コミカレvs ユニバーシティー

最近よくアメリカのコミュニティーカレッジ(あるいは通称コミカレ)とユニバーシティーの違いについて質問を受けます。今回はコミカレと大学の違いについて少し掘り下げてご説明したいと思います。

コミュニティーカレッジ

コミュニティーカレッジはコミュニティーという名前からも分かる通り、地域に根差した学校で州から助成金を受けて成り立っている高等教育機関です。コミュニティーカレッジは大きく分けて、職業訓練的なプログラムと進学プログラムの2つのプログラムに分かれます。市民たちへの趣味や教養の講座も提供されていたりするのもコミュニティーカレッジの特徴です。

進学プログラム(アカデミックコース)では大学教育4年間のうちのはじめの2年分、日本でいうところの一般教養の単位を取得することができ、プログラムを修了するとアソシエートディグリーが付与されます。アソシエートディグリーを取得した学生たちの多くはその後、4年制大学にトランスファー(編入)し、バチェラーズディグリー(学士)を取得しています。

コミカレに通う学生たちの多くは自宅から通い、働きながら夜間に授業を履修する学生も多くいます。学生の年齢層もさまざまなのも特徴です。

ユニバーシティー(大学)

これに対して、ユニバーシティーやカレッジと呼ばれる高等教育機関は、いわゆる日本の大学と同様4年間の一貫した教育プログラムで、フレッシュマン、大学1年生たちは一般的には高校を卒業してすぐに入学してくる若い学生たちです。ユニバーシティーではアカデミックな分野のみを教え、プログラムを修了するとバチェラーズディグリー(学士)が付与されます。またユニバーシティーではその上のマスター(修士)やドクター(博士)号も付与できます。

ユニバーシティーの多くはスポーツチームを持ち、スポーツ奨学金なども付与されます。フレッシュマンから大学に入学してくる学生たちは通常学生寮に住んで、はじめての親元を離れての生活を始めます。

どうして、コミカレから始めることを選ぶのか?

理由としては高校の成績があまり良くなかったと言う場合と、大学教育のはじめの2年間の授業料を抑えるという資金的な理由による場合、あるいは両方というのが答えになると思います。

コミカレの入学条件は高校を卒業していること。(留学生の入学基準は高校を卒業していることに加えて、TOEFL基準点をクリアする必要はあります)。高校の成績の良し悪しは問われません。そのため、高校の成績が良くなかったという学生たちにとってはセカンドチャンスが与えられます。つまり、コミカレの成績次第では有名大学への編入も夢ではなくなるのです。

資金的な面では、コミカレの学費はユニバーシティーのそれに比べて半額以下に抑えることができます。これは大きいです。はじめの2年だけでも学費を抑えておいてあとは、多少学費が高くとも有名な大学に編入したいという方もコミカレからスタートする価値はあります。

ユニバーシティーに1年生から進学するか、コミカレから始めてユニバーシティーに転学するか

どちらも利点と注意すべきことがあります。どちらが向いているかじっくりと考えてみてください。

コミカレから始めようという皆さんは、将来的に進学したいユニバーシティーが所在している州にあるコミカレを選ぶと良いと思います。最近は同じ州にある大学とコミカレが提携し、2プラス2というプログラムを打ち出しています。これはコミカレで取得した単位を全て大学に移せることを保証し、大学に編入後は専攻科目のみを取得して2年以内で学士取得にこぎつけるというものです。

コミカレの注意点として、取得した単位が編入先に移らない場合もあるということですが、このような州内で提携を持つコミカレを選ぶと時間とお金を無駄にせずに留学生活を送ることができると思います。

最後に現在日本の大学生の方で、成績を上げるためにまずはコミカレからということを相談される方もいらっしゃるのですが、現在すでに大学の単位を履修中の方にとって、コミカレが解決法になる場合とならない場合があるということをお気を付けください。この場合にはぜひ一度ご相談いただければと思います。

アメリカのコミカレで高校卒業資格も取得

高校からアメリカへ進学したいという方のお問い合わせをお受けすることがあります。実はアメリカでは基本的に学生ビザ(F-1)ビザでは公立の高校へ進学することはできません。

というのは、アメリカでも公立の学校システムは授業料が政府の援助により無料であるため、留学生であろうとも公立の学校で学ぶための授業料は政府が支払うことになっているのです。F-1学生は学費支払いの義務が学生自身に生じるため、学費を払う必要のない公立高校にはF-1ビザ学生は入学できないのです。

では、公立高校には留学生はいないのかといえば、そうではなく、国際間の交換留学プログラム(J-1ビザ)を利用して各高校とも留学生を受け入れています。このお話しはまたあとでさせていただきます。

話を元に戻して、学費の支払いが発生する私立の高校の場合には、F-1で渡米してくる留学生を受け入れているところもあります。私立高校で留学生を受け入れているところは、教育レベルも高く、多くの学校が寮を持っています。将来的にアメリカで大学進学を目指しているのであれば、このような私立高校からはじめることは大きな利点になります。ただし、私立高校の学費は日本同様やはり高めです。

そのような中、アメリカの高校進学の代わりとして、本来であれば高校を卒業してから進学するはずのコミュニティーカレッジが画期的なプログラムを打ち出しています。

ハイスクールコンプリーションプログラムと呼び、小学校からの義務教育を10年以上終了していながら、まだ高校を卒業していない学生が対象です。コミュニティーカレッジの学位取得に必要な授業を履修する一方で、高校卒業認定に必要な授業や試験を平衡して受けていきます。そしてカレッジの単位を全て取得するころには、同時に高校卒業資格も正式に得られるというものです。

現在この高校卒業認定プログラムを持つコミュニティーカレッジはワシントン州に多くあり、特にこのワシントン州は留学生へもこの高校卒業認定プログラムを解放しているところが特徴です。日本人の方にも人気のシアトルやその周辺都市のコミュニティーカレッジでもこの高校卒業認定プログラムを留学生に提供しています。

他の国では高校までの義務教育年数が11年という所もあり、まずはコミカレ提供の高校終了プログラムでアメリカで認められる高校卒業の認定を受けてから4年制大学へ進学する留学生も多いようです。

料金的にもコミュニティーカレッジの学費は通常の4年制大学の学費に比べて半額かそれ以下ですので、資金も抑えられ一気にアソシエートディグリー取得まで行けるのは魅力です。

この高校卒業認定プログラムに入学する学生の多くは18歳以下の未成年ですので、カレッジの環境をしっかりと選びたいものです。また滞在方法もどうするのかが気になるところです。

例えばシアトルの場合は、18歳未満の学生はホームステイを行うことが入学の条件になっています。国際都市で留学生を対象にしている大学やカレッジのプログラムも多彩なシアトル周辺では、ホームステイもアメリカ人家庭に浸透しており、学生の受け入れも慣れています。

高校留学をお考えの方は、コミュニティーカレッジの高校卒業認定プログラムもその選択肢として考慮されると良いと思います。ご質問やお問い合わせはお気軽にUS カレッジコネクションへお寄せください。

アメリカ留学:オーランド、タンパの魅力

アメリカ留学を志す皆様へ、留学先の候補に加えていただきたいアメリカ都市をシリーズでご紹介しています。今回はディズニーワールドで有名なフロリダ州のオーランドとそのすぐ近くにあるタンパという二つの都市について。

オーランド周辺と言うと、やはりディズニーワールドが頭に浮かび、留学よりも観光というイメージを持たれる方が多いと思います。

しかし、このオーランド、タンパ近辺には優秀な大学が複数所在しているのです。

オーランドにある公立のセントラルフロリダ大学は、アメリカ国内でも有数の大きな大学です。5万6千人以上の学生が学び、200以上のプログラムが提供されているので、必ず何か学びたいものが見つかるといっても過言ではないと思います。

タンパにあるサウスフロリダ大学も有数の総合研究大学で、世界中から学生が集まってきます。留学生への対応も良い大学です。さらに私立になると、タンパの街中に所在する美しいキャンパスのタンパ大学。歴史的にも有名なタンパベイホテルを改造した校舎は、今でもタンパ市の名所として知られています。

3校とも多くの留学生を受け入れている国際色豊かな大学です。

さらに、ホスピタリティーマネージメントを学びたい学生さんにとっては、やはりディズニーワールドが近くにあるというのは魅力です。ディズニーはアメリカ国内のみならず、世界中の大学生を対象にしたカレッジプログラムを提供しています。ディズニーの施設でインターンシップをして、大学からの単位も降りるというもので、アメリカ国内、そして世界中から集まってくる学生たちとの交流も深めながら貴重な経験ができると思います。

ちなみに、このディズニーのインターンシップについては、ホスピタリティー専攻である必要はなく、生物学、コンピューター、エンジニア、放送、演劇、音楽、会計などなどさまざまな専攻分野の学生がその学習分野を生かしたインターンシップができるということです。

もちろんコミュニティーカレッジも各都市にありますので、先にアソシエートディグリーを取得してからという方も大丈夫。

語学講習の場合にも大手の語学学校がオーランドにキャンパスを持っていますし、サウスフロリダ大学付属の語学講習所もあります。

温暖な気候のタンパ、オーランド地域の優秀な大学で学べるのであれば、これはチャンスですね。

アメリカ留学:I-20が発行されてからするべきこと

アメリカ留学を志し、ついにこの秋学期からの入学許可が下りたという方もいらっしゃると思います。F-1ビザが必要な留学生には、通常合格通知と一緒にI-20というビザ申請に必要な書類が届きます。「I-20が届いてからやるべきこと43箇条」という面白い書き込みを見つけましたのでご紹介したいと思います。

I-20が届いてからやるべきこと43箇条」という書き込みは私がよくチェックするハッピースクールブログというサイトで、インドの留学生を対象にてアメリカ留学についてのさまざまな記事が書かれています。インドからアメリカへやってくる留学生の数は世界で2番目に多いので、このようにインド人学生をターゲットにしたブログがあるのも頷けます。ちなみにアメリカ大学で学ぶ留学生の数1位は今年は中国がインドを抜いて1位になっています。

インド学生対象のブログとはいっても、ビザや移民法に関する書き込みも充実しており、他の国の学生にとっても役に立つ情報が多いと思います。今日はそのハッピースクールブログが薦めるI-20が届いてからやるべきこと43箇条のうち、私も同意する17箇条をご紹介したいと思います。

I-20が届いてからやるべきこと

  1. I-20に記載されている情報を一字一句こぼさず熟読すること(特に2ページ目)
  2. I-20に記載してある学生の1年間の試算について確認すること
  3. I-20に記載してある学校のスタート日を確認すること。
  4. あなたの名前が正しく記載されているか確認すること(特に重要!)
  5. ビザ申請の書類を準備すること
  6. SEVIS手数料をオンラインにて支払うこと
  7. ビザインタビューの予約ととること
  8. ビザインタビューに臨み、ビザを取得すること
  9. 空港ピックアップサービスを予約すること(特にはじめての渡米の方)
  10. すぐに入寮できないなどの場合はホテルなどを予約すること
  11. アメリカドルの現金とトラベラーズチェックを用意すること。(タクシーやバス利用に現金が必要)
  12. アメリカ行きの航空券を購入すること
  13. 乗り換えがある場合には、余裕のあるスケジュールを組むこと(入国審査があるため)
  14. スーツケースに荷物を詰める(重さに注意!)
  15. 機内への持ち込みの荷物の中にI-20や合格通知など必要な書類をしまうこと(重要!)
  16. 入国審査では落ち着いて返答すること
  17. 学校が始まる前に開催される留学生対象のオリエンテーションに必ず参加すること(重要!)

毎年I-20を持たずに飛行機に乗ってしまううっかりものの学生さんがいらっしゃいますが、I-20とパスポートは必ずご自身が持ち歩くカバンにいれて渡米をしてください。ちなみに、もし、I-20を忘れてしまったことを機内で気が付いたら・・・・・あわてず騒がず、入国審査でその旨を伝え確かに学校から入学許可がおりていることが判明しますと、30日間の一時的な入国許可がおります。その後は速やかに各学校の留学生オフィスへ足を運び説明を受けましょう。

アメリカ留学:フィラデルフィアの魅力

アメリカ留学を希望する皆さんへ、留学先の候補に加えていただきたいアメリカの都市をシリーズでご紹介しています。今回はペンシルベニア州のフィラデルフィアについて。

ペンシルベニア州の最大の都市がフィラデルフィアです。歴史的には1890年から1990年まで、フィラデルフィアはアメリカの首都でした。その後アメリカの首都はワシントンDCに移り現在にいたります。独立記念館や自由の鐘などアメリカ建国ゆかりの建造物もフィラデルフィアには見られます。

ところで、このフィラデルフィアはシカゴ、ボストンなどとならんで、市内に多くの大学が所在していることでも有名なのです。ペンシルベニア大学はユニバーシティー・オブ・ペンシルベニアということで、英語ではそれを縮めてユー・ペンと呼ばれています。また工学系が強い、ドレクセル大学にトーマスジェファーソン大学、さらには日本にもキャンパスがあるテンプル大学もフィラデルフィアに所在しているのです。

ちなみに、ユーペンと並んでもう一つアメリカでは縮めた名前のニックネームの方が有名な大学がペンステート、ペンシルベニア州立大学です。どちらも大規模な大学ですが、ユーペンとペンステートは二つの異なる大学で、ペンステートの方はユニバーシティーパークに所在しています。

州立、私立大学進学へのサポート役にもなる、2年制コミュニティーカレッジもフィラデルフィアやその郊外にあります。また語学講習に関しては、大手の私立語学学校も数校キャンパスを持つ他に、ドレクセル大学も独自の語学講習所を持っています。

いきなり大都市のフィラデルフィアに飛び込むのはちょっとという方には、ペンシルベニア州の小さな町ロックヘイブンにあるロックヘイブン大学内に語学学校のFLSインターナショナルが集中英語プログラムを提供しています。

フィラデルフィアはアメリカの他の大都市にも比較的容易に移動しやすいというのも魅力です。ニューヨーク、ワシントンDC、メリーランド州のボルティモア各都市はだいたい130キロから200キロ圏内です。

週末の小旅行にはぴったりです。各都市のチャイナタウン間を往復する格安長距離バスも人気です。

もちろん、フィラデルフィアに滞在したら、フィリーステーキを必ずご賞味ください。これは牛肉の上に溶けたチーズがのっているサンドイッチで、露店も多くでています。

それからフィラデルフィアはこれまで多くの映画の舞台にもなっています。皆さんはいくつ挙げられますか?

ESTA 電子渡航認証システム登録を忘れずに

夏休みを利用しての短期アメリカ滞在の皆様からのお問い合わせが増えています。90日以内でアメリカへご訪問の方は、ビザを必要としない観光滞在の身分で渡米することが可能です。

英語ではVISA Waiver(ビザ免除)といいますが、一つ気を付けなければならないのは、2009年の1月よりビザ免除でアメリカ入国予定のすべての方が事前に電子渡航認証システム、ESTAのウエブサイトからオンライン上で渡航認定を受ける必要があるということです。
ESTAへの登録をせずに空港へ向かいますと、搭乗を拒否されますので事前に必ず登録を行ってください。

以前アメリカへ旅行された方はご存じだと思いますが、これまでは搭乗時の飛行機の中でI-94という出入国管理カードの記入をして、入国審査を受けていました。ESTAのウエブサイトで事前に入力する情報は、お名前、ご住所、パスポート番号、パスポートの有効期限など、内容的にはI-94に記入する内容となんら変わりはありません。渡米時のフライト情報や現地の滞在先などもESTAの登録で聞かれますが、これはわかっていれば入力すればよいというもので、記入の義務はありません。

これまではI-94を通して渡米してきてからしか入力していなかったアメリカ訪問者の情報を、事前に把握することでより安全なアメリカを目指すという考えがESTA導入には込められていると思います。

ESTAを説明しているUS Customs and Border Protection (USCBP)のホームページは多言語での説明も行われています。良く聞かれる質問(Q&A)などをお読みになり、落ち着いてオンライン登録を行えば難しいことはありません。記入は全て英文になります。登録にあたり、手数料が現在では14ドル必要でクレジットカードでのお支払となります。

ESTAは一度登録しますと、2年間有効。つまり2年以内であれば、次回同じくビザ免除で渡米の際には登録の必要はありません。ただし、2年以内にパスポートが切れる場合、お名前などが変わったことで新たなパスポートを入手された場合などは、その時点を持ってESTAは無効となり、再度申請をする必要があります。

この夏渡米予定がある方は、前にESTAを申請したのがいつだったかご確認ください。また初めての方は、渡米が決まった時点で航空券の入手をまたずにESTA入力をするのも問題ありません。忘れる前にやってしまった方がよいかもしれませんね。

ESTAのウエブサイトはこちらから:https://esta.cbp.dhs.gov/esta/ (日本語での説明を見るには、ページ上部の言語選択で日本語を選ぶ)

アメリカで使える携帯電話

アメリカへの短期滞在を予定されている方にとって、悩みの種なのが現地で使う携帯電話について。数週間の観光旅行であれば、日本から携帯電話レンタルを利用するのが一番便利なのですが、通話料金が割高なので、数か月滞在と言う場合には料金がかさみますね。

長期滞在になるとたしかにアメリカの携帯電話サービスを利用することが選択しにあがってきますが、ソーシャルセキュリティーナンバーがない留学生は契約時に多額のデポジットを支払う必要があったり、最低でも2年契約が必要であったりする場合があったりするのも事実です。料金的にも、明記されている料金以外に、いろいろな手数料が加わって最終的にはびっくりする料金を請求されたりすることもあります。例えば、マンスリープランが50ドルのはずなのに、合計すると70ドルは支払っているのも当たり前に出てきます。携帯電話料金はばかにならないのです。

そんな中、アメリカに住む日本人のための格安携帯電話サービスHanacell ハナセルが今注目を浴びています。月額基本料金がなんと9.99ドルでその中に無料通話9.99ドルがついてくるというもの。つまり、9.99ドル以内に通話料金を納めればそれ以上に料金が請求されることはないのです。アメリカの大手携帯電話会社であるAT&Tの電話回線を使用しており、通話料金もアメリカ国内通話で1分0.25ドル(送信、受信とも)さらに日本への国際電話も固定携帯電話へともに1分0.5ドルというリーズナブルさ。契約時のデポジットもありませんし、なにより最低契約期間も一切ないというのも魅力です。つまり、2か月、3か月という滞在でもこのハナセル携帯を利用できるという訳です。

電話自体は購入の必要があります。現在ハナセルで提供されている携帯電話の機種は5機種。今皆が持ちたがっているスマートフォンもこの4月から発売されましたし、ニッポンSIMカードに差し替えることでそのまま日本でも利用できる携帯や、料金を抑えたいという方のためには49ドルから電話が購入できます。

たしかにスカイプを利用してインターネットから格安で電話ができる時代になりました。メールでご家族や友人ともコミュニケーションが取れ、電話はなくとも生活ができるかもしれません。ただし緊急時の連絡方法として、あるいは友人との待ち合わせの時など、やはり携帯はないと困るものだと思います。

ハナセルの携帯サービスはクレジットカードさえあれば、オンライン上で簡単に契約できます。ソーシャルセキュリティーナンバー記入の必要もありません。渡米前に日本から契約をすると、日本に電話が届くので、アメリカの空港についたその時から携帯電話が使用できます。最近は空港であっても公衆電話を探すのは一苦労です。アメリカについてすぐに携帯電話が使用できるのは安心です。現在アメリカにお住まいの方も同様にウエブサイトから契約ができ、電話はお住まいの場所に届きます。

ないと不便な携帯電話、でも契約や購入に大変な思いをされていた留学生。そんな皆さんの役に立てないかと思っていたら、ハナセルさんとのタイアップができることになりました。

U.S.カレッジコネクション経由でハナセルを申し込まれた方には以下の特典もついてきます!

  1. 送料無料
  2. 渡米前の方は日本滞在中の月額基本料金が無料(通常は商品が到着した日より月額基本料金の9.99ドルが課金されるのですが、この特典では渡米日に月額基本料金が引き落とされます)
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上記の特典を受けるには、ハナセルのウエブサイトからお申込みください。

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アメリカ大学・大学院の調べ方

アメリカの大学や大学院に正規留学を目指す方からのお問い合わせが増えています。現在日本の大学生でアメリカの大学への編入をお考えの方、あるいは卒業後にアメリカの大学院進学も考慮されたい方、社会人でキャリアアップとして大学院進学を目指すという方もいらっしゃいます。

アメリカ正規留学を目指す方にとって、どの学校を選ぶか、そこで何を学ぶかということは大変重要です。しかしながら、アメリカには大学機関が3000以上あるというのも事実。「どうやって大学を選んでよいのかわからない。」というご質問も良く受けます。

ということで、今日は大学選びのヒントをお伝えします。

大学の調べ方には大きく分けて3つの方法があると私は思います。

  1. 大学の評判、専攻の評判から選ぶ
  2. この場合には全米中を対象にアメリカの大学ランキングなどを参考にしながら、自分の成績などを考慮した射程距離内の大学からベストな所を選ぶというのが方法になります。まずは大学を決めてから、滞在場所が決定するという順番となりますね。

  3. 滞在したい都市や州が決定している場合
  4. この場合には希望滞在都市や州の中にある大学をリストアップし、州内での大学ランキングや各大学のホームページなどを調査した上で出願大学を決めるという方法になります。もちろん希望滞在都市や州が決まっている場合には、学校選択は少し簡単にはなりますが、希望する専攻が提供されていない場合もありますね。その際には、第2希望の専攻でも良しとするか、他の場所に変えるかの決断をする必要もでてきます。

  5. 全てがまだ漠然としている場合
  6. アメリカへの正規留学はしたいが、まだまだ何を学びたいのか、どこに住みたいのかも分からないという方。この場合には、まずは自分自身を見つめなおし、自分のライフスタイル、趣味、将来の夢などを考えてみてください。都市にも行きやすい便利な場所に住みたいのか、多少不便でも学費が安いところが良いのかなど、「譲れないもの」をいくつか挙げることで大学選びもクリアになってくると思います。

大学を調査する時にアメリカ国内や州内の大学のランキングを調べるということは重要です。

アメリカで最も信頼されている大学ランキングや学校情報の情報源としては、US NewsPrinceton Reviewなどをお勧めします。

例えば、US Newsのアメリカ国内大学ランキングを見てみますと、トップ190の大学を見ることができます。また、ランクインをしていない大学でも良質のプログラムを持っているところ、州別、地域別での大学情報も入手できます。3000も大学があるアメリカですので、一握りのトップ200に入っていない大学でも良いプログラムを持っているところはたくさんあります。

重要なのは、上記したUS News やPrinceton Reviewなど「客観的に」大学を審査したリサーチを参考にするということです。その上で気になった大学のホームページをのぞき、ご希望の学部の様子などを調べてみてください。大学が持っているFacebook やYouTubeなどを見てみると学生たちの生の声を聞くこと、見ることができます。

さらに自分で学校の調査をやってみることで、自然に英語で文章を見るという作業をしていくため、英語の勉強にもなるという特典付きです。このような作業を通す中で留学への思いがより一層深まっていくのではないでしょうか。

留学をされる学生の方一人一人がこのような調査をした上で留学アドバイザーとお話しをするというのがベストな形だと思います。

アメリカ留学:サンフランシスコの魅力

サンフランシスコ
サンフランシスコ

アメリカ留学を志す皆様に、留学先の候補に加えていただきたいアメリカの都市をシリーズでご紹介しています。今回は、有名なサンフランシスコについて。

サンフランシスコはアメリカ人の間でも訪れてみたい場所の上位に入る、人気の観光都市です。平均最高気温は真夏でも摂氏20度程度、冬でも14度ぐらいと、気温の差があまりない住みやすさも魅力です。このような気温からでしょうか、市民も温厚で観光客にもあたたかく接してくれるようです。都会であっても緑が多く、路面電車が傾斜の多い町を進んでいく風景はテレビや映画でも多く紹介されています。

サンフランシスコはニューヨーク市に次いで、公共交通機関への依存度が多い大都市でもあり、地下鉄、路面電車やとローリーバスが市内を網羅。自分で車を運転しなくともどこにでも行けるというのは、留学生にとっても魅力的です。

サンフランシスコ市内に所在する大学やカレッジで大きなところでは、私立のサンフランシスコ大学、サンフランシスコ州立大学(Cal State系列)、カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UC系列)。この3大学は非常に混同しやすいのですが、皆別の大学です。3校とも大きな総合大学です。コミュニティーカレッジとしては、シティーカレッジオブサンフランシスコがあります。

私立の語学学校も所在していますし、コミュニティーカレッジの語学講習所という選択も可能です。

またサンフランシスコとロサンゼルスのちょうど真ん中あたりにある、サン・ルイス・オビスポ(San Luis Obispo)にあるカリフォルニア・ポリテクニック州立大学はアメリカ全土のベスト大学にもランクされる良質の大学です。理系で成績も良いという方は、ぜひチェックしていただきたい大学ですね。大学自体は風光明媚な山の上にあり、キャンパスには馬もいたりします。

サンフランシスコはその環境の良さ、交通の便の良さ、日本の食材も容易に入手できるなど、日本人がアメリカに来ても一番ギャップを感じることが少ない場所であると思います。たった2日だけサンフランシスコを訪問した私の友人も「生活するには良い場所」という感想を語っていました。

これからやってくる夏休みの数週間、短期の語学留学をしたいという方にもおすすめの場所です。

アメリカ留学:ノースカロライナ州ローリー市周辺の魅力

ローリー市
ローリー市ダウンタウン

アメリカ留学を志す皆さんへ留学先の候補に加えていただきたアメリカの都市をシリーズでお伝えしています。今回はノースカロライナの州都であるローリー市とその周辺の都市をご紹介します。

アメリカ南部の学術都市と言えば、ノースカロライナ州のローリー市周辺でしょう。有名なデューク大学があるダーラム、ノースカロライナ州立大学のあるローリー、さらにノースカロライナ大学チャペルヒルがある、チャペルヒル。近隣同士であるこの3つの都市を称して、研究都市の三角地帯「ザ・トライアングル」という程です。ダーラムにあるリーサーチトライアングルパークはアメリカで一番大きく、権威のある研究施設の一つです。このあたりは南部の中でも洗練されたイメージがあります。

アメリカのトップ大学として毎年登場するデュークはもちろんのこと、ノースカロライナ大学チャペルヒルも「価値のある大学」の一つとしてU.S. ニュースの大学ランキングの上位に登場しました。

黒人学に興味がある方に特筆すべきなのは、ノースカロライナは歴史的黒人大学(Historically Black Colleges and Universities, HBCU)を一番多く持つ州でもあるということです。ノースカロライナ州に11校あるHBCUのうち、ダーラムにあるのがノースカロライナセントラル大学、ローリーにある小さなクリスチャン系のセイント・オーガスティンカレッジもHBCUですし、一番大きなそしてマーチングバンドも有名なHBCUであるノースカロライナA&Tはローリー市からも車に西に1時間30分ほど走らせると到着するグリーンズボロ市にあります。

4年制大学に進学する前にまずはコミュニティーカレッジからという学生にも多くのコミュニティーカレッジがノースカロライナにあります。ノースカロライナ州で語学講習という場合には、大学やコミュニティーカレッジ付属の語学講習所が中心になります。

ノースカロライナは温暖な気候ながら、四季を感じられる場所でもあるので日本人としては嬉しいところです。州都であるローリー市は大きなビルも立ち並ぶ都会でありながら、自然を楽しめる場所も近郊に多くあるのも魅力ですね。

近隣3都市に3つの大きな大学が所在するため、カレッジスポーツの観戦は住民にとって大きな楽しみとなりますし、プロフェッショナルスポーツの本拠地があるのもこの地域です。カレッジタウンとビジネスの中心を兼ね添えたローリー周辺はバランスの取れた町であると言えます。