
2024年秋、ニューヨークのFordham Universityに入学したみちほさん。
Theater学部の中でも「デザイン&プロダクション専攻」として学びながら、現地で精力的に活動を広げています。
今回、ニューヨークで直接お会いして、大学生活や将来への思いをうかがいました!
小さな学部ならではの、温かい全員体制
今入(以下、I):「Theater学部はどんな雰囲気ですか?」
みちほさん(以下、M):「1学年40人ほど、全体でも160人くらいの小さな学部です。だからこそ、みんなでサポートし合う体制ができています。」
学部内には、
- Performance(演技)
- Screenwriting(脚本)
- Directing(演出)
- Design & Production(舞台裏)
といった専攻があり、みちほさんは「デザイン&プロダクション」を選択。
しかし、自分で企画したパフォーマンスをすでに何本か発表したり、専攻以外のこともできる環境です。また例えば、オーディションに受かればパフォーマンスにも挑戦できるなど、広く舞台全体を体験できる柔軟なカリキュラムが特徴です。
授業履修は?
M:若い学年のうちから専攻の科目をどんどん取り舞台に関われます。アメリカの大学なので専攻科目も履修していきますが、4年の間にとっていけばいいという感覚なので、舞台関係のことを積極的に関わっていけます。
自分から広げる世界
I:「Fordhamのシステムは、みちほさんに合っていますか?」
M:「はい!興味を持てばいろんなことに挑戦できるのが嬉しいです。シアターの中で自分の専攻以外にもどんどんチャレンジできる環境なので、体験することで、例えば、パフォーマンス専攻だった人が、途中でディレクター専攻に変更することもあるんですよ。」
大規模な専門校のように一点集中で極めるスタイルとは違い、求めるほどに広がる環境が、彼女にぴったりだと感じます。
ニューヨークという特別な場所
I:「大学外でも活動していると聞きました!」
M:「はい。これまで大学外のいくつかのプロダクションにも参加しお手伝いさせていただきました。ニューヨークにはブロードウェーがあって、現場のチャンスがすぐそばにあります。 自分のネットワークを頼りに様々なステージで経験させていただいています。日本人で活躍されている先輩たちも複数いるのでそういうみなさんにお世話になっています」
すでに複数の現場を体験し、着実に自分の経歴を積み重ねるみちほさん。
「こうして現場経験を積んでいくことが、将来に繋がる」と話す彼女の目はとても輝いていました。
多様な仲間とともに
M: Fordham全体では、アジア系の生徒も多く、居心地の良さも感じます。
キャンパスを案内してもらったこの日、彼女は学部の仲間たちから気軽に声をかけられていたり
学内カフェでドリンクを作ってくれた女性とも気軽に会話をしたり、この環境に、大学にすっかり溶け込んでいるのがわかりました。

すでにニューヨークの舞台芸術界でネットワークを築きはじめ、たくましく成長しているみちほさん。
これからの活躍が本当に楽しみです!