アメリカの大学を調査をする上でバイブルとも言える、プリンストンレビューが今年も最も価値のある大学「ベスト・バリュー」な大学のトップ10を州立と私立の部門ごとに発表しました。2011年のベストバリュー大学ランキングと比較しながらご覧いただきますと興味深いと思います。
この「投資する価値のある大学」と言う意味ですが、学費の金額が、教育の質・レベルと比較すると「お得」なのかどうか、さらには、大学からの学生に対する資金援助の割合を、実際の数字と学生からのアンケートに基づいて評価したものです。
2012年のプリンストンレビューが評価するトップバリューな大学、州立大学部門のトップ10は以下の通通り:
- ノースカロライナ大学チャペルヒル校 (University of North Carolina Chapel Hill)
- バージニア大学 (University of Virginia)
- ニューカレッジオブフロリダ (New College of Florida)
- ニューヨーク州立大学ビンガムトン校 (State University of New York Binghamton)
- ウィスコンシン大学 (University of Wisconsin)
- ウィリアム&メアリーカレッジ (College of William and Mary)
- フロリダ大学 (University of Florida)
- ジョージア大学 (University of Georgia)
- ワシントン大学 (University of Washington)
- テキサス大学オースティン校 (University of Texas Austin)
昨年ランキング入りした大学の多くは今年もトップ10入りしておりますが、1位のノースカロライナ大学チャペルヒルは、昨年の8位から浮上しています。ウィスコンシン大学やテキサス大学のオースティン校が新たに加わりました。
今年も州立の中でもワシントンDC以南のエリアからの登場が目立ちます。環境も良く、質も全米トップレベルで、学生へのファイナンシャルエイドも多いのいうのは魅力です。
私立のベストバリュー校トップ10を見ると、プリンストン、ハーバード、イエールという超有名プラス、超高額な学費の大学もランク入りしておりますが、大学の質と学費のバランス、さらには優秀な学生に授与される奨学金やエイドの額面の多さということも考慮されています。
公表されている学費の金額=実際に支払う金額ではないということです。例えば公表している学費は州立に比べると3倍ぐらいする、リベラルアーツ系大学は留学生へもファイナンシャルエイドを行うところが多いです。学費の高さにしり込みする前に、ファイナンシャルエイドについても調べてみましょう。
大学を選ぶ際には、ただ「安い」だけではなく、「バリュー」価値のある大学を選ぶことが重要だと思います。
プリンストンレビューが発表した2012年版のベストバリューカレッジ、州立・私立のランキングについての記事もご覧になってみてください。