SUNYの注目校:New Paltz

ニューヨーク州立大学(SUNY)系列の注目校をシリーズでご紹介しています。今日はニューヨーク市内から北におよそ130キロの場所にあるニューパルツ校をご紹介します。

ニューパルツは、SUNYの中では中規模の人気大学で、学生人口は学士が6500人ほど。あまり大きい大学は苦手と言う方にはお奨めです。留学生も積極的に受け入れており、600人ほどの留学生が在籍しています。

留学生が比較的多い理由は、付属の語学プログラムを持っていることも理由に挙げられます。ニューパルツ正規入学のための条件付き合格も出します。ニューパルツ校の語学講習プログラムはかなり充実していると思います。

高校の成績が基本的には2.75(アメリカ式4段階評価)以上あるという場合には、出願をしてみてください。ただしプログラムによっては2.75以上のGPAを出願の際に要求する学部もあります。

ニューパルツ校は、ビジネス、アート、教育、コミュニケーション、バイオロジー、サイコロジーなどなど多くのプログラムを提供する総合大学です。大学の雰囲気もモダンで、美しいキャンパスと環境を満喫できると思います。学生の内訳で60パーセントほどが女性なのも、この雰囲気が影響しているのでしょうか。

USカレッジコネクションはコミカレも含むSUNY系列大学と提携をしているプレースメント会社経由で、SUNYY出願のサポートをしております。各大学ではなくSUNYシステムに出願するシステムは時に時間がかかり、なかなか出願プロセスが進まないケースもあります。そんな学生の方の悩みを解消すべくUSCCがサポートいたします。

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SUNYの注目校4: Stony Brook

ニューヨーク州立大学系列(SUNY)の注目校をシリーズでお伝えしています。今回は留学生の間でもかなり知名度の高いストーニーブルック校。プログラムの充実度、学生サイズ、所在地の総合的な面でもっとも人気のあるSUNYの大学であると言えます。スポーツもディビジョン1リーグですので、学生としてフットボールやバスケットボールの試合観戦で盛り上がる機会も多いでしょう。

ロングアイランドのノースショアに位置するストーニーブルックは、電車でマンハッタン市内に乗り込める便利な場所ながら、環境の良い美しいエリアでもあります。ストーニーブルック大学の学生人口は16000人ほど。学士、修士、博士号まで付与できる総合大学で、アート、ビジネス、ジャーナリズム、医療、工学など、バラエティー溢れるプログラムを提供しています。大学ランキングでもUSニュースではトップ100番台。もっとも投資する価値のある、リーズナブルな大学として選ばれる常連校でもあります。またLondon Times Higher Education World Universityによると世界でトップ1パーセントの大学に選ばれている優秀校です。

もちろん競争率も高いのですが、高校の成績が3.5以上である方(高ければ高いほど望ましいのですが)、大学在籍者も3.0以上の成績を保持している場合には挑戦してください。TOEFLの最低点はインターネットで80点。

ストーニーブルック校は付属の語学プログラムを持っているのも魅力です。語学力のみがぎりぎりあるいは、少し点数が低い場合にはこの語学プログラムから始める方法もあります。

SUNYストーニーブルックは、全米のトップ大学を目指しているものの予算が限られているという方には、ぜひとも出願候補にいれていただきたい大学であると思います。

USカレッジコネクションは2012年より、コミカレも含むSUNY系列大学と提携をしているプレースメント会社経由で、出願のサポートをしております。SUNYシステムへの出願には毎年多くのアプリケーションが世界中より送付されます。そのため出願は早ければ早いほど良し。11月までには必要書類を送付したいところです。

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GREテストスコア送付方式が変わりました

アメリカの大学院に出願を目指している方にとって、TOEFLよりもさらに苦労するのがGREテストです。GREはアメリカ人、留学生問わず、大学院出願する学生全てが提出するもので、希望する学部が提出を要求している場合には避けては通れないものなのです。

語彙力・思考力と問うVerbal、数学力を問うQuantitative、  クリティカルシンキングと文章力を問うAnalytical Writingの3つのセクションから構成されるのがジェネラルGREです。これまでは過去のスコアも履歴として表示されてしまうために、点数が悪い場合にもそのまま大学側に送られてしまいます。そのために、しっかり勉強してからテストに臨む。やみくもに受験しないなどというアドバイスもされていました。

2011年にジェネラルGREの内容が改善され、スコア方式も変わったことにともない、運営しているETSはさらなるアップデートということで、2012年の7月からテストスコアを「選んで」送るという新サービス、スコアセレクト(ScoreSelect)を開始しました。改善点は:

試験受験時にスコア送付を指定する際に以下の選択の中から選べます(4校まで無料)

  1. 受験した時の試験結果のみ指定の大学に送付する
  2. これまでの履歴とスコア全てを今回のスコアとともに送付する

試験の後にあらために大学に受験スコアを追加で送付する際には以下の選択の中から選べます(有料サービス)

  1. 最も最近の試験結果のみを指定大学に送付する
  2. これまでの履歴とスコア全てを指定大学に送付する
  3. これまでの試験履歴の中で、一つか、複数の受験日のスコアを指定大学に送付する

この変更によって例えば、「はじめにうけたさんざんなテスト結果を履歴から抹消して、最近の最も良いスコアのみを送る」という希望はかなえられることになります。ただし、このスコアセレクトは、セクションセレクトとは違いますので、各セクションのベストスコアを送付するということではありません。

スコア送付の新方式は確かに、これまでの方式に比べますと学生を配慮した改善点ではあるなと感じました。さらに過去5年以内に受けた試験であればスコアセレクトを利用することができます。

GREのスコアセレクトについてはETSのウエブサイトをご覧ください。

SUNYの注目校3: Purchase College

ニューヨーク州立大学(SUNY)系列の人気大学をシリーズでご紹介しています。今回は中でもリベラルアーツ校であるパーチェスカレッジ(Purchase College)をご紹介します。USニュースの調べではナショナルリベラルアーツランキングで全米177番に挙げられている優秀校です。

リベラルアーツ校は学生人数が小さく、主に一般教養系や文系のプログラムを提供し、教授との距離も近い学業に集中できる環境ということをアピールにしており、留学生の方も学士ではリベラルアーツをと希望される方も多いと言えます。ただしリベラルアーツ大学の多くは私立大学で、小規模故に学費もかなり高いため手が届かないという場合もあります。その点パーチェスカレッジは州立大学であるため学費はアウトオブステート(州外出身学生)で年間15000ドルを切る値段となります。

リベラルアーツ系のパーチェスの人気の専攻は、ダンス、シアターなどのパフォーミングアーツ、アート、映像、音楽、コミュニケーション、さらにはビジネス、生物など一般教養系も専攻できます。

1クラスあたりの学生数は16人程度と少人数での授業ですので教授との距離も近くなります。全体の学生数は学士全体で4000人弱。内留学生は2パーセントほどです。

さらにパーチェスカレッジの魅力は、ニューヨーク州の中でもニューヨーク市内の郊外にある環境の良いウエストチェスター郡に所在するということでしょう。ウエストチェスター郡は、ニューヨーク市内に勤務する家族のベッドタウンとしても知られています。週末など電車一本でマンハッタン市内に乗り込めるのも嬉しいところです。

SUNY系列の中でもリベラルアーツ校というユニークなパーチェスですので確かに競争率は高めです。でも高校の成績がアメリカ式で3.0以上ある方でTOEFLが80以上ある方は挑戦の価値があります。パフォーミングアーツやフィルム、アート系の専攻を希望される方は奨学金付与にも強く関係してきますので、SATやACTも受験していただきたいと思います。

USカレッジコネクションは2012年より、コミカレも含むSUNY系列大学と提携をしているプレースメント会社経由で、SUNY出願のサポートをしております。毎年大学システムにたくさん集まってくる出願書類ですので、来年秋学期とはいっても、遅くとも年内中には出願する必要があります。

出願についてご質問はお気軽にご連絡ください。

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SUNYの注目校2:SUNY Cortland

ニューヨーク州立大学(SUNY)。ニューヨーク州の真ん中の下に位置するコートランドは、やはり環境の良さ、治安の良さは注目に値します。学生人口は7000人程で、コンパクトな学生人数は大きな大学は苦手と言う方に向いていると思います。学士では60ほどの専攻が提供される総合大学です。30ほどの修士プログラムも提供されています。学生に人気の専攻としては、体育学部、幼児教育、スポーツマネージメントなど、教育系の他、ビジネス、バイオロジー、コミュニケーションなど。

留学生の数はまだ多くありません。実際には少ないと思います。ただし、大学自体が小さめのサイズですので、留学生、アメリカ人学生に限定せず、アットホームな環境を求めるのであればお奨めします。また日本のいくつかの大学との提携もあるようですので、日本人学生は定期的にこの大学を訪れています。また大学だけではなく、コミュニティーのサポートも望めます。

TOEFLの基準点は79。英検準1級も英語力の判断に使われます。語学講習プログラムはありませんので、すでにTOEFLの点数を持っている方、あるいは私立の語学学校でまずは語学講習から始めるという方法もあります。

USカレッジコネクションは2012年より、コミカレも含むSUNY系列大学と提携をしているプレースメント会社経由で、出願のサポートをしております。各大学ではなくSUNYシステムに出願するシステムは時に時間がかかり、なかなか出願プロセスが進まないケースもあります。そんな学生の方の悩みを解消すべくUSCCがサポートいたします。

SUNYの注目校1: Binghamton University

ニューヨーク州立大学(State University of New York)通称SUNY系列の大学の中から注目の大学をシリーズでご紹介していきます。一回目はBinghamton University(ビンガムトン大学)。ビンガムトン大学はSUNY系列の中でももっとも認知度、競争率も高い大学の一つであると言えます。2012年のUSニュース調べでは全米ランキングで90番。知名度は抜群なのに、学費が安いので人気です。ニューヨーク州はSUNYの学費を上げてはおりますが、それでも州外出身の学生で年間の学費が15000ドル台というのは、この質で言えば格安といえます。高校や大学の成績が良いという学生の方はぜひとも挑戦する価値のある大学です。

ビンガムトン大学はニューヨーク州の南東部、ニューヨーク市内とペンシルベニア州には車で3時間ほど。実際にはVestalというビンガムトン市の郊外に所在しています。自然に恵まれた環境の良い場所です。学生人口が1万人ちょっとですので、総合大学の割に大きすぎず、小さすぎずの良いサイズ。サイコロジー、ヒストリー、工学系、ビジネスなど130もの専攻が提供されています。ビンガムトン大学は学士、修士、博士号まで提供できる総合大学です。1万人程度の学生数でも、スポーツはディビジョン1ですので、大学スポーツも盛んです。

留学生の割合は15パーセント程度ありますので、積極的に留学生も受け入れていることがわかります。100か国程度の国からの学生を受け入れています。留学生がアメリカの大学に早く順応できるように、秋学期前の夏の5週間に、アカデミックサクセスプログラム(ASP)を準備し、英語の補習をはじめとした大学準備プログラムを設けているのもサポートが行き届いているところです。TOEFLの最低点はインターネットベース(iBT)で80、マネージメントなど一部コースでは85の場合もあります。ただし点数が低めの学生に対して条件付きの合格を出して、上記のASPやESLの補習を課する場合もあります。

SUNY出願の注意点:
SUNYシステムには毎年かなりの量のアプリケーションが送付されます。大学のウエブサイトで一応の出願締め切りが記載されてはいるものの、秋学期入学をする場合にはその前年のクリスマス前までには必要書類を提出することを心掛けでください。年を越してしまうと、同年の秋学期までに出願プロセスが終了することは難しくなりますのでご注意ください。

USカレッジコネクションは2012年より、コミカレも含むSUNY系列大学と提携をしているプレースメント会社経由で、SUNY出願のサポートをしております。各大学ではなくSUNYシステムに出願するシステムは時に時間がかかり、なかなか出願プロセスが進まないケースもあります。そんな学生の方の悩みを解消すべくUSCCがサポートいたします。

SUNY出願の早道

ニューヨーク州立大学(State University of New York ) 通称SUNYの系列大学は知名度もあり、留学生にも人気の出願候補大学となっています。その認知度以外に魅力的なのは、なんといっても学費のリーズナブルさ。ここ最近州政府が学費値上げに踏み切ったとはいえ、アウトオブステート(州外出身価格)の学費が年間1万5千ドル程度というのは、全米の優良州立大学と比べますと格安と言えます。ニューヨーク州内で、ニューヨーク市内にも週末などを利用して出られる距離にあるというのも魅力的です。

ただし、SUNYの出願にはとても時間がかかる。出願プロセスが終われずに結局他の大学を選んでしまう方も少なくありません。理由としては、SUNY系列大学それぞれに出願するのではなく、SUNYシステムへまず出願しなければいけないということ。各大学に出願書類が回る前にまずはシステムへの出願ということで、時間がかかる。各大学に問い合わせても返信がない、遅いなどの苦情も聞かれます。

SUNYには進学したいけれどこのような出願プロセスの煩雑さで迷っている皆さんに朗報です。USカレッジコネクションは、SUNYシステムの過半数の大学とのプレースメント提携を結んいる会社との提携が実現しました。SUNYはほとんどエージェント提携を結んでいないため、当社のサポートを受けられるのは大きな利点と言えます。このことで、皆さんがアプリケーションを提出したあと、直接SUNYの担当者との確認ができることになります。

SUNY進学サポートが可能な大学の一例として:

Binghamton University(アメリカナショナルランキング90番)

SUNY New Paltz (アメリカ地方ランキング30番)

Purchase College (アメリカリベラルアーツカレッジ187番)

(USニュース調べ)

また、まずはコミカレから進学と言う場合でも、

Nassau Community College

Monroe Community College

など多くのカレッジへの出願サポートが可能です。

SUNYは4年制大学の場合には競争率が高く、秋学期出願締め切りは1月から3月の間となっておりますので、2012年の出願締め切りはすでに終了しております。ただし、来年1月春学期の出願にはまだ間に合います。10月ぐらいまでに出願を終了させる必要がありますが。

現時点でTOEFLやSATなどのテストスコアが出ていて、出願準備ができている方はいますぐご相談ください。希望するSUNYに入学ができるようUSカレッジコネクションがサポートいたします。

アメリカ留学:サドベリースクール体験談

アメリカの学校の中でサドベリースクールというのをご存じでしょうか?個人重視のアメリカでも、ユニークな教育スタイルとして知られていて、それぞれの学生たちの意志を尊重して学びたいことを選ぶという、学校が決めるカリキュラムやコース科目も無いというのが特徴です。この教育スタイルを求めて、サドベリースクールに進学したいという方もおりますが、学生ビザという視点からいうと、なかなか難しいのです。

学校自体の規模が小さく、留学生を迎え入れる認定をアメリカ政府から受けているところがほとんどないという現実であるため、学生ビザでの入学は限りなく難しい。他の組織がビザをスポンサーしてくれた場合、あるいはご自身や家族がアメリカで合法的に滞在でき、学べるビザを持っている場合には、このような学校で学ぶことは可能です。

学生ビザは不可能に近い状態ながら、「どうしてもサドベリースクールを経験したい」という情熱を持った学生さんのために、考えついたのが、90日未満の観光の身分で渡米し、正規の学生というよりは、訪問的な立場で在籍するというものでした。今回は夢を実現させた、KSさんのサドベリースクール体験記をご紹介します。

~KSさんからのメッセージ~

私が2か月間通ったSpring Valley School(以下SVS)は、noカリキュラム、noテスト、mix ageが特徴のサドベリースクールと呼ばれる学校の一つです。スタッフはいますが、国語や算数を教える先生はいません。このタイプの学校は、日本でも徐々に数が増えてきて、この春にも、八ヶ岳に新しい学校がひとつ開校しました。SVSに通う子どもたちはみな、自分で自分の学びを選択し、責任を持っています。ですから、子どもたちの行動をだれかが制限することはありません。登校してから家に帰るまで、何をするのも自由。一日中パソコンをあつかっていても良いし、art roomで絵をかいても良い。校庭に出てバスケをしても、ローラースケートをしても、とにかく何でもOK。実際、私が滞在したときには、10代の生徒とスタッフの間でバックギャモンというボードゲームがはやったりして、メインルームではしょっちゅうだれかが対決していました。一見遊んでいるだけのようですが、自分の好奇心をとことん追求していった生徒たちの多くがそれぞれの道を見出し、各界で活躍していると、統計が出ています。そして、自由な活動と同時に、ルールも尊重されています。それは、日本での公立の学校みたいに先生が一方的に決めたルールではなくて、生徒やスタッフ、保護者など、関係する人みなが話し合って作ったルールです。

帰国してから、友人に『で、何を学んできたの?』とよく聞かれます。私は、自分自身を深く理解したくて、このスクールに受け入れてもらえるよう、お願いをしました。私は普段何を考えているのか、何をすると幸せを感じられるのか、これからどう生きていきたいのか、日常から離れて考えてみたかったのです。信頼と尊重が大切にされているSVSの空気感の質はとても高くて、生き生きと輝いています。そんな環境に身を置くことで、私がいかに制限された世界で生きているのかを体感しました。こんなに自由な世界があるのかと、感動しました。自分を一生懸命生きている仲間にたくさん出会えた80日間は、私にとって宝物です。春休みになって、またSVSに遊びに行くのが今から楽しみです。

サドベリースクール
スプリングバレースクールでのクラスメートたち

KSさんが体験したスプリングバレーは、フロリダに所在する学校です。実はもう大学生であったKSさんを受け入れ、彼女の滞在についてもお世話先を紹介してくれた、とても良い学校でした。まさに自由と学生の意志を尊重するサドベリースクールならではのことだと実感しました。

このような、学生の方一人一人の御希望を、じっくり聞いて、実現に向けて一緒に努力する姿勢を、USカレッジコネクションでは持ち続けていきたいと思っています。KSさんが貴重な体験をできたことを嬉しく思っています。

アメリカ大学入学準備:お金の管理

アメリカ大学進学を前に、留学のお金の管理、送金方法はどうしたら良いのかという質問を良く受けます。留学先、期間によっても方法は違ってきますが、短期留学の場合は、留学費用のおよそ2割から3割ほどを現地通貨の現金で用意し、残りはトラベラーズチェックやクレジットカードを利用するのが一般的です。長期留学の場合は、現地で銀行口座を開設して、日本の銀行から海外送金するといいでしょう。安全を考慮したお金の管理、送金方法を準備しましょう。

多額のお金を持たなくて済むクレジットカードは必須

アメリカでの生活に、クレジットカードはとても便利です。コーヒー一杯でもカードで支払う人もいます。VISAやマスターカードが一般的に使われています。スーパーなどでもサイン一つで買い物ができて、必要ならばキャッシングも可能です。また、短期3ヶ月までならば、海外旅行保険がついているクレジットカードもあります。それだけでなく、ホテルやレンタカーを予約するときの身分証明書としての役割も果たします。

クレジットカードの申請

アメリカでは、ソーシャルセキュリティ番号を取得していないと、クレジットカードは作れませんので、日本で最低1枚は作っておくと良いでしょう。日本での申請も、一定の所得の無い学生は審査に通りにくいので、その場合は、親に家族会員カードを作ってもらいましょう。カードを申請してから、手元に届くまでには2〜4週間かかるので、早めに準備しておきましょう。

トラベラーズチェックの利用

トラベラーズチェックは、銀行や空港などで購入することができ、現金と同様に使える旅行者用の小切手のことです。現金と違うところは、万が一、盗難にあっても、他人に使われる心配が無く、すぐに再発行してもらえる点です。但し、場所によっては、受け付けていないところもあります。授業料をトラベラーズチェックで払えるかを学校に事前に確認しておきましょう。日本からの海外送金は、多少時間がかかるので、初めの学期の授業料は、トラベラーズチェックで支払うのもお勧めです。

銀行口座の開設

長期で留学を予定している場合は、銀行口座を作るとお金の管理、支払い、送金が便利になります。小切手を作ってもらうと、家賃や学費の支払いなどにも簡単にできます。銀行口座を開設するには、以下のものを準備して、現地の銀行に行って下さい。

  • 預入れをする現金、またはトラベラーズチェック
  • 身分を証明するもの2種類(パスポートや運転免許証など)
  • I-20, DS-2019などアメリカでの滞在身分を示す書類
  • その他(学校の入学許可証、学生証などあると良い)

最近は留学生であれば、ソーシャルセキュリティー番号がなくとも銀行口座を開けます。その代り、移民法上の身分を示す書類を必ず持参しましょう。

一番気をつけなくてはいけないことは、普段から多額の現金を持ち歩かないこと。日本では、数万円持ち歩くことも多いですが、アメリカではチップを払うことを考えて、20ドル以下を小さい額面で用意しておくと良いでしょう。

せっかく日本での留学準備をしっかりしていても、現地に到着してからお金のトラブルが発生してしまうと、留学生活がスムーズに始められませんので、お金の管理には十分気をつけて、楽しい充実した留学生活をおくって下さい。

アメリカ大学入学準備:医療保険

早くも7月、秋学期にアメリカ大学を目前にしている皆さんは、いよいよ本格的な渡米準備に入られていることと思います。そんな時に、忘れてならないのが、医療保険の加入です。

いくら「体は丈夫」と自負していても、慣れない海外生活で、突然病気になったり、思わぬ事故に遭ってしまったりすることもあります。そんな時でも、きちんとした医療保険に入っていれば、安心して診断・治療してもらえます。医療費の高いアメリカでは、何らかの健康保険に加入することは必須です。アメリカ政府は、留学生に対して医療保険加入を義務つけておりますので、必ずなんらかの医療保険に加入する必要があります。

アメリカの医療保険に入るか? 日本の海外旅行保険に入るか?

アメリカの医療保険は日本の保険とかなり違う部分がありますので、両方を比較してみて下さい。また、加入する前に、入学する大学がその大学提携の決まった医療保険加入を義務付けているかどうかも確認して下さい。もし、大学が留学生に対して選択を与えている場合には、自分に合ったタイプを選びましょう。

アメリカの医療保険の利点

  • 保険代金は安くなる。
  • プランによっては、歯科やメンタルヘルスなどもカバーされるものもある。
  • 医療費の限度額が大きい。
  • 大学の医療機関を使えば、保険料が割安。

アメリカの医療保険に関しては、もし大学が学生に選択を与えている場合で、料金をとにかく抑えたいという方には、ISO保険は月々29ドルからのプランがあります。留学生保険ですので、もちろんアメリカ政府が要求する補てん内容を全てクリアしています。気軽にオンラインで購入できます。まずはISO保険のウエブサイトにアクセスし、Status in USAのところを Student Scholarを選び、あとは生年月日をタイプしてGoをクリックして料金を確認してみてください。

日本の海外旅行保険の利点

  • アメリカ国外の旅行中の医療費もカバーされる。
  • 日本語サポートがある。
  • 海外旅行保険なので、医療以外にも盗難に合った時の補償や、火災を誤って起こしてしまった際の補てんなどもある。

知っておきたい医療保険用語

保険の用語は、馴染みが無く、わかりにくい言葉が多いです。頻出の用語をこちらにまとめました。

  • Copayment (Co-Pay): 患者負担金のこと。例えば、受診1回あたり、Co-Payが20ドルとなっていれば、診察内容に関わらず、窓口で20ドル払えば、残りの医療費に関しては医師が保険会社に請求してくれます。
  • Deductible: 免責額のこと。
  • Refund: 払い戻し
  • Out-of-pocket maximum: 最大自己負担額

注:原則的に公的機関が行っている日本の健康保険制度と違って、アメリカの健康保険制度は、種類も多く、日本人にはなかなか理解しにくい制度になっています。保険料のカバー率も異なってきますので、予想以上の医療費を自己負担しなければならない場合もでてきますので、よく確認して下さい。救急治療室(Emergency Room) は通常の医療費やオフィス訪問の料金に比べて、自己負担が高くなります。そのため、ちょっとした風邪などで、気軽に緊急治療室に行くと、あとで自己負担額にびっくりしますので、ご注意ください。