アメリカのカレッジや大学留学を志す皆さんがまず乗り越えなければならないのが「大学が要求する英語力に到達すること」。英語力を判断するテストの一つがTOEFL(トフル)なのですが、受験されたことありますか?
TOEFLは文法、リーディング、ライティングの各項目にスピーキングが加わったインターネットTOEFL(iBT)が日本でも一般的になりました。インターネットテストですので全てがコンピューターを通して行われ、スピーキングもコンピューターにヘッドホンを接続し、聞こえてくるガイダンスに従って「答えを話しかける」という方法になります。
日本人にとってこのスピーキングが難しいという声をよく聞きます。普段人前で英語で話すのさえ緊張するのに、テストとなるとなおさらですね。コンピューターが相手というのもなんとなく感覚がつかめない「おかしな感じ」を覚えるかもしれません。
受験前に必ず「マイクの前で話す」という練習をしてみてください。
私はその昔アナウンサーをしておりましたので、マイク前で話すことと、通常のしゃべりとはかなり感覚が違うということは身をもって理解しています。落ち着いて、自分の声を聞きながら話すことが大切ですね。
また一度自分の声を録音し、どのように聞こえるか確認してみることも大事だと思います。普段自分が思っている「自分の声」と「録音された時に聞こえる声」もまた全く違うものです。
さらに会場によっては、コンピューターがいくつも並び他の受験者の声も聞こえてくるという状況もありえます。とにかく試験に集中すること。雑音の中でも集中できる訓練を行う必要があるでしょう。
例えばいつもは一人で静かに勉強されているかもしれませんが、本をもってコーヒーショップやホテルロビーで勉強してみるなんていう練習もどうでしょうか。
文法やリーディングなどと同様にスピーキングも十分な学習(準備)をしてのぞんでください。