスポーツと関わっている分野がたくさんあります。スポーツ・マッサージ・セラピストになるには、専門プログラムを開設している大学で学び資格を取得します。スポーツ・ドクターは医学部を出て、試合や練習の際に発生する選手の怪我の手術や脳震盪などにも対応します。スポーツ心理学やスポーツ栄養学という専攻もあり、大学院で専門知識を学びインターンシップで実務経験を積んでから(場合によっては専門資格を取得して)スポーツの世界で働くことになります。

アメリカのスポーツ業界では様々な役割の重要性が社会的に認知されているため、環境や体制が整っています。将来スポーツに関連する仕事をしたい、あるいはアメリカのスポーツ業界に興味がある、という場合はアメリカへのスポーツ関連の留学も選択肢のひとつとなるでしょう。

好きなことを学問に生かしていく。成功する留学のポイントでもあります。USカレッジコネクションは、オリジナルの大学、大学院進学プランをご提案します。興味が湧いたら、いますぐお問い合わせください。

アメリカスポーツ留学:スポーツ奨学金で大学入学

アメリカの大学に留学する手段のひとつとして、大学から奨学金をもらいながらスポーツで活躍し、学位を取得するというものがあります。プロフェッショナルな指導者や充実した施設・サポートのもと、競技も学業も全力で取り組む。アメリカ国内はもちろん、近年ではヨーロッパやアフリカをはじめ世界中の高校生アスリートが、スポーツ奨学金を求めてアメリカへスポーツ留学にやってくる傾向にあります。

大学がスポーツ奨学金を給付する目的は、優秀な学生が金銭的な心配をせず学業・競技に集中することですが、大学側もスポーツを通じてイメージやブランドの向上を図ることができるわけです。学生アスリートにとって、大学スポーツで活躍するということは、大学の代表的存在として一般学生や地元コミュニティの模範となり、なおかつプロの世界での活躍に繋げるアピールの場でもあります。スポーツ奨学金を得ることは学生アスリートにとって名誉なことであり、とても人気があります。もちろん金銭的な面でも大きな魅力です。

NCAAとは?

アメリカの大学スポーツのシステムを簡潔に説明しますと、最大の組織は全米体育協会(NCAA)で、それぞれ350前後の大学が属している3つのディビジョンと、その中に地域ごとの多数のカンファレンスがあります。ディビジョンは大学の財務的な規模やスポーツ奨学金の給付数などで区分され、上位2つのディビジョンの加盟校はスポーツ奨学金の給付が認められています。大学生アスリートの資格は、過去にスポーツで収入を得たことが無いというのが前提で、高校時代に英語や数学など所定の授業をパスして高校を卒業していること、その総合成績とSAT/ACTのスコアがNCAAの定める基準以上という規定があります。さらに留学生は、大学が定めるTOEFLのスコアを満たす必要があります。年齢制限はありません。なお、NCAAより規模は小さくなりますが、NAIAという団体の加盟校もスポーツ奨学金を出しています。

大学スポーツの主な種目は、チームスポーツではアメリカンフットボール、バスケットボール、野球(男子)、ソフトボール(女子)、サッカー、バレーボール、ラクロス、アイス&フィールドホッケーなど、個人スポーツでは陸上、テニス、ゴルフ、競泳&飛び込み、体操などがあります。NCAAディビジョン1の強豪校には、アメリカ国内や海外の(元・現役)オリンピック選手やナショナルチームの代表経験がある選手がいることも珍しくありません。

大学のコーチたちは年間を通して全米や海外の大会などに出向き、リクルートしたい選手を探します。選手が自分の試合のビデオをコーチに送ったり、大学が夏に主催するスポーツ・キャンプに参加してコーチに能力をアピールし、スポーツ奨学金を得るケースもあります。

学生アスリートが在学中に受けられるサポートは、まずスポーツ奨学金です。これはチーム(コーチ)の評価によって期待値や過去の実績、シーズンのパフォーマンス等で30~100パーセントという具合に分類されます。他にも大学により差はありますが、住居(寮やアパート)、食事、教科書や、スポンサーと提携している場合にはトレーニング・ウェア、シューズ、バッグなどが提供されることもあります。当然、給料などの報酬を受け取ることは厳しく禁じられています。

文武両道のアメリカ大学スポーツ

アスリートへのサポート体制も整っています。競技において専属のアスレティック・トレーナーやメディカルスタッフ、栄養士、スポーツカウンセラーが帯同したり、学業面では専門のスタッフにより選手ごとの個別カウンセリング、学業のアドバイスやスケジュール管理、家庭教師の手配、教授との相談などを担当するスタッフもいます。ただスポーツができれば、大学を卒業できるという世界ではありません。大学生として、合格点の成績を取っていなければ、試合に出ることはできなくなります。文武両道がアメリカ大学スポーツの基本なのです。

大学での選手生活の後は、大学院に進んで自分の興味のある分野の専門知識を深める、スポーツチームのコーチになる、スポーツのマネジメント・ビジネスの分野に進む、などがあります。留学生アスリートの場合、大学在学中に築いた競技実績・英語力・ネットワークがあれば選択肢は世界中に広がります。

日本人もスポーツ奨学金は可能

現在日本で活躍しているユース・高校生アスリートで、アメリカへのスポーツ留学に興味がある方は、スポーツ奨学金を検討してみてはいかがでしょうか。特に日本人の得意な種目(野球、バレーボール、テニス、水泳など)はスポーツ奨学金を得て活躍できる可能性が高い種目ですし、スポーツ留学はプロスポーツ選手を目指す場合だけでなく、アメリカの大学の充実した環境の中に飛び込み、英語力や国際的な人間性を磨く絶好の機会になるでしょう。また、日本で将来競技を続けていく環境が充分でない種目や、自分のスポーツの能力を活かして海外の大学で学位を取得したい、という方にもおすすめします。

USカレッジコネクションは、学生の方ひとりひとりのニーズを把握しながら、オリジナルのスポーツ留学プランをご提案し、大学のコーチたちへアプローチをかけます。アスリートとしてアメリカの大学で競技をするためには、大学への出願と、NCAAへのアスリートとしての出願の二つをクリアする必要があります。アメリカの高校生は、所属スポーツチームのコーチが積極的に大学進学のサポートをしますが、日本にいるとそれができません。当社のスポーツ留学サポートにお任せください。奨学金獲得サポートも行います。

スポーツ奨学金は、手が届くもの。USカレッジコネクションに今すぐお問い合わせください。

アメリカ非移民ビザ申請料金値上げされました

F-1ビザを含む、アメリカの非移民ビザ申請料金が4月13日より値上がりしました。F、J、Mビザの申請料金はこれまでの140㌦から20ドル値上がりして160㌦となっています。

なお、4月13日前に以前の料金でビザ申請料金を支払い済みの方は、7月12日までに面接を終了する場合には、以前お支払した料金のままで面接を受けることができます。7月13日以降のビザ面接を予約される方で、新料金よりも安い値段で支払い済みの方はその差額を支払う必要が生じます。例外は認められないということです。

4月13日以前に面接料金をすでに支払い済みの方は、7月12日までに面接を終了するようにするのが一番ですが、どうしても7月13日以降でないと面接ができないという場合には、一度大使館に問い合わせをする必要があるでしょう。

アメリカビザ申請に関するヘルプデスクの連絡先は、アメリカビザ申請のウエブサイトをご覧ください。

アメリカへスポーツ留学:ゴルフ・テニスアカデミー

アメリカでスポーツをしながら、学校に通いたい。そんな希望を日本の若い学生・保護者の方から良く相談されるようになりました。フロリダ、カリフォルニアなど温暖な気候でほぼ通年スポーツができる場所で、コーチを付けてスポーツを学び、学校にも通う。若いうちに中学や高校からアメリカ留学することで、大きな目標である「スポーツ奨学金を得て有名大学に進学」の夢も実現に大きく近づきます。

USカレッジコネクションもこれから学生や保護者の方のニーズに答えるべく、さまざまなスポーツ留学の形をご紹介していきたいと思っています。今日は日本でも注目されているアメリカのゴルフ・テニスアカデミーについて。

ゴルフ・テニスのトーナメント会場としても有名なフロリダにあるアカデミーを先日視察してきました。

ClubMed Academy

クラブメッドゴルフアカデミー ClubMedは世界展開をしているリゾートホテルですので日本人の方もご存じでしょう。そのクラブメッドのサンドパイパーベイにあるゴルフ・テニスアカデミーが視察の一つ目の会場。ウエストパームビーチより更に北上した、セント・ルーチーという町に所在します。このリゾートは、ゴルフ場、テニスコートはもちろんのこと、ビーチ、プール、子供の遊び場、フィットネス、その他さまざまなアクティビティーも提供し、まさにここから出る必要がない、多目的なリゾート地です。ゴルフとテニスのアカデミーはフルタイムのプログラムも提供され、一般のゲストに提供されている同じ施設を利用することができます。フルタイムの学生たちは、日中は近くにある中学・高校に通い勉強をし、必要がある場合にはクラブメッドから個人教師も提供され学業の向上も全面サポート。中学や高校の若いお子様を預かるアカデミーでは、あえて家族的なサポートを心掛けています。大手のスポーツアカデミーよりもっとアットホームに、時に保護者の視線でサポートしている様子が印象的でした。ゴルフアカデミーディレクターのドン・ロー氏はジュニアの指導では全米でも有名な方です。でもジュニアを教えるのが好きだからと、時にユーモアを交えながら子供たちに接す、学生からも慕われている様子。規模をあえて大きくせずに、今の中規模で保ち、学生一人一人に目が行き届くサポートを狙うクラブメッドには今現在、テニス・ゴルフともに数人の日本人学生も在籍しています。クラブメッドリゾートとアカデミーの写真はフェイスブックに掲載しています。こちらからご覧ください。

Saddlebrook Prep School

サドルブルックゴルフアカデミーサドルブルックリゾートは、タンパ空港から車でおよそ20分ぐらいの場所のウエズリ―チャペルという町に所在します。多目的のリゾートというよりは、ゴルフ・テニスに特化したリゾートという感じでしょうか。このサドルブルックにもフルタイムで在籍できるゴルフ・テニスアカデミーがあります。規模的にはここも中規模のサイズを保っており、システム化された大型学校ということではない、一人一人に目が行き届くアカデミーです。さらに、このサドルブルックの施設内に小学校から高校までの教育を施す学校があり、さらにここでは英語が第一言語でない学生のためのESLサポートも行っています。これは特に日本の学校にこれまで在籍していて、ESLから始める必要がある学生には最適といえます。アカデミーの子供たちは、リゾートの中にある寮で共同生活を送ります。スポーツアカデミーも、学校も、宿泊施設も全てリゾートにあるというのは保護者の方にとっては安心です。ここにも数人の日本人学生が現在在籍されています。サドルブルックとアカデミーの写真もフェイスブックに掲載しています。こちらからご覧ください。

クラブメッド、サドルブルックともに、フルタイムのアカデミーだけではなく、夏休み中のキャンプや短期やパートタイムの在籍も受け入れております。まずはこの夏サマーキャンプを体験したいという皆さんは今すぐご連絡ください。家族も一緒にこのリゾートに宿泊してフロリダを楽しまれることをお奨めします。

USカレッジコネクションは、スポーツ留学を目指す学生の方の御希望をお伺いしながら、ベストな留学の形をご提案いたします。どんな留学が適しているのかわからないという方もぜひともご相談ください。

ペーパーTOEFLにいよいよ終止符

2005年に始まったTOEFLテストの元祖ともいうべき、ペーパー版のTOEFLが今年5月で完全に終了します。

日本ではどの会場もいまや、インターネットTOEFL iBTに変わっているようですが、アメリカや諸外国では場所によっては未だにペーバー版のTOEFLを受けられるところもあります。今現在アメリカにいる日本の学生さんの中でも、ペーパーのみを受験しているという方もいらっしゃいました。

ペーパーのTOEFLはスピーキングセクションもありませんし、文法、読解力、ライティングの力が試されます。こちらの方が点数が取りやすいという方もいて、テクノロジーが発展してきた今も、今だにペーパーTOEFLを受験する学生さんはいました。

もちろん、発展途上国などはペーパーでないと困るという場所もあった訳ですが。

この5月からはペーパー版が完全に消え、インターネットTOEFLに以降します。リスニング、スピーキングも含めた総合的な英語の力を図る現代のインターネットTOEFLは大学関係者には好評のようです。

受験者としては、もしスピーキングが苦手であるならば、それを克服するようにこちらもテクノロジー、インターネットを駆使して勉強をしてみてください。

最近はスカイプを利用した、オンライン上の先生との英会話教室も増えています。英語がネイティブの先生とスカイプを通して会話練習ができるわけです。

またインターネットで、英語のニュース番組を鑑賞したり、大学が作成した大学案内ビデオなどを鑑賞するのも、大学の情報を入手できるし、聞き取りの勉強にもなるしの、一石二鳥です。

完全にペーパー版のTOEFLが消えることで、新たな時代を実感します。