アメリカ留学:渡米したら必ずやること

アメリカ留学を目の前にしている皆さんへ、これまではI-20をもらったらすることビザ手配についてスーツケースに詰めるものリスト機内持ち込みに詰めるものリストなどをご紹介してきました。今回はいよいよ渡米してから、やるべきことについてお話しします。

留学生オフィスに顔をだす

チェックインといいます。移民法では、留学生を受け入れている大学、語学学校など全ての学校は学生の移民上の書類のコピーを取り、大学内に保存する義務があります。どこの学校も学生へ、渡米してきたら必ず留学生オフィスへ出向いて、I-20(入国時のスタンプのあるもの)、I-94カード、パスポートの情報ページのコピーの提出を求めるはずです。

オリエンテーションの出席

新入生に対しては、学期が始まる前に必ずオリエンテーションが行われます。数日から1週間にわたるオリエンテーションの中では、大学について、学部について、授業の履修方法について、学生をサポートするさまざまなオフィスの紹介、学生カード(IDカードの作成)などなど、今後学生としてその大学、カレッジで学ぶ、生活していく上で重要な内容が説明されます。

全ての新入生に対して行われるオリエンテーションに加え、留学生へのオリエンテーションも必ず参加します。留学生へのオリエンテーションでは、覚えておきたい移民法について。どうしたら合法的な学生ビザの身分を保てるのかといった大変重要な内容も含まれています。

アメリカの大学の新学期は、一般的に東部地方は9月のはじめ、それ以外、例えばカリフォルニア、中部や南部などは8月の末から新学期というところが多いようです。クォーター制度を取っているワシントン州などは、秋学期は9月の末になるので、この場合は少し遅くなります。

8月の末が新学期である大学の場合、オリエンテーションの開催は1週間前。留学生に関しては、学期の始まる2週間前ぐらいには渡米をし、チェックインを済ませたり、数学や英語などのレベル分けテストを課すところもあります。

大学から合格通知を受け取ったら、新学期の始まる日にちと同時に、オリエンテーションの日にち、留学生の登校日についても調べる必要があります。

日本人が多く海外へ繰り出す、お盆シーズンがちょうど渡米日の日程に重なることも多いと思います。

それでも、大学が課している登校日にまでに渡米することは最低条件となってきますので、席に空きがある場合にはチケットが高くとも購入するか、もしビザの入手が住んでいる場合には、早めに渡米することも考えてみてください。

法律では、I-20の1ページ目に記載してある、学校が始まる日の30日前からはアメリカにF-1ビザで入国することができます。アメリカにご友人やご親戚がいる方は、早めに渡米も良いかもしれません。

ヘルスフォーム・予防接種記録の提出

フルタイムの学生として、大学・カレッジで学ぶ学生に対しては、多くの大学が州の法律に沿って、健康診断書と、予防接種記録の提出を求めています。アメリカは州によって定める法律も大きく異なるのですが、予防接種記録の提出を求めている場合には、日本にて母子手帳を見ながらお医者様に記録を記入していただく必要があります。

幼い時に指定された予防接種をしていなかった、あるいは日本ではその予防接種は必要ない場合には、学校のヘルスセンターやもよりの保健所を訪問して、接種する必要があります。このような予防接種はそれほど高額ではありません。

大学の寮に住む予定の方は、集団生活をすることになりますので、予防接種についてもうるさく言われる場合が多く、入寮する10日前までには接種を終えていることなどという取り決めもありますので、ご注意ください。渡米してきてから予防接種を行う必要があり、それまでは入寮できない場合にもあわてず騒がず、近隣のホテルなどを予約しましょう。

新しい国で、新しい土地で、不安なこともいっぱいですが、期待もいっぱいでしょう。

困ったことがあったら、学校の留学生オフィスを訪ねる。これが基本です。

There is no such thing as a stupid question.

愚かな質問などは存在しないのです。むしろ聞かない方が損をしますよね。

留学生活が実りあるものになるように、応援しています!

いざ渡米:機内持ち込み荷物に入れる物リスト2021年更新

この秋学期に留学を目の前に控えている皆さんも多いと思います。前回はスーツケースに入れるものリストをご紹介しましたので、今日は機内持ち込みの荷物に入れるものリストをご紹介します。

機内持ち込みができるのは、手荷物としては1個とあとは身の回り品をいれる小さなハンドバッグなどになります。この機内持ち込み手荷物に入れるもとしては、当然スーツケースの中に入れてしまって紛失してはいけない重要なもの、貴重品、さらには機内で使う身の回り品ということになります。

手荷物として持ち込みたいものリスト

書類系

  • I-20
  • パスポート
  • 大学や学校からの合格通知や手紙
  • オリエンテーションの連絡書類
  • アメリカの緊急連絡先の電話番号を控えた紙あるいはスマホにメモで保存

お金

  • 現金数百ドル程度(20ドル紙幣と、1ドル、5ドルなども組み合わせで持つ)
  • 現金は空港に到着後のタクシーやシャトルバス運転手へのチップですぐに必要になります
  • クレジットカード
  • 日本で作成したビザデビットやワールドキャッシュカードなど(アメリカのATMが使用できる)

テクノロジー系

  • ラップトップコンピューター
  • スマホ
  • 現地で使える携帯電話

その他

  • スーツケース紛失の時に備えて1組の着替え
  • 機内は乾燥するので化粧水など(トラベルサイズ)
  • 体調を崩した時のために風邪薬など(寝られる効果もあり)
  • 機内で食べる好きなお菓子
  • 機内でも読める好きな本
  • 小さなヘッドホン

最近渡米してきた学生さんのサポートをした時の実感が、携帯電話の必要性です。空港に降り立って、迎えのドライバーとうまく出会えないとき、スマホをもっていらっしゃっても電話が使えない場合は、WiFiがつながればよいのですが空港によってはつなげない場合もあります。アメリカ対応のSIMカードが入っていればWiFiが使えずとも私に連絡をくださり、迎えにでていたドライバーさんと連絡を取るお手伝いができました。

数週間の滞在だったら日本の空港でのSIMカードレンタルもできますし、数か月以上の滞在の場合には在米日本人のための携帯電話サービスなどを渡米前に契約されるのが良いと思います。最近は電話を購入するというよりはSIMカードを差し込んで使うというのが主流になっています。

機内では緊張して眠れないかもしれませんが、できるだけ寝るように心掛けてください。

20ドル紙幣よりも細かい、特に1ドルを中心にした紙幣をお持ちになるのも大変に便利です。タクシーの運転手に、ホテルのドアマンに、チップを渡さなければいけない状況もいきなりでてくるからです。日本にはない文化との対面がやってきます。タクシーではなく、UBERやLYFTという車サービスを使うのも一般的になってきました。渡米前にUBERやLYFTのアプリをスマホからダウンロードしておき、空港についたら予約をいれます。空港の場合には遅れやキャンセルもあるため事前の予約はできません。オンライン決済なので現金がなくとも利用できるのでなれると便利に感ずるはずです。

それでは皆さんの留学が有意義なものになりますように、応援しております。

23キロ以内のスーツケース2個に詰めるものリスト

アメリカ留学の切符を手にした皆さん、おめでとうございます。この秋学期に向けて渡米準備をされている皆さんも多いと思います。

今日はそんな皆様へ、スーツケースに詰めるべきものリストをご紹介したいと思います。国際線の場合には現在23キロ以内の重さであれば、スーツケース2個までチェックインできます。

ただし、この23キロというのがやっかいで、すぐに23キロは到達しまいます。追加料金を請求されないように、スーツケースの重さは事前に測って空港に向かうようにしてくださいね。

さて、私のこれまでの経験からこれは持参した方が良いというものをリストアップしてみます。

衣類

  • Tシャツ、ポロシャツなど各数枚
  • 長袖シャツ、長袖Tシャツなど数枚(重ね着できるタイプは便利)
  • ジーンズ(重いので2本程度)
  • 暑い場所に行く方はコットンパンツやショーツ。ジーンズは夏は暑いです。
  • 下着(必要なだけ。7枚あると1週間持ちますね。)
  • 靴:スニーカー、サンダルなどカジュアル系を各1足と、正装用の革靴、パンプスなど1足
  • スーツ1組(アメリカでぴったり合うスーツは値が張ります)
  • 長袖のジャケット1つ
  • セーター数枚(現地でも安く買えるので、高級な素材のものをお持ちであればそれを持参すればよいと思います)

普段着は現地でも安く変えるので良く着る普段着を数セット持参する。冬が厳しい場所に行かれる方は、長いダウンジャケットなど、現地で寒冷地仕様のコートを購入することをお勧めします。コートファクトリーなど冬物を安く買えるお店があります。

食品

  • お好きなインスタント食品をいくつか。(アメリカに到着したての数日の右も左もわからない状態の時に重宝するでしょう)
  • お好きなお菓子を少量

日本の食料品店が近くにない場合でも、アジア系のストアはだいたいどの町にも存在し、お米や麺など多くの日本食品も購入できます。スパイスやソース系などもそこで買い求めることが可能でしょう。ただし値段は高めになるのでお料理好きでこだわる方は日本からいくつかスパイスなどを持参しても良いかもしれません。

お土産

100円ショップでも良いので、お箸や手ぬぐい、ポストカードなどのかさばらない日本のお土産を持参するのは、いつか役に立ちます。

日本の歴史や文化について語っている本(英文)

外国人としてアメリカで学ぶ、生活すると、「日本はどうなの?」という質問をいつもされます。たしかに今はインターネットでほとんど調べられますが、大学のリポートなどには文章がどこから引用されたものなのか検索元を記すのが決まりです。出版物の場合にはその点、著者や出版年を正確に記すことができますので、本を持っていると役立つ時がきます。

常備薬

アメリカにももちろんドラッグストアはあり、風邪やアレルギーの薬などは安く購入できます。しかしながら、日本でいつも使っている薬もある場合にはお持ちください。私が日本に戻った時にいつも購入していまうのはうがい薬です。日本のものは利くような気がします・・・

女性の方:生理用品

昔は「アメリカの生理用品は大きく、日本のものに比べて性能が悪い」と言われましたが、今はアメリカ製品も進化しています。それほど違いを感じません。ということで最初の1パック分ぐらいお持ちであれば十分だと私は思います。

メガネについて

ここ数年メガネを新しくしていないという方。ぜひともこの機会に視力を調整した新しいものを作ってください。学ぶためにアメリカにいらっしゃるのですから、本の読みすぎで目が疲れやすくなります。

使い捨てコンタクトについて

有名ブランドの使い捨てコンタクトはアメリカの方が安いです。そのため現在お持ちの1年分ぐらいが無くなったあとは、現地の眼科医にコンタクトの処方箋を書いてもらったあとに、インターネット上で安くコンタクトを購入できます。コンタクトの処方箋は40ドルから80㌦ぐらいの幅で手にすることができます。目の検査については、保険が利く場合もあります。

結論としてはほとんどのものが現地でも手に入るということです。忘れ物があったとしてもあわてず騒がずお店に足を運んでみましょう。渡米のスーツケースに入れる衣類は愛着のあるもの、着心地が良いものを中心にすると良いと思います。それと、もしスーツケースに隙間があって重さにも余裕がある場合には、ゆかたとか甚平とか一枚いれておいてもよいですね。私が学生だったとき、留学生のパーティーなどで「あればよかったな」と感じたことがありました。

皆さんからの「これも入れておいた方が良い」というアドバイスがあればぜひともご意見、ご感想をください。

テキサス州オースティンの語学学校

アメリカ現地の留学エージェントとして、定期的に語学学校を視察したり、新たな学校を探したりすることができるのは強みです。7月のアメリカ独立記念日の長期週末を利用して、テキサス州の首都オースティンを訪ね、語学学校も見学してきました。

テキサスは実はアメリカで3番目に世界からの留学生を受け入れている州でもあります。留学生が注目するテキサスの魅力は、

  • 世界的に有名なテキサス大学系列の大学
  • ニューヨークやロサンゼルスに次いでビジネスチャンスも多い
  • 生活費の安さ
  • 夏の暑さはありますが、それでも比較的過ごしやすい場所

日本の方にはあまり注目されていないテキサスですが、これを機にテキサスにも目を向けてみてください。大きなテキサスは現地の人々も大きく手を広げて迎えてくれるはずです。

オースティンにある私立の語学学校はいづれもテキサス大学オースティン校から数分の場所に所在しています。テキサス大学オーステイン校はアメリカでもトップレベルの大学です。訪問した語学学校は全て同じ通りかすぐそばにあります。それでは今回訪問した語学学校をアルファベット順にご紹介します。

Aston インターナショナルアカデミー

Aston International Academy

この学校のアピール点は、少人数クラスのアットホームさ。学生の人口自体も小さいです。その分、先生たちからの目も行き届くという利点はあります。家族のような雰囲気の学校でいう御希望であれば良いと思います。テキサス州内の大学やコミカレとも数校提携があり、提携校に進学する際には条件付き入学も得ることができます。個人レッスンも受けられ、個人レッスンの授業料は一番安いです。

この学校についてさらに詳しく問い合わせる。

House of Tutors

House of Tutors

ハウスオブチューターズは中規模サイズの語学学校です。通年で平均100人程度の留学生を受け入れています。建物に入ったとたん、スタッフや先生が学生と和気合い合いと話している風景に出合いました。この学校の利点はフレキシブルな授業スケジュール。基本的にはフルタイムの場合、朝9時から午後2時までの授業スケジュールですが、朝が苦手と言う方は11時45分の授業からスタートし、夕方までの授業にすることも可能です。またフルタイムの場合、4つのクラス履修につき1つの選択クラスが無料でついてきます。5週間以下の短期で留学される方には、先生と1対1のプライベートレッスンもリーズナブルです。10レッスンで490㌦で、さらに1時間無料のレッスンがついてきます。ホームステイやアパートシェアなどの学生のリクエストにもできる限り対応するとのこと。学生へのサポートもアットホームさが伝わってきました。この学校についてさらに詳しく問い合わせる。

Texas Intensive English Program(TIEP)

TIEP

ご紹介している3つの語学学校の中では一番大きな学校です。年間の平均ではおよそ200人程度の学生がこの学校で学んでいます。この学校の特徴は、非営利の団体で加盟する、テキサス州内の32の公立大学の学長が組織のディレクターを務めるコンソーシアム(提携団体)が運営するプログラムの一つということです。そのため、コンソーシアムのメンバーであるテキサスの大学へ出願する場合には、条件付き入学も獲得できます。また世界各国政府の職員派遣プログラムや大学の短期語学講習の学生たちも多く受け入れています。日本からの教師陣や大学・高校からのグループも定期的に学んでいるそうです。滞在方法はテキサス大学の学生も利用するレジデンス、一般の学生寮が中心となります。この学校についてさらに詳しく問い合わせる。

テキサス州オースティンへの語学留学、あるいは語学留学後にはテキサスの大学への正規留学をしたいという方、御気軽にUSカレッジコネクションまでお問い合わせください。mail@usccinfo.com

アメリカ留学の保険購入

アメリカ留学を志す皆さんの中でも、もうすでに合格書類を手にし、今年の秋学期、8月渡米に向けて着々と準備を進められている方も多いと思います。

この時期すでに渡米が決まっている皆さんから質問をいただくのが、保険の購入についてです。アメリカで病気にかかってしまったときにその医療費がカバーされる医療保険は最低限留学生が加入しなければならないものです。

「アメリカのカレッジや大学に長期間留学する際にはどんな保険を購入すればよいのですか?」という質問には、いくつかの答えがあります。

  1. 日本から海外旅行保険を購入する。AIUなど大手の保険会社は留学生用の海外旅行保険を提供しています。日本から海外旅行保険を購入するメリットは、疾病以外にも、盗難や、例えばアパートでご本人の過失により火災を起こしてしまった際の個人賠償、所持品の紛失などもカバーされるということです。日本語での電話サービスがあるのも嬉しいところです。ただし、料金はその分高くなります。
  2. 学校が紹介する保険に加入する。学校が紹介する保険は医療と緊急一時帰国・避難のみの保険となります。学校によっては、外部の保険を購入しても、学校が定める保険を購入しなければならないという所もありますので、日本からの海外旅行保険を購入する前に、学校が外部からの保険を認めるかどうかを必ず確認してください。料金的には、医療保険のみですので、海外旅行保険に比べると基本的には安くなります。ただし、学校によっては料金が割高の場合もありますが。
  3. アメリカの保険会社が提供する留学生医療保険に加入する。内容的には学校が紹介する医療保険も、アメリカの他の保険会社が提供する留学生医療保険も変わりはありません。ではどうして3番を選択するのか?ズバリ料金です。何らかの医療保険に加入していれば、学校のものでも、外部のものでも構わないという学校であれば、リサーチをして料金の安い会社のプランを選ぶ価値はあります。例えばISOの留学生保険は学生の年齢にもよりますが、月々30ドル程度からのプランが提供されています。ということは、年間で360㌦程度の保険料も可能であるということになります。オンライン上で購入ができますので、クレジットカードさえあれば渡米前に購入することができます。

学校によっては選択肢なく、2番、学校割り当ての保険を購入する必要がある場合もありますが、それ以外の場合には、各保険を比較しながら一番自分にあったものを購入するようにすると良いと思います。

医療保険を購入したら、その保険内容を熟読してください。小さい文字でびっちり書かれていますが、内容を把握しておくことは重要です。保険が100パーセント料金を補てんする訳ではないからです。通院した場合、ご自身が払う料金(Co-Pay)は全体の何パーセントなのか、一定の料金に達するまでは、ご自身が負担しなければならないDeductibleはいったいくらなのかなど、知っておかなければならないことはいくつかあります。

また救急病棟の負担は、昼間の予約を取ってのオフィス訪問よりもかなり割高になります。負担の割合も必ず確認してください。

さらに、日本では病院に足を運んだその場所で、保険の内容確認と支払いが行われますが、アメリカは後日病院やオフィスより請求書が届きます。請求書の内容に疑問を持ったら遠慮せずにカスタマーサポートに電話すること。間違って内容が入力されていることなども多いためです。

気づいたもの勝ち、言ったもの勝ちのアメリカなのです。

アメリカビザの却下について

アメリカの大学の多くは秋学期、8月の末から新年度がスタートします。そのため、この時期は学生ビザの申込みで大使館は大忙しとなります。

「ビザ却下」
「面接で失敗」

インターネット検索をしてみると、そんなビザ却下の体験談に関する投稿が目立ちます。日本語のサイトでのこのような「ビザ取得失敗」に関する記事は最近目立っているかもしれません。

アメリカの9.11テロ事件を機に、大使館の審査も少し厳しくなったことは確かではありますが、ビザ取得失敗の書き込みが目立つということだけで、実際にビザ却下の件数が増えているという結論を出すのは早すぎると思います。

日本人の方の場合、ビザ申請の書類が揃っていて、落ち着いて面接に臨むことができれば、ビザ取得に問題はないと思います。噂に流されず、まずは以下のことに注意してみてください。

  1. ビザ申請のオンライン申請;DS-160が完成して、不備がない
  2. 充分な財産証明
  3. 留学の理由をしっかり言える
  4. どうどうと面接に対応している
  5. 帰国時期を明確に言える。日本へ戻る意思がしっかりとしている

社会人経験が長い方が、学生ビザを申請した場合には、ビザ取得が難しいとも言われています。

しかし、なぜ留学したいのか=留学によってキャリアアップにつながるなど、目的を明確にし、大使館の職員も納得する理由があれば、ビザがやみくもに却下されるということはないのです。ちなみに米国大使館はビザ却下についてQ&Aでも説明しています。

親子留学や未成年者の長期留学なども、時に問題がある場合がありますが、留学が必要な理由、帰国意思と帰国後の計画などを明確に話すことで、解消される場合も多いのです。

未成年者の場合には、英語も十分に話せず、おどおどしてしまい、職員がアメリカで一人でやっていけるか不安を持つというケースもあるようです。英語が完璧ではなくとも、身振り手振りで伝えようと努力する、堂々と対応するという姿勢を職員は見ているのです。

ウソは言わない。聞かれていないこと以上のおしゃべりは避ける。基本のようですが、意外に忘れがちなことです。

とにかくビザ申請の8割は書類の完璧さできまるといっても過言ではありません。アメリカ大使館のビザ申込みのウエブサイトも熟読し、書類の順番も守って、落ち着いてビザ面接に臨んでください。

最後に、ビザは一度却下されても再度挑戦ができます。

もし却下された場合には、何が原因だったかを必ず把握し、再挑戦してください。問題が解決していないのに同じ状態で再度ビザ面接に行っても結果は同じです。

必ず前回の問題を解消している。さらにはそれをしっかり説明できる状態にしてからビザ面接の再挑戦をしてください。

皆さんの御健闘をお祈りします。

USカレッジコネクションのビザ取得の流れもお読みください。

破格の学費でアメリカの州立大学に入学する!

アメリカの大学に正規留学を目指しているけれど、経費はできるだけきりつめたい。節約志向の皆さんへご紹介したい大学があります。

ミネソタ州にあるミネソタ州立大学モアヘッド校では入学を決めた留学生全員に、初学期は州内出身学生の学費価格(インステート)学費が自動的に適応される、「インステートスカラーシップ」を付与しています。

州立大学では、その州の出身で保護者が州政府に税金を納めている学生と、州外から入学して来るアウトオブステートの学生とでは、学費に大きな差があります。州外どころか、国境を越えて入学してくる留学生はアウトオブステート価格を支払うのが通常です。

ところが、ミネソタ州立大学モアヘッド校では、合格した留学生全員にインステート価格を適応するというのですから、留学生にとっては大きな特典です。

さらに、このインステート価格を2学期目以降も維持することを希望する学生は、

  • 2.0以上のGPA(成績)を保持する
  • フルタイムで授業を履修する
  • 1学期に10時間以上のコミュニティーボランティアを経験する

基本的にはたったこれだけで、インステート価格を続行し続けることができるのです。

このインステート奨学金は、学士プログラム、修士プログラム、双方の学生に適応されます。

ちなみに、ミネソタ州立大学モアヘッド校の場合、アウトオブステートの学費は1学期およそ6500㌦、インステートは1学期およそ3600㌦ですので、その差およそ3000㌦。大きいですよね。

さらに1アカデミックイヤー(9か月、秋学期と春学期)で計算すると、授業料と寮費の合計がおよそ16000㌦というのですから、これは場所によってはコミュニティーカレッジよりも安くなる訳です。

ミネソタ州立大学ですので、大学自体もアメリカでは認知されている良い大学ですし、安いだけでありません。

ビジネス、バイオロジー、教育、スピーチランゲージヒアリングなどが学生に人気の専攻ということ。また日本人の学生に人気のあるアスレチックトレーニングも専攻できます。ちなみにミネソタ大学モアヘッド校のスポーツチームはディビジョン2です。

なぜ、留学生にインステートの学費を提供しているのでしょうか?

答えは、キャンパス内をグローバル化させたいという大学の願いがあるからです。

モアヘッドからミネソタ州の都市であるミネアポリスまでは車で3時間半ほど。ノースダコタの州境にある小さな町です。

大きな都市に比べたら、もちろん多少不便なところもあるかもしれません。

でもゆっくりしたペースの小さなコミュニティーで、学業に集中したい。そしてもちろん留学資金を節約したい。

そんな方には向いていると思います。

ミネソタ州立大学モアヘッド校は日本の大学とも提携があり、現在40人以上がこの大学に在籍しているとのことです。

「町の人々は皆フレンドリーで温かく迎えてくれます。」

「治安もとても良いです」

ご自身も留学生であったという、留学生オフィスのコーディネーターはそうアピールしてくれました。

ヘクター国際空港は学校からも10分程度のところに所在しており、ミネアポリスやシカゴなどから空路で入ることができるのも便利だと思います。

ミネソタ州立大学モアヘッド校についてさらに知りたいという方は、お気軽にお問い合わせください。

アメリカ大学への出費:UCの学費がまた上がる?

アメリカ大学への正規留学を志す皆さんにとって、学費というのは大きな関心事です。

「年間にかかる学費と寮費はいくらぐらいですか?」

一番多く聞かれる質問です。

答えは、私立か州立か、コミカレか4年制大学か、またどこの州に所在するかで州立大学であっても大きく値段は異なるのです。

カリフォルニア州は州立のカリフォルニア大学(通称UC)の学費を来年にはなんと、32パーセント上げることを検討中と言うニュースが入ってきました。州立の場合、一般的には私立に比べると学費は安いというのが基本ですが、州の財政が苦しいと、そのしわ寄せは多くが教育にかかってきます。(実に悲しいことです)。

カリフォルニアの場合、財政が困窮しておりUCの学費は年々上がり続けています。現在はUCシステム10校の学費は一定なのですが、今後はキャンパス別に値段を変えることも検討されています。そうなると、ロサンゼルスやバークレーなど人気もあり、競争率も高い大学の学費が跳ね上がる可能性は十分にあります。

現在ですら、カリフォルアニア外の学生価格(アウトオブステート)は年間の学費のみでとってみると、アンダーグラジュエート(学士プログラム)で34000㌦以上。寮費など他の経費を含めた1年間の試算は52000㌦以上にもおよびます(2010-2011年価格)。

この価格は私立大学並み、大学によっては私立以上かもしれません。

UC系列の大学は日本の皆様にも人気です。名前も世界的に知れているところが多く、UCだったらと考えられるのかもしれません。

ただし、ここまで高くなってしまうと、同じレベルの他の大学も見直してみてはどうでしょうか?と提案したくなります。

例えば、バージニア州にあるジェームス・マディソン大学(JMU)はUC同様に州立の大学で、Tier1、つまり全米でもトップレベルの大学です。ワシントンDCにも車で数時間ほどにも関わらず、環境的には風光明媚な場所に立地しており、治安も良いです。

気になる年間の試算ですが、JMUの場合、

学費のみでとってみると、アウトオブステートの学士プログラムの年間の学費はおよそ22000㌦(2010-2011)、寮やそのほかの経費込みの年間の合計はおよそ32000㌦となります。

UC系列:52000㌦

JMU:32000㌦

20000㌦の差は大きいですよね。

JMUの場合、スタディーグループという語学学校エンバシーCESの姉妹会社が、ESLと大学準備プログラムを運営しており、高校や大学の成績さえ良ければ、条件付きで大学から合格通知がおり、2学期から3学期間に及び英語の補習を受けながら正規コースも少し履修するという、大学基礎プログラムや大学院準備プログラムを持っています。

ワシントンDCというアメリカの首都にも数時間で行ける場所に位置していながらも、治安の良い町にある大きな大学。トップレベルの州立大学で値段はUCよりも2万ドルも安い。

アメリカトップレベルの大学ながら、学費もリーズナブルということのみに集中するのであれば、他の州も見ていきますと、さらに値段が下がる場合もあるはずです。オハイオ大学、モンタナ州立大学、ノースダコタ州立などは、1年間の試算がさらに下がります。でも皆全米トップレベルです。

プログラムの質とその料金のバランスの良い「価値のある大学」選びをするのが賢い留学生ではないかと私は思います。

語学留学:まだ間に合う今年のサマーキャンプ参加

アメリカで初めての海外体験を!ジュニア向けの語学留学・サマープログラム参加をお考えの保護者の皆様も多いと思います。

「考えてはいるけれど、今からではもう間に合わないかも」そう思っていらっしゃいませんか?

中高生の語学留学・サマープログラム参加は今からでもまだ間に合います。

アメリカの語学学校では、夏休みや春休みなど長期休暇の時期には数週間の語学講習と寮やホームステイ、食事がセットになったパッケージプログラムを提供しています。会場も通常の語学講習所ではなく、近隣の大学や高校などを基本にし、参加者が寮でグループ行動をしながら2週間から4週間生活をともにします。

「語学学校のイベントの場合、日本人のみになってしまうのでは?」という質問もお受けしますが、

ジュニア対象のスペシャルプログラムには日本人の比率は少なくなります。ヨーロッパやアジアでも中国、韓国、台湾などの中高生が多いようです。保護者としては、グループで行動し、学校側からのスタッフも引率するこのようなスペシャルツアーは安心ではないでしょうか。

夏のスペシャルプログラムの大半は8月の第2週あたりで終了します。日本の夏休みの時期を考えた場合、夏休みに入ってすぐに参加できる形か、8月の第1週にスタートする形のプログラムが良いと思います。

FLSアウトドアキャンプ
FLSアウトドアキャンプ

ニューヨークやロサンゼルス近郊の大学や高校を会場としているプログラムの他に、USCCがおすすめするユニークなプログラムは、FLSインターナショナルが主宰するアウトドアキャンプです。日本の夏休みの時期にあうものでは、7月24日から8月13日までという開催期日があります。基本的には3週間のプログラムですが、うち2週間のみの参加も受け付けているということです。

なんといってもこのプログラムは10歳から参加できるのが魅力です。

期間中は週20時間の語学講習に加え、テネシー州のアウトドアを満喫するさまざまなイベントが組まれています。1泊のキャンプをしたり、乗馬に、ロッククライミングなどなど、アメリカの大自然を体験できるのではないでしょうか。

プログラムの詳細が記載しているFLSアウトドアキャンプのパンフレットもぜひご覧ください。

このほかにもUSカレッジコネクションは各語学学校が提供しているバラエティーあふれるサマープログラムをご紹介できますので、お気軽にご相談ください。ヨーロッパの学生さんを中心にこのサマープログラムは大変に人気です。寮に宿泊できる定員も限られておりますので、とにかくお早目にご連絡ください。

アメリカ大学で馬経営を学ぶ

モンタナ州立大学とフィンドレー大学

アメリカには3000以上もの大学機関があることは何度もご紹介していますが、多くの大学がユニークな専攻を提供していることも事実です。日本ではなかなか体験できないおもしろい専攻を持つ大学をシリーズでご紹介していきたいと思います。

問題:Equineとはどういう意味でしょうか?

答え:「馬の」という意味です。

アメリカの大学ではEquine Scienceや Equine Business Managementといって特に馬に関連した動物学や、経営を学ぶ専攻も提供されています。

モンタナ州立大学のEquine Scienceプログラムでは動物科学プログラムの一つの専攻として、馬に関する科学や技術に加え、馬経営について、マーケティングについて、馬のトレーニングや馬の行動学についてなどを学んでいきます。大学自体が30頭の馬を持ってり、インターンシップなども行われます。モンタナ州ということで、ロッキー山脈は目の前。大自然が好きと言う方にとっては素晴らしい場所だと思います。

オハイオ州にあるフィンドレー大学のEquine Business Managementは動物学やトレーニングはもとより、馬経営のビジネスにさらに力をいれたプログラムです。文科系の私立大学ですが、この馬術に関するプログラムで全米に知られています。馬経営プログラムの履修内容には、通常のビジネスの基本、会計学の基本、さらには法律などいう科目も入っています。選択科目についても、馬経営に関するさまざまなクラスから選ぶことができるのも魅力です。

馬は好きで趣味で乗馬などをしているという方は、どうせだったら学問として馬について学ぶ学位を取得してみませんか?

ビジネスや経営についても学ぶので、馬業界にこだわることなく、卒業後のつぶしも利くのではないでしょうか?日本の就職を考えるのであれば、このようなユニークな経歴はかえって良い印象を生むかもしれませんね。

大学やその近郊の広大な敷地で、実際に乗馬ができたり、馬に触れ合うことができるので、馬が好きと言う方にとっては大変に魅力的だと思います。

Equine Businessをアメリカの大学で学んでみたいと言う方は、ぜひとも一度ご相談ください。